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北カリフォルニアでのストライキ

11 日午前中、ニューヨーク(NY)市は、米国最後のエボラ感染者であるクレッグ.スペンサー医師がエボラ.フリーになったと公表した。市長のビル.デ.ブラジオは、病院関係者、彼の妻、およびスペンサーと並んで喜びの声明を発表し、NY市はエボラ.フリーになったと宣言した。米国は今日の時点で、実質的にエボラ.フリー国になったが、医療関係者の間で医療機関の安全対策を求める声が拡大している。全米15以上の州で医療関係者のストライキが今日から開始される。カリフォルニア州の看護婦や看護師は今日から2日間、エボラから彼らと地域社会を保護する準備が不足していることを訴えるストライキを決行している。

33歳のスペンサーは、国境なき医師団の一人としてギニアでエボラ患者の治療に従事し、17日帰国した。エボラに感染したことが判明した直後の23日からNY市のベルビュー病院で治療を受けていたが、今日完治したことが報告された。ブラジオ市長は記者団の前で、スペンサーとNY市はエボラ.フリーになったと宣言し、彼が「通常の生活に戻る」ことを歓迎した。ブラジオ夫妻はそれぞれスペンサーを抱擁し、市長は 「英雄を抱擁するのはいい気分だ」と述べた。また、約5,000人が死亡しているエボラ被災国の西アフリカでエボラと闘い、治療中も冷静であったスペンサーを称えた。退院の喜びと感謝を表明したスペンサーは「今日私は健康であり、もはや感染していません」と語った。また、感染時に西アフリカから帰国した医療従事者に提供されたプロトコールの有効性について語り「私はプロトコールが如何に効果的であったかを示す生きた例であり、 生存と他人への伝染を防ぐ事を明白にする為、早期発見と隔離は重要です」と述べた。

リベリア系アメリカ人の男性を除き、米国で治療を受けたエボラ患者は全員完治し、懸命な治療と医療チームによる看護および疾病対策予防センター(CDC)のプロトコールが有効であることを証明した。しかし、西アフリカから帰国する医療従事者が滞在する 6州を除いて、大半の州の医療施設にはエボラ感染の準備、教育および訓練は不十分である。充分なエボラ対策がない地域の看護婦や医療従事者の間で不安が拡大し、ワシントンD.C及び16州中18以上の都市で、医療従事者による完全なエボラ対策を要求するストライキが行われている。彼らはボストン、シカゴ、ヒューストン、ラスベガス、メンフィス、マイアミ、セントルイス、ニューヨーク、ジョージア州のオーガスタ、メイン州のバー.ハーバー、ノース.キャロライナ州のダラム、テキサス州のエルパソ、ミズリー州のカンザス市、バージニア州のレイク市、ミシガン州のランシング、オハイオ州のマソラン、ミネソタ州のセント.ポール、フロリダ州のタンパで活動を計画している。

11日、北カリフォルニアでは約18,000人がカイザー.パーマネンテ病院前でピケを張っている。2日間のストライキ期間に、20以上のカイザー病院や30以上のクリニック前で、安全装備、訓練を求める抗議デモが行われる。又、ワシントンD.C.の病院400人を含めて、全国の約100,000 人の看護婦と看護師は、エボラ対策の「欠如に抗議する」ストライキ、ピケなどを実施する水曜日を「アクションの日」と呼んでいる。彼らは安全な防護服やエボラ患者の世話をするための訓練を要求している。185,000人の登録看護婦で構成される国内最大の看護者組合である国立看護連合(NNU)の代表者は、看護婦が適切な防護服や訓練が無い状況は、消防士に適切な消火訓練と防火装置がないこと、または戦士が訓練と武器なしに戦争に参加する事と同じであると指摘している。ある一人の登録看護婦は「誰もストライキは好まない」が、安全対策を万全に整える為に注目を集める方法はストライキ以外にないと述べているという。

医療関係者のストライキは事前に病院に通知する限り合法的である。準備期間を与えることで病院は代用職員を採用することが可能である。エボラ感染のリスクが最も高いグループは医者、看護婦や看護師を含む医療従事者である為、将来に備えて防護装備と訓練を要求することは自然である。彼らは、具体的に材料試験に適合した特定規格の防護装備を要求していて、それらはウイルスの侵入と血液の浸透を防ぎ、肌の露出が全くないフル.ボディ予防スーツである。また、国立研究所が認可した職業安全保健の空気清浄呼吸設備、及び予防スーツや保護装置の使用方法に関する訓練を要求している。

今日の時点でエボラ感染が新たに報告されているケースはない為、米国は事実上、エボラ.フリー国になったが、全米のモニター中の人数は不明である。NBCニュースによると、スペンサーは17日の帰国後、症状が顕われる前にNY市の地下鉄やタクシーを利用し、レストランで食事をした為、ニューヨークの保健当局は、スペンサーとの連絡を継続中であり、主に旅行者、スペンサーを世話した幾人かの医療従事者や彼を病院に運んだ救急車の職員を含めて、現在375人をモニター中である。しかし、21日間の監視期間は終わりに近い。スペンサーは、米国人最初のエボラ感染者となり、生存した宣教師のナンシー·ライトボルから血漿輸血を受けた。

 

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