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7月, 2014 のアーカイブ

議会休暇直前の慌ただしい動きと皮肉な展開

明日から5週間の休暇に入る寸前の議会の動きは慌ただしい。昨日、下院議会は圧倒的な支持で退役軍人(VA)の医療システム改革法を通過し、下院多数派のリーダーであったエリック.カンターは今日31日、公式に上院議会を辞職した。また、裁判所は、中央アメリカから不法入国した移民の聴聞を加速し、一方、国連は、連邦政府の不法移民の対処方針を懸念し、子供達が米国当局者に虐待を受けている報告があると公表している。特に「何もしない」レッテルを貼られている下院議会は、大事な中間選挙前に長い休暇に入るあせりもあって、事が順調に運ばず皮肉な展開になっている。下院の代表者は31日、一定の資金を定めた国境安全強化法案を論議し、今日中に下院議会で投票するはずだったが、その投票予定を突然キャンセルした。下院は休暇を延期し、明日再度協議に戻ると発表している。(更新:一部修正)

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大統領に対する訴訟と弾劾声明の呆れた政治ゲーム

下院議会は、オバマ大統領に対する告訴を決定する為今日夕方投票を行った。この決議案は可決したが、実際に告訴が可能であるかどうかは専門家の間で疑問視されている。訴訟騒ぎと同時に起きているのがオバマ氏に対する弾劾声明である。最初にオバマ氏を弾劾すると言い始めたのは共和党一部の議員であり、次に民主党は、告訴は弾劾の為の練習であると警告した。一部の共和党は、弾劾声明を利用して、民主党は選挙資金を集めていると批判し始めた。共和党の弾劾声明は民主党に有利である為、この弾劾論争は両党の政治ゲームであると言われている。 (さらに…)

延滞的な負債と低所得の相関関係

今日公表された都市研究所の報告によると、米国人の35%は請求書の未払いによる負債があり、生活苦に喘ぐ人口層であるという。主にどのような類いの負債なのか、負債の人口層が多い州および地域はどこか、根本的な要因は何か?これらはある側面で、最低賃金引き上げの重要性にも関連性がありそうだ。 (さらに…)

両院はVA医療システムの改善法案に合意

上院および下院の退役軍人委員会は、退役軍人(VA)スキャンダル以来約2ヶ月ぶりに、崩壊したVA医療システムを改善する法案協議の合意に達したことを公表した。複数の超党派のリーダーは6月初旬までには暫定的合意に達していたが、その後も超党派の交渉は6 週間続いた。28日午後、退役軍人上院委員会の委員長であるバーニー.サンダースは記者会見で170億ドルの合意に達したと発表した。最近の報告では、まだ大多数の退役軍人が長時間予約を待っている状態であるが、法案の投票予定日は不明である。 (さらに…)

米国沿岸地域の洪水は更に頻繁に発生すると予測

アメリカ海洋大気庁(NOAA)の研究によると、米国の海岸地域はメキシコ湾及び大西洋岸に沿って洪水発生率が増大している。既に多数の東海岸沿いの都市で頻繁な道路閉鎖、圧倒的な嵐の影響によるインフラの崩壊などに直面している。研究者はこの状況を「厄介な洪水」と呼び、米国各地で発生しているこの類いの洪水は複数の要因により、今後も引き続き増大すると警告している。 (さらに…)

責任の共有を求めたオバマ氏

オバマ大統領は25日、3人の中央アメリカの大統領と会談し、ほとんどの子供達は米国に滞在することは出来ないことを明確にした。また、相互協力に基づいて問題に取り組む事を約束し、 子供達の危険な旅を未然に防ぐ努力として、ホワイトハウスが考慮している措置を提案した。会談中、不法入国児童の殺到は、米国の麻薬取締政策が原因であると指摘した大統領もいた。一方、オバマ氏は中央アメリカのリーダー達に「責任の共有」を求めた。 (さらに…)

食品値段の上昇傾向は続くと予想

カリフォルニア州は全米で深刻な旱魃を経験している州の一つであり、過去数年間続いている旱魃は食品の値段を上層させる要因になっている。しかし、食品値段の上昇傾向は、旱魃に加えて様々な要因がある為、米国農務省(USDA)は2014年および2015年も引き続き、歴史的な平均レベルで上昇すると予測している。 (さらに…)

人道危機に対応する両院議会はどちらが人道的?

