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エボラ感染の試薬ワクチンはサルで成功していることが判明したため、人間への実験が開始された。ワクチンの開発は世界的に多数の薬品会社が着手している。オバマ大統領は、エボラと戦っているアフリカを実質的に援助するため、米軍による資源や医療設備を提供する計画を昨日発表した。ここ数週間で西アフリカでは感染者が急増している。

致命的なエボラ菌の試薬品は 10ヶ月以上、サルに効力があったことが判明したため、人間に試験する段階に入った。7日のNPRによると、メリーランド州ベセスダの国立衛生研究所(NIH)臨床センターで初期の人体実験が実施された。20人の成人を含む対象者の最初の試験で、投与量の異なるワクチンを与えた試験が開始された為、幾つかの結果はおそらく年末までに判明する。治療法はNIHおよび、昨年英国の製薬会社グラクソ·スミスクラインに買収されたスイスに拠点を置くバイオテクノロジー企業の研究者によって開発された。国立アレルギー感染症研究所の医師は、感染を防御するため、安全で免疫システムを刺激するような保護的エボラ.ワクチンが緊急に必要であると述べている。ジョンソン&ジョンソンも新しいワクチンを開発し、来年上半期には人への試験を行う計画である。そのワクチンは、西アフリカで悲惨な状態であるエボラ.ザイール種を標的にしたものである。カナダの研究者は、サルの実験で効果を発揮した類似のエボラ.ワクチンを開発した。アイオワ州のバイオテクノロジー医薬会社は、数週間後に健康なボランティア.グループに第一段階の安全性試験を実施すると報告している。

7日、NBCのMeet the Press で、オバマ氏との独占インタビューに成功したチャック.トッドは「米国でもエボラの不安がありますが、貴方はどのように心配し、アメリカ人はどのように心配するべきですか」と聞いた。 オバマ氏は、エボラは「インフルエンザのように空気中で感染する病気ではなく、体液を通して感染するので、短期的に伝染する事を懸念する必要はない」が、問題は西アフリカでワクチンが限定されていることであると述べ、「2ヶ月前に国家安全保障チームに、これは国家安全保障の優先課題にしなくてはならないと言った」と語った。また、「世界中から押し寄せる公衆衛生従事者に安全保障を提供する」為、隔離ユニットや機器など米軍が援助することを計画しているが、これは数ヶ月かかると語った。オバマ氏は最後の要点として、「私たちが今その努力をしない場合、ウイルスはアフリカだけでなく、世界の他の地域に拡大し、もっとたやすく伝染する。その時は米国の重大な危機になる」と述べた。

WHOによると8月31日の時点で、西アフリカの5カ国で感染した患者の人数は、感染の疑いがある患者も含めて3,685人に達し、1,841人が死亡したことが確認された。 特に、リベリア、ギニア、シエラ.レオン3カ国の内陸および首都圏で感染の勢いは「広範で強烈」であり、過去3週間で感染者は急増していると報告している。感染は地理的に引き続き拡大し、流行はエスカレートし続けている。ほとんどのケースは数箇所に集中し、80%以上のケースはギニア、リベリア、およびシエラ.レオンの42地区のうち9地区で発生している。全体的な致死率( 死亡の割合)は53%であり、シエラ.レオンの39%からギニアの64%の範囲である。

西アフリカのエボラ感染は地域的に拡大している特徴があるようだ。オバマ氏はトッドとの対談で、西アフリカで流行しているエボラ出血熱は短期的に米国に拡大する可能性はないと述べ、米国および世界の各地で感染が急速に拡大する前に、安全対策を早急に実施する必要があると指摘した。また、アフリカでは対応が充分ではないため、混沌たる状態であり国家安全保障上の対策がない場合、深刻な状況になると指摘し、アフリカの国際医療従事者に機器やその他の援助を提供するため米軍の関与を決定したと公表した。米国訪問中のリベリアの政府当局者は8日、オバマ氏がエボラ.ウイルスと戦うためアフリカに援助を開始するとの発言を受けて、「リベリアは米国の協力を楽しみにしています」と歓迎の声明を伝えた。

 

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