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コメディアンでもあり、有名な俳優であったロビン.ウィリアムズ氏の自殺のニュースは、特に彼の地域社会に多大なショックを与えている。大衆に溶け込んだ笑いをもたらす天才的な俳優であったが、長い間、鬱病の精神健康上の問題で薬物中毒傾向があり、葛藤があったと言われている。彼のように、主にコメディアンのイメージで売る俳優ほど鬱病になる可能性は高いかもしれないが、彼の死因は幾分不可解で論争的である。専門家は、未治療の鬱病は米国の主な自殺の要因であると述べている。オバマ大統領は昨夜、感動的な追悼声明を公表した。

ウィリアムズ氏は、多数の有名人が住んでいるカリフォルニア州サンフランシスコのベイ.エリアにあるマリン郡ティブロン半島の自宅に妻のスーザン.シュナイダーさんと暮らしていた。彼は、かなり長い間、アルコール依存症、薬物中毒、鬱病で苦しんでいたようである。12日のAP によると、彼の妻は日曜日の夜、夫をベッドで目撃していて、月曜日の朝、まだ眠っていると思い、家を出たとマリン郡の警察官は報告している。その後、彼の個人のアシスタントがドアをノックしても返事がなかったが、ベッドで死んでいるのを発見した。死因はベルトを使った絞首による窒息死であると言われている。警察当局は、ウィリアムズ氏の手首には人口的な切り傷があり、ポケット.ナイフが死体の近くにあっと報告している。また、鬱病の治療を求めていたと伝えているが、毒物学の報告と目撃者のインタビューが終ると最終結果を公表できると述べ、自殺メモが残されていたかどうかは明白にしていない。彼は先月、12段階の治療プログラム(薬物および又はアルコール中毒の治療システム)に復帰したと発表したばかりだった。自殺の専門家は、手首の傷と絞首はその動機を説明していないと述べている。つまり、一般的には、鬱と薬物中毒だけが自殺を引き起こす要因になることは稀であり、急性のストレス、経済的および人間関係の問題など複合的な問題が自殺の引き金になると述べている。

一方、憂鬱に苦しむ米国人は多く、鬱病は自殺の要因であると述べている専門家もいる。また、 疾病対策予防センターCDCによると、2006年から2009年には 25歳から 64歳の年代層は自殺率が最も高い。この年齢層は2009年に10万人中16.25人が自殺している。また、同センターの2012年の文献によると、2010年の自殺者は38,364人であり、毎日平均105人が自殺している。また、2009年に報告された自殺者の33.3%はアルコールの陽性反応を示し、23%が抗鬱薬、20.8%がヘロインと沈痛処方薬を含むアヘン剤を使用していた。また、男性の自殺は女性より4倍高く、米国の全ての自殺の79%を示している。従って、自殺者の毒物検出に基づき、専門家は、鬱病は自殺のリスクが高い要因であると指摘している。

オバマ大統領は、昨夜ウィリアムズ氏を回想する追悼声明を発表した。最初に、彼がどれほど幅広い役を演じたかを語り、「ロビン.ウィリアムズは、軍人、医師、魔神、家政婦、社長、教授、混乱したピーターパンの全てだった」とし、「彼はユニークであった」と述べた。また、「彼は外国人として我々の人生にたどり着いたが、人間の精神の全ての要素に触れることになった。彼は我々を笑わせ、我々を泣かせた。彼は、海外に駐在した軍隊から私達の路上に疎外された人達に至まで、自由にしかも寛大に、最も必要な人に彼の計り知れない才能を与えた」とウィリアムズ氏の人柄を描写した。最後に「オバマの家族は、ロビン.ウィリアムズのおかげで、彼らの声と彼らの一編の詩を見つけたウィリアムズの家族、彼の友人、あらゆる人に哀悼の意を捧げます」と結んだ。

オバマ氏の深みのある追悼の言葉は、ウィリアムズ氏が多数の映画で多彩な役柄をこなし、人の心をとらえる卓越した才能を備えた俳優だった事を思い出すきっかけを与えている。彼は頻繁に人に笑いを与えながら、多くの人の想像を超えて、彼の内側で深い苦しみに葛藤して生きていたと思われる。彼に会った多くの人は、人柄がとても暖かく親切だという印象を抱いたようである。近隣の住人は、ウィリアムズ氏は気さくで、いつも「ハロー」と声をかけ、短い会話を交わしていたと語っていたらしい。しかし、長い間、アルコール依存症や、薬物中毒に苦しみ、リハビリの状況も近隣の人に語り、治療を受ける事も公表していながら、彼の葛藤が自殺するほど深刻であることを周囲の誰も気付かなかったところに悲劇がある。

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