議会では最近、国境に殺到している不法入国児童の問題に対処する動きが出ているが、上院と下院では意見が対立し、その予算の提案にも大差がある。一方、オバマ大統領は、テキサス州の国境に論争的な国家警備隊を配置する必要があるかどうかを検討するため、昨日調査チームを派遣した。今日24日は、中央アメリカの代表者はワシントンの議会を訪問し、明日 3カ国の指導者は、ホワイトハウスで国境での危機についてオバマ大統領と会談する予定である。 (さらに…)

国境での不法侵入及び密輸犯罪組織の取締強化

昨日、国土安全保障省の長官ジェイ.ジョンソンは南テキサス州国境のリオ·グランデ·バレーに不法移民を密輸送している犯罪者の取締を強化したことを発表した。また、オバマ政権は、不法入国者を容赦なく送還すると警告し、不法入国児童の対応を強化しているが、国境での警備は、特に密輸犯罪組織の取締に集中している。国境での捜査官の奮闘も含め、特に最近の様々な密輸犯罪の取締強化の現状が具体的に報告されている。 (さらに…)

ACA補助金に関する二つの巡回控訴裁判所の対立

 

ワシントンD.C.にある米国巡回控訴裁判所は22日、通称オバマケアで知られているオバマ政権のアフォーダブル.ケア.アクト(ACA)の医療保険購入者に提供されている補助金の条項を却下する判定を下した。オバマ政権及びホワイトハウスはこの判定は間違っていると即時反応している。しかし、同じ日の数時間後、バージニア州の第4巡回控訴裁判所は、補助金条項を支持する判決を下した。同じ法律条項に対して、権威のある二つの裁判所は同様の判例で完全に対立する判定を下した為、混乱を招いている。 (さらに…)

スコープス裁判から89年

ジョン.T.スコープス

1925年7 月21日は、反進化論に対するスコープス裁判が行われた最後の判決日にあたる。これは別名、モンキー裁判または世紀の裁判と呼ばれるほど当時注目された裁判である。1920年代前半は、経済的なリベラル傾向と文化的保守傾向が入れ混ざった新時代を象徴する風潮が目立った時代である。しかし、宗教の文化的保守性は政治的にも影響を与えるほど強烈であった。89年後の今日、進化論教育を禁止する法律は存在しないものの、米国の40%以上の人口層は進化論を信じていない。 (さらに…)

連邦契約企業に対する大統領令の意義

オバマ大統領は21日、ホワイトハウスのイースト.ルームで、全米の各地でゲイが解雇されている現実は受け入れられないことであると語った。また、「連邦政府の契約業者はアメリカ人を差別するべきではない」と述べ、連邦政府の請負業者がLGBTに対する差別を禁ずる大統領令に署名した。この大統領令は幾つかの点で画期的であり、その歴史的意義は深い。 (さらに…)

マレーシア旅客機撃墜現場で証拠改ざんの疑い

17日マレーシア旅客機が東部ウクライナで撃墜され、298人全員が死亡してから3日が経過した20日から、国際犯罪現場での本格的な捜査活動が開始された。遺族の望みは順調な捜査と迅速な遺体確認と受理であるが、現場をコントロールしている親ロシア分離主義派は、遺体および残骸物を不適切に除去し、捜査現場での活動を混乱させ、証拠を改ざんしている疑いがある。捜査はほぼ阻害されている可能性があり、米国とオランダ当局は深い懸念を表明している (さらに…)

マレーシア旅客機撃墜の大統領追悼声明

オバマ大統領は、昨日マレーシア旅客機がウクライナ東部で地対空ミサイルに撃墜された事件を受けて、今日東部時間正午頃、ホワイトハウスで短い記者会見を行い、すべての犠牲者の死はウクライナ危機とは何の関係もない為「表現できないほどの憤り」を感じる事件であると述べ、「これは世界的な悲劇です」と表現した。また、「多くの国からの市民で満席だったアジア旅客機はヨーロッパの空上で破壊された為、何が起こったのか信頼できる国際的な調査がなければならない」と語った。また、当局者は298人の死亡者の中で搭乗していた米国市民は少なくとも一人であったと報告し、「私たちの思いと祈りはこの無惨な損失を受けた家族と共にあります」と追悼の意を表明した。 (さらに…)

ホームレス援助の最前線に立つ公共図書館

近年、全米各地で野宿を余儀なくされているホームレスは、静かで本も読める場所を避難所として自由に利用している。それは、まさしく図書館である。図書館は、訪問者の好き嫌いに関係なく、事実上ホームレスのコミュニティ.センターになっている。また、多くの図書館の図書士や職員は、ホームレスを援助する「最前線」に立ち、ホームレス問題の解決に取り組んでいる。 (さらに…)

カリフォルニア州分割提案は主に利己的発想?

