アメリカの最新課題 Contemporary American Issues © 2017 Yuko’s Blog. All Rights Reserved.  

米国の経済状況は比較的健全であることを示唆する各種の統計が報告されている。失業率は6月の6.1%より僅かながら増加したが、若い世代の就労率は増加し、雇用は引き続き20万以上拡大した。また、GDPは4.0%の年率で予測以上の増加を示しているが、住宅の販売価格の中間値は減少傾向であるため住宅市場は幾分低迷ぎみである。

8月1日に労働省が公表した7月の雇用状況は、失業率が6.2 % であり昨年7月の7.3%から比較すると大幅に改善した。また、7月には非農業生産部門で209,000の雇用を拡大した。専門およびサービス業は47,000の雇用を拡大し、製造業は28,000の雇用を増加した。小売業は27,000、建設業は22,000、社会援助サービス業は18,000、鉱業は8,000の雇用をそれぞれ追加した。また、商務省の経済分析によると、2014年第2四半期の実質国内総生産(GDP)は予想以上の年率4.0%である。

13日の労働省の報告によると、4月から7月までの期間に16 歳から 24歳までの就労は210万増加し、2,010万に達した。今年7月の若い世代の雇用率は51.9%で、昨年の50.7%から上昇した。今年4月から7月までの若い世代の雇用は913,000であり、前年同時期の692,000より大幅な上昇があった。毎年この期間に、16歳から24歳の世代は労働に従事し、積極的に仕事を探している人達が著しく増えている。この時期は高校生、大学生、卒業生が夏の仕事に就労し、卒業生は定職を求めて本格的な求職活動を始めるからである。この夏、若い人の労働力は300万または14.5%増加し、7月には合計2,340万に達した。また、7月の全ての若い世代の労働参加率は60.5%である。

一般的に、若い世代の雇用定着は、数年後の住宅市場に好ましいと予測されているが、今年7月の住宅価格は多数の都市で低迷していると報告されている。D.C周辺のワシントン.メトロポリタン地域を例に上げると、住宅販売価格の中間値は低下している地域の方が上昇している地域より顕著である。ワシントン.ビジネス.ジャーナル(WBJ )によると、7月の一軒家またはマンションの中間価格は$428,000であり、6月から1.2%減少した。フォールズ.チャーチ市の最も高い住宅販売価格は7月には$767,500であった。フェアファックス市では販売価格の中間値は前年比最大の9.2%の減少があり、$442,500まで下落した。一方、アレクサンドリアの住宅販売価格の中間値は昨年より9.3%上昇し、$530,000になり、年間最大の利益があった。抵当銀行協会によると、住宅ローンの再調整や購入需要を含めて、住宅ローン申請は 7月25日まで2.2%下落し、総体的に住宅購入の需要は減少している。

専門家は、GDPの増加は個人消費、投資の増加など健全な経済傾向を示唆していると述べている。また、雇用情勢は今年6ヶ月間連続して20万台の雇用拡大があり、製造業、小売業の着実な雇用増加傾向は、引き続き米国の安定した経済成長を示唆しているため、不景気前の状況に戻っていると言われている。住宅の販売価格は一部の地域で低下しているため、売却を考えている住宅所有者にとってはマイナスであるが、買い手市場であることも示唆している。若い世代の就労率が増加している為、将来の住宅市場には良好な展望性があると思われる。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。