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VAスキャンダルが発覚し5月末に退役軍人省の長官エリック.シンセキが辞職した後、暫定的な長官となっているスローン.ギブソンは診察が遅れている退役軍人のスケジュールをアレンジすることに努力しているようであるが、9日、その具体的な人数が確認された。また、先週VA医療システムを改善するための法案が上院議会で協議され、一部のリーダー達の間で合意に達したことが判明している。

9日のワシントン.ポストによると、元兵士の57,000人以上は最初の退役軍人病院または施設の最初の訪問に少なくとも90日間以上待っていると報告されている。過去10年間で同省の健康システムに加入した後、ネットワークの医者を一度も訪問したことがない退役軍人は64,000人いることが判明した。また、同省は、スケジュールを確保した人達の13%は、待ち時間が短いことを印象づけるため予約日付を改ざんするように言われていたという。この情報は731VA医療センターの内部監査によるもので、同省が公表したものである。報告書は、複雑なスケジュール設定の慣行が事務員と上司間で混乱を招く要因となり、問題を悪化させたと述べている。また、退役軍人の医療システムの需要が増大しているため、14日以内に患者を診察するという目標は達成不可能であったことを明確にした。報告書は、スケジュールの記録を操作するよう指示されていたと下級ランクの職員が主張していたことを立証する結果になった。

退役軍人上院委員会の委員長バーニー·サンダースは、先週から法案の作成を援助していた。この法案には、一定期間以上に待たされる退役軍人が他の民間の病院で治療を受けることを可能にする特別措置に加えて、18州で28のVA医療センター施設を賃貸し、医者および看護婦を雇用するため5億ドルを提供することが含まれている。正式な長官任命を受けていないギブソンは「従来の文化を変える」と公約し、ネットワークの信頼を回復することを強調し「私は現状維持の一部にはならない」と明言した。同省のスタッフは、厳密な予約時間の設定を促進するため、非公式の待機リストに記載されていた全ての退役軍人に連絡を取り、民間の医療施設に連絡を取り始めた。また、移動式の医療チーム隊を配置し、アリゾナ州のVAクリニックの役員3人を回顧したという。

サンダースが援助し考案された法案は5日に一部の上院議員との同意に達したばかりであり、今週から上院議会で投票前の本格的な協議が始まる。アリゾナ州のフェニックスでは1,700人の退役軍人が長期的に待たされていて、問題が最も顕著である。5日のワシントン.ポストによると、同州の共和党上院議員ジョン.マケインが先導した共和党グループとサンダースとの間で4日間の協議が行われ合意に達した。代表者が合意した法案は、今週上院全体での協議に入り、投票が行われる。上院で通過すればその法案は下院議会に送られることになっている。最終的に通過すれば、長期的な待ち時間を経験しているか又はVA施設から40マイル(64 Km)以上離れた所に住んでいる退役軍人は民間の医療施設を利用することが可能になる。基本的には個人が選択できるようになるためもっと柔軟になることは確かである。

上院で通過する可能性はあっても、下院で通過する可能性があるかどうかは不明である。下院議会はVAスキャンダル発覚後、不正に関与した責任者を解雇する権力を退役軍人省の長官に与える法案を通過させ、民間医療施設が利用できることにも同意している。しかし、予算削減を強調する共和党は、資金5億ドルを要請する法案にはかなりのプレッシャーを感じていると言われている。

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