カリフォルニアは、日本全土にほぼ匹敵するほどの広大な面積を誇る州であるが、あまりにも広すぎる為、6つに分割する提案が公表されている。カリフォルニアを6つの州に分割した場合の財政上の統計的現状が浮き彫りになっているが、それを分析すると、提案者の発想は、彼の政治的および経済的なメリットに基づいていることを示唆している。この構想は両院議会の承認を得るまで複雑なプロセスと時間を必要とする。最初のステップとして、同州民は2016年の大統領選挙で投票を行う予定である。この構想を紹介したのは誰か、その構想の背後にある動機は何か、実現の可能性はあるのだろうか。 (さらに…)

歴史的に根強い中絶紛争

歴史的に有名な1973年のロー対ウェイド判決で最高裁は7対2で憲法第十四条に基づき、中絶禁止を憲法違反であると判定した。それから41年後の今日、米国社会は、この判定の逆方向に向かっている傾向があり、全米で記録的な州レベルでの中絶禁止法案が通過している。宗教の権利に基づき、女性の選択の権利を制限した6月30日のホビー.ロビーおよびコネストガ.ウッドの聴聞での最高裁の判定はその極端な例である。しかし、このような社会の変化に反応し、選択の権利を主張する女性の声も高い。先週、上院議会では、最高裁のホビー.ロビー判定を覆すことを目的とした法案、及び女性の生殖健康と選択の権利を保護する為の2つの法案が紹介された。今日から議会はこれらの法案の論議を開始した。 (さらに…)

人道的危機の節減的法案が提案

先週開催された上院歳出委員会で、共和党は、人道的危機に対処するためオバマ大統領が要請している37億ドルは民主党が政策を変えない限り多額過ぎるとして否定した。その為、保健福祉省(HHS)の新長官シルビア.マスュー.バーウェルは13日、多数の州知事と会い援助を求めたが州にも予算はない状況である。資金がない場合、基本的な対処さえかなり困難になるが14日、超党派の2人の議員は、人道的側面も考慮しながら、資金を節約する方法で中央アメリカの不法入国児童を迅速に送還する法案を提案した。人道的危機は早急には解決しそうもない。 (さらに…)

大統領に対する告訴理由は矛盾

下院議長ジョン.ベイナーは先月25日、大統領令を頻繁に発令するオバマ大統領を下院議会が告訴するための法案を来月紹介すると発表した。しかし、昨日ベイナーが発表した課題は大統領令ではなく、その具体案はアフォーダブル.ケア.アクト(ACA)又はオバマケアに関するものである。驚くことに、告訴の理由は、雇用主に対するACAの強制加入の延期を大統領が独断で決定した為であると公表した。大統領に対する告訴理由を特定したベイナーの声明は冷静さに欠け矛盾している。 (さらに…)

純粋な人道的救済または政治的工作?

テキサス州知事リック.ペリーは、昨日夕方オバマ大統領に会った直後、フォックス.ニュースのホストであるシーン.ハァニティの独占インタビューに応じ、国境の安全強化に積極的に取り組むことをオバマ大統領に力説したことを語り、現在起きている児童不法入国について、「彼は人道的危機を停止する能力がある」と述べた。先日の事前予告とは異なり、ペリーはオバマ氏を空港で出迎えた。彼がオバマ政権は国境の強化対策を何もしていないと批判したが事実はその逆である記録がある。人道危機に対処するためオバマ氏が要請した37億ドルの融資に関する下院歳出委員会の聴聞会は昨日から開催されているが、複数の共和党は複雑なジレンマを感じているようである。 (さらに…)

オバマ氏のDACA政策は児童不法入国の主要因ではない

複数の共和党は、中央アメリカから不法移民が殺到している主要因は、児童到着の遅延行動(DACA)と呼ぶオバマ大統領の移民政策であると主張しているが、必ずしもそうとは言えない幾つかの証拠がある。米国は、エルサルバドル、ホンダラス、グアタマラの3カ国から亡命希望者が増えているが、これらの隣国である多数の国にも亡命申請が急増している。また、他国に流出している子供達の多くは自国で治安が悪く、ギャングの暴力を身近に体験または目撃し、恐怖が動機であることを示す事例もある。 (さらに…)

