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アメリカ海洋大気庁(NOAA)の研究によると、米国の海岸地域はメキシコ湾及び大西洋岸に沿って洪水発生率が増大している。既に多数の東海岸沿いの都市で頻繁な道路閉鎖、圧倒的な嵐の影響によるインフラの崩壊などに直面している。研究者はこの状況を「厄介な洪水」と呼び、米国各地で発生しているこの類いの洪水は複数の要因により、今後も引き続き増大すると警告している。

28日のNOAAによると、海面上昇によって引き起こされる「厄介な洪水」は、1960年代以降300%から925%の範囲で、ほぼ全ての米国海岸地域に増加している。この洪水日数の記録リストで顕著な地域はメリーランド州のアナポリスやボルチモアであり、1960年以降、洪水頻度は920%以上増加している。また、「厄介な洪水」はテキサス州湾岸に沿っているポート.イザベルで547%、及びカリフォルニア州サンフランシスコで364%増大している。

中央メリーランド

1960年代以来、「厄介な洪水」が増大しているトップ10の都市は1. メリーランド州アナポリス(925%)、2. メリーランド州のボルチモア(922%)、3. ニュージャージー州アトランテック.シティ (682%)、4. ペンシルベニア州フィラデルフィア(650%)、5. ニュージャージー州サンディ.フック(626%)、6. テキサス州ポート.イザベル(547%)、7. サウス.キャロライナ州チャールストン(409%)、8. ワシントンD.C.(373%)、9. カリフォルニア州サンフランシスコ(364%)、10.バージニア州ノーフォーク(325%)である。

この研究による主な発見は(1) 現在、多数の場所で高潮をともなって発生している洪水は、気候関連による海面上昇、地盤沈下、及び天然障壁の喪失に起因している。(2)米国本土の海岸線沿い地域の大部分に見られる海面上昇の影響は、今後数十年で、おそらく他のどの気候変動関連要因よりもはるかに顕著で厳しくなる。(3)洪水の程度は地形や土地被覆などの複数の要因に依存する。(4)今世紀に発生すると予測される海面上昇の加速は、 経時的に洪水の影響を更に強化し、その洪水の発生はもっと頻繁になる。

メリーランド州チャールス郡

この研究は、多くの地域で今後も引き続き洪水の頻度が高くなることを予測し、海面上昇の劇的な変化を報告している。特に洪水に影響を受けやすい沿岸地域に焦点を当て、全国の長期的データーのある45カ所のNOAA水位ゲージの記録と「厄介な洪水」発生の日数報告を比較した科学者が実施したものである。この研究の目的は、沿岸地域の洪水リスクを評価し、適応するための方法を開発し、および海面上昇の影響に適応し、気候や天候による変化に直面する沿岸地域の耐障害性を向上させることに役立つためである。

 

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