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ホームレスはほぼ世界の何処にでも見られるグローバル的な問題であり、国連は世界人口の推定1億人はホームレスであると驚異的な数値を報告している。ホームレス問題で注目されている世界の都市の中でも、日本は総体的にホームレスが著しく減少し、東京は2014年に激減した事で知られている。ニューヨーク市( NYC)は全米で最も質の高いホームレス政策を掲げていることで知られ、ユニークな努力が見られる。日本はホームレスの高齢化が減少の要因であるが、米国は子供のホームレスが多いことが特徴である。

NYCの人口は2014年の推定で約840万人、東京の人口は 最新の推定で約1,340万人である。NYCと東京はいずれも人口密度が高く世界的に有名な大都市であり、ホームレスが存在する。現在、多くの米国人にも人気がある東京でホームレスが驚異的に減少していることが注目されている。日本ではホームレスを都市の公園、道路、橋の下、河川付近、駅構内などで生活する人と定義している。米国では、米国保健福祉省や住宅都市開発省( HUD)の定義によると、個人が家族のメンバーであるかどうかに関係なく、住宅に居住する移行時期にシェルターを含む民間施設に入居している個人、または恒久住宅がなく、路上、避難所、占有施設、教会、その他の民間施設、放棄された建物や車両で生活する個人をホームレスと言及する。

NYCのホームレス.サービス省(DHS)の2014年の最新報告では避難所がないホームレスは3,357人である。2005年から比較すると1,038人(24%)減少したが、昨年から177人(6%)上昇した。しかし、市が提供している一時的な避難所には一晩で平均53,000人のホームレスが利用すると言われている。その内23,000人以上は子供である。一方、東京のホームレスは2003年には5,927人であったが、2013年には1,787人に減少し、2014年には1,581人で記録的に低下した。昼間就労している人、及び夜間ネット.カフェで過ごす人はこの数値に含まれていない。

日本は全体的にホームレスが減少しているが、10月17日のWSJによると、厚生労働省の調査では、2014年の日本全国のホームレスは7,508人で、2010年の12,253人から減少した。ホームレスの記録的減少は、ホームレス人口の高齢化が主な要因である。高齢化に伴い、健康問題に直面するため、社会福祉を受けることでホームレスを終える人が増加している。 緊急シェルターや職業相談などホームレスに対する日本政府の「自立支援政策」が効力的であり、日本の社会は米国に比較して社会福祉政策がもっと安定しているとの評価がある。一方、米国では子供のホームレスが多いことが問題である。HUDの報告によると、2013年1月のホームレス全所帯の58%は子供であり、ホームレスの9%は18歳から24歳で、32%は25歳以上である。日本より離婚率が高い米国ではNYCも例外なく、特に低賃金の未婚の母がホームレスに陥るケースが多い。貧困が要因によるホームレスは日本も共通した問題であると思われるが、米国は家庭内暴力で逃亡した女性と子供がホームレスになるケースも珍しくない。

DHSによると、NYCの避難所システムは、全米で最も包括的で洗練されていると認識されている。同市は単に緊急シェルターを提供するだけではなく、ホームレスになる潜在的危険性のある人口層に対する予防サービスの分野で革新的及び先駆的である。安全ネットとして避難所を必要な人に提供しながら、NYCはホームレス政策の最前線で予防の努力に焦点をあてている事をアピールしている。米国の多数の都市と同様、NYCは毎晩男女.子供に一時的な緊急シェルターを提供している。その取り組みは家族や個人の家庭内暴力、立ち退き、災害による家の崩壊などホームレスになる危機の様々な要因を認識し、それに対応する為の情報とサービスを提供している。シェルターが利用可能な個人は他の住宅のオプションがない人達であるが、緊急シェルターを長期的な在住として提供していないことを最初から明白にしている。ホームレスの予防策は、地域社会との連携を通して安定した住居に住む事を目指している。NYCのホームレス数は2005年には4,395人であったが、2014年には3,357人に減少した。ユニークなホームレス救済の為のミニ.ハウス 建設はその一因である。

 

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