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5月の雇用情勢は引き続き着実であることを示すデーターが発表された。6月6日の労働省の報告によると、非農業部門の 5月の雇用は217,000拡大し、失業率に変化はない。雇用は専門およびサービス業、医療分野と社会扶助、飲食業、輸送および倉庫業で増大した。

しかし、5月の失業率には変化はなく6.3%であり、失業者数も980万で変化はない。年間の失業率は1.2%ポイント減少し、失業者数も190万人減少した。成人男性の失業率は5.9%、成人女性の失業率は5.7%、男女十代は19.2%である。人種別には白人が5.4%、黒人は11.5%、ヒスパニックが7.7%、アジア系(非季節調整済)は5.3%であり、グループ別の失業率は4月とさほど変化はない。

失業者の中で仕事を失った個人及び暫定的な仕事を終えた人数は5月に218,000減少した。再就職者の数は過去1ヶ月間で237,000増大し、4月の大幅な減少を一部相殺した。再就職者は以前就業していたが、現在の仕事を探し始める前に労働力に参入していなかった人達である。27週間以上の長期失業者数は5月に340万人であり、基本的に変化はない。これらの個人の失業率は34.6%である。過去12ヶ月で、長期失業者は979,000人減少した。

また、5月の民間の労働力率は62.8%であり、前月と変化がなかった。労働参加率は昨年の10月から明確な動向は見られないが、年間で0.6%ポイント低下した。5月の雇用人口比率は、58.9%で、年間ほとんど変わっていない。また、経済的な理由でパートタイムを選ぶ非自発的パートタイム労働者は730万人で5月もあまり変化はなかった。このような個人は、労働時間を削減されたか、又はフルタイムの仕事を見つけることが出来なかった為、パートタイムで働いていた。5 月に仕事を探すことを諦めた人達は697,000人であり、前月とさほど変化はない。学校への出席及び他の理由で仕事を探さなかった人口は5月に140万人である。

5月の職業別の雇用拡大は専門業およびサービス業で55,000の雇用を追加した。コンピューター.システムの設計および関連サービス、経営と技術コンサルティングは7,000の雇用を追加した。一時援助サービスの雇用は上昇傾向を続けていて、5月には14,000の雇用追加があり、年間で224,000の増大があった。医療および社会的支援サービスは55,000の雇用を追加した。健康産業は1ヶ月で34,000の雇用を追加した。これは前年12ヶ月の月平均の2倍の上昇である。また、5月の健康産業の中で、医師のオフィス、外来診療センター、在宅医療を含む外来医療サービスの雇用は23,000拡大し、病院で7,000の雇用を拡大した。また、社会扶助で21,000の雇用が増加し、過去12ヶ月間で月平均7,000の増加があった。

更に、レジャーおよび歓待、飲食サービスは引き続き成長していて、5月には32,000の雇用拡大があり、年間で311,000追加した。運輸と倉庫業の雇用は 16,000増加した。この業界は過去12ヶ月で月平均9,000の雇用を拡大した。また、5月には送迎サービスは6,000の雇用、 メッセンジャー業務が4,000の雇用を拡大した。5月の製造業の雇用はさほど変化はなかったが、年間で105,000の雇用を拡大した。業界内では、耐久消費製品業界は5月に17,000の雇用を追加した。

5月の民間非農業部門の全従業員の週平均労働時間は、34.5時間で変化はない。製造業の週労働時間は0.2時間増加し41.1時間に微増し、工場の残業時間は3.5時間で変化はなかった。民間非農業部門の生産および非管理職の従業員の週平均労働時間は33.7時間で変化はない。5月の民間の非農業部門の全従業員の平均時給は5セント上昇し24.38ドルである。この分野での平均時給は過去12ヶ月間で、2.1%上昇した。5月の民間部門の生産及び非管理職の従業員の平均時給は3セント増加し20.54ドルである。

5月の雇用情勢は、全ての業界で雇用の拡大傾向を示し、初めて景気後退前のレベルに戻ったと言われている。総体的に1ヶ月間の雇用成長率はスローであるが、着実に経済回復に向かっていることを示唆している。大半の専門家は、今年下半期の経済成長率は 3%から3.5%に達すると予測している。また、5月は医療業界で著しい雇用が拡大していることが特徴である。4月のオバマ政権の報告では、オバマケアの加入者は医療保険市場を通して、800万人以上に達したため、これが要因であると思われる。

 

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