アメリカの最新課題 Contemporary American Issues © 2017 Yuko’s Blog. All Rights Reserved.  

オバマ大統領は昨日午後、ホワイトハウスから緊迫している移民問題に対処していない共和党を批判し、その行動のなさが何を意味するのか説明した。また今日、閣僚を集め大統領令を駆使することを念頭に、移民改正に関して行政ができる分野を探すよう指揮した。また、中央アメリカの首脳陣と会った国務長官ジョン.ケリーも、不法入国の子供達が増え続けている現状に多大な憂いを表明した。オバマ政権は先の見通しがたたない深刻な「人道的危機」に直面している為、オバマ氏は移民改正の取り組みを必死に模索している。

不法入国児童が国境に殺到している昨今、オバマ氏は昨日、副大統領ジョー.バイデンとホワイトハウスのローズ.ガーデンで緊迫している現状を語った。また、上院議会が通過した包括的な移民改正法案に1年間対処しなかった下院共和党を批判し、その結果、多数のマイナス要素があることを説明した。ホワイトハウスによると、それは(1)国境を強化するための資源が減少した。(2)規定に従って罰則を与えている企業はまだ不法移民の労働者を雇用できる状況であり、勤勉なアメリカ人の賃金を傷つけている。(3)米国に留学する最も優秀な学生はまだ米国の労働者と競争するため、帰国を余儀なくされている。(4)1,100万人の移民が市民権を得る機会はなく、まだ日陰で暮らしている。しかも、「それは悲嘆な家族離散を意味している」と語った。

更に、オバマ氏は大半の米国民は移民法を支持していると指摘し、昨年上院が通過した移民改正法案は、我々の国境と経済を強化し、赤字を減少する。現在この移民法案を通過するために必要な共和党および民主党の支持者は充分存在している。また、ワシントンは超党派の方法でこの問題を解決していたはずであると述べ、「下院が上院の法案に簡単なイエス、ノーの投票を許可していたら、今日我々の国と経済はもっと強化されていた」と語った。また、一部の共和党は不本意にティー.パーティーに繰り返し翻弄されている事実を語り「彼らの議論は、システムが崩壊しているので、我々はそれを修正する努力をすべきではない。それは意味がない。そのようなレベルではない。政治的なものだ。簡単明瞭だ」という態度であると語った。

子供を狙った殺人と暴力が増加していると言われている中央アメリカから逃れてくる不法移民の児童数は、最近国境付近で急増している為、共和党の行動を期待できなくなったオバマ氏は、移民改正法に関して、オバマ政権の行政部で出来ることを模索し始めた。オバマ氏は今日閣僚メンバーとの会談を開催し、それぞれの部署で大統領令を行使できる分野を探すよう要請した。7月1日のロイターによると、議会は八方ふさがりで行き詰まっている状態であるため、移民改正に関して彼の権限内でできる事を検討し、それを行動に移す為である。オバマ氏は可能な限り議会と一緒に行動することが本意であると述べ、「もし議会がそのように出来ないのであれば、内閣関係者や機関の首脳陣は、何らかの進歩を示す大統領令を行使できる分野を探すべきである」と語った。

オバマ氏は、今年11月に中間選挙があるため、議員は選挙活動で忙しく「本格的な法律制定には至らないことを認識している」という。共和党は上院で議席を増やし、下院では現状を維持することを目指しているため、「妥協する気がない」からである。オバマ氏は昨日「先週、下院議長ベイナーは、移民改正法案には今年投票しないと語った」と伝えた。一方、オバマ氏は移民改正を押し進めたい為、彼のアドバイザーは、この問題でオバマ政権が行政的に出来ることを夏の終わりまでに提案することになっているという。行政命令及び大統領令を通して、「オバマ氏が出来ることには制限がある」ため、どこまで行政的な移民改正の対応ができるか模索し始めたという訳である。

共和党が移民改正に何もしない理由は、彼らは移民法の取り組みは民主党の功績に協力するようなものであると信じているからであり、政治的計算に基づいている。オバマ政権の移民法の取り組みの動きは、国境南部地域で直面している人道的危機に対して、オバマ氏が各方面から批判されていることも一因である。移民保護団体は、大統領は何もしていないと指摘し、移民法を支持していない共和党は、人道的危機はオバマの市民権を与える移民政策に原因があると批判し、移民法を支持する共和党は、オバマが議会と共に行動しないため移民法は死んだと悲観的である。

ワシントンで緊張が続いている人道危機に対処するため、国務長官のジョン.ケリーは1日、中央アメリカから不法入国する子供達の「移民危機の根本原因」を解明するための努力をする一方で、強制送還の可能性があることを暗示する発言をした。ロイターによると、パナマの新大統領フアン·カルロス·バレラの就任式の参加を兼ねて、ホンダラス、エルサルバドル、グアタマラの首脳陣と会ったケリーは、「我々は人々が向上を求め、もっと良い生活を探求していることを明白に理解している」と語り、「しかし、同時に法律の規則があり、手順があり、もっと良い生活を探求している若い人達に何らかの利益があるかもしれないと、拡大している虚偽の情報がある」と警告した。また、連邦政府当局は、密輸送する人達の手中で数千マイルを旅行し、危険に直面している子供達の状況を「人道的危機」であると宣言している為、ケリーは「子供達の生命をこのような方法で危険に晒すことはできない」との懸念を表明した。何人かの移民保護団体の活動家及び議会民主党は「多くの子供達は難民申請の対象になる」と言っている。

ロイターによると、この3カ国から不法入国し、テキサス州国境付近で逮捕される子供達の数は2011年には、わずか6,000人であったが今年は推定90,000人に達し、来年は150,000人に増大すると予測されている。想像以上に深刻化している前代未聞の人道的危機に直面している時、議会共和党の協力を得られない現状である。従って、オバマ氏は閣僚メンバー、各方面のアドバイザー、法律顧問に適切なアドバイスを得ながら、大統領が憲法で与えられている範囲内で大統領令を駆使するため行政内の移民改正に乗り出した。既に大統領令を乱用し、議会の権威を弱体化しているとベイナーに告訴を警告されているにも関わらず、オバマ氏は訴訟を恐れている様子は全くなく、この重大な移民問題に関して引き続き大統領令の行使を検討している。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。