人道的危機:米国政府は多大なプレッシャーに直面

オバマ政権は前代未聞の人道的危機に直面しているが、オバマ大統領は不法入国児童問題に速やかに対処するため、8日37億ドルの融資を議会に要請した。この予算は最初の計画よりかなり超過している為、人道的危機に広範な角度から取り組む意向があることを示唆している。議会はオバマ氏の融資要請を検討するようであり、オバマ政権は法律に従い人道的、現実的、及び効率的に対処する方針をほぼ明らかにしている。一方、国連は米国が中央アメリカの子供達を難民として対処することを望んでいる為、引き続き多大なプレッシャーに直面している。 (さらに…)

ノース.キャロライナ州の有権者ID法紛争

有権者ID法の問題は選挙年には特に重要であるが、昨年論争的な有権者ID法を通過したノース.キャロライナ(NC)州に対して、米国司法省はこの州の投票法は著しく少数派、特に黒人に不利であるとして、その法改正の必要性を求め昨年告訴に踏み切った。また、NC州の学生の一部は、NC州の投票法は憲法違反あるとして、連邦政府のグループ側に参加し、戦いに挑んでいる。 (さらに…)

児童亡命の波に多方面から押されているオバマ政権

中央アメリカから殺到している一部の児童不法入国者は、先週からカリフォルニア州にバスで輸送され始めた。先週、同州の一部の地域では、法律に従って子供達を輸送している米国当局のバス通行を阻害する抗議デモがあった。また、法的問題を政治化している一部の共和党は、オバマ政権が国境の安全整備を強化していないためであると批判した。また、ピューリッツアー受賞者のジャーナリスト、ソニア.ナザリオは、多くの子供達と会った経験から、彼らは亡命者であると言明し、中央アメリカの汚職に注目しなかった米国政府にも責任があると指摘し、強制送還は非人道的であると警告した。 (さらに…)

産児制限に関する最高裁判定の波及効果

ホビー.ロビー及びコネストガ.ウッドの家族的経営企業に対する30日の最高裁決定の波及効果は多大である。翌日には複数の宗教関連組織が宗教の権利をアピールする行動を開始し、一方、最高裁の決定に異議を唱える宗教団体もいる。最高裁は3日、6対3の差で、宗教に所属する非営利団体は連邦政府の規定に妥協して避妊適用条項に遵守する必要はないと判定し、宗教的な理由で反対しているイリノイ州の宗教関連の私立大学に産児制限の暫定的免除を認可した。将来様々な角度から、他の宗教団体に利用される可能性がある事を示唆する波及効果がすでに現れている。幾つかの点で米国社会のギャップを拡大し、宗教団体に差別を正当化させる要因になる懸念もある。 (さらに…)

米国経済の回復と安定の徴候を示す6月の雇用情勢

米国労働統計局が3日発表した雇用情勢によると、6月の民間非農業部門は総体的に288,000の雇用を増加し、失業率は5 月の6.3%から6.1%に低下した。雇用拡大は、専門ビジネス、サービス業、小売業、飲食産業、健康産業などで広範な成長が見られた。 (さらに…)

オープン.キャリー過激派に挑戦した勇敢な署名運動

ターゲット店内

米国最大の小売店の一つで有名なターゲットは、オープン.キャリーを許可するテキサス州で、店内に銃を持ち込むことを禁止する方針を公表した。これは、無免許銃を含むライフル.サイズの拳銃を公的場所に持ち込むことを拡大する過激派グループが推進しているキャンペーンに対抗した動きであるが、昨年から次々に同じような禁止を公表するビジネス経営者が増えている。その背景には2012年12月のサンディ.フック小学生殺戮事件後、立ち上がった女性達による地道な銃規制キャンペーンの努力があるからだ。彼女たちは、銃保持権利を主張する一部の過激グループの標的になりやすい危険性もあるため勇敢な行動である。 (さらに…)

行政内の移民改正に乗り出したオバマ大統領

オバマ大統領は昨日午後、ホワイトハウスから緊迫している移民問題に対処していない共和党を批判し、その行動のなさが何を意味するのか説明した。また今日、閣僚を集め大統領令を駆使することを念頭に、移民改正に関して行政ができる分野を探すよう指揮した。また、中央アメリカの首脳陣と会った国務長官ジョン.ケリーも、不法入国の子供達が増え続けている現状に多大な憂いを表明した。オバマ政権は先の見通しがたたない深刻な「人道的危機」に直面している為、オバマ氏は移民改正の取り組みを必死に模索している。 (さらに…)

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