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オバマ大統領は今夜東部時間8時から移民法に関する大統領令を公表する。一部の共和党議員は支持しているが、多数の共和党の強い反対を押し切っての行使である為、批判が高まっている。事実に反して、違憲であり違法だと主張するリーダーもいる。もし違憲なら、なぜオバマ氏は今年だけで20回以上の大統領令を発令することが可能だったのか、なぜ違法なのかを彼らは説明できない。そのような批判はお決まりのポーズに過ぎないからだ。オバマ氏は、大統領として合法的な権威を駆使すると宣言した。

一部の共和党は緊急な対策が必要であるとし、オバマ氏の大統領令を支持している。政治的メリットを理解している一部の賢い共和党は、移民法を改正する必要がある為、一部の共和党が主張している「井戸を毒する」ことはないと明言し、今回の行動を奨励している。反対者は、共和党が移民法に取り組む機会を阻止するとし、職権の乱用であると述べている。上院少数派の2番目のリーダーであるジョン.コーニンは「オバマ大統領の一方的な行動は違憲かつ違法であり、移民改革のための私たちの展望を深く傷つけるでしょう」と述べた。大統領令には長い歴史があり、彼らの主張は間違っている為、オバマ氏はこれらのコメントを全て無視。下院議長のジョン.ベイナーは今年1月末、暫定的な法案を紹介したが、1週間後にはその取り組みを放棄した。他多くの共和党議員は充分時間があったにも関わらず、普段から取り組んでいなかったので大統領令の発表前の土壇場で騒いでも、オバマ氏の意志を変えることは不可能である。大統領は口先だけの輩に「パンチを返す」とユーモラスに語る政治風刺家もいる。

歴代大統領の年間平均数 (トルーマン113、アイゼンハワー61, オバマ34)

オバマ氏は今年合計24回の大統領令に署名した。1月に1回、2月に3回、3月4回、4月3回、5月1回、6月2回、7月4回、8月1回、9月2回、10月に3回である。これは歴代の大統領に比較して平均的に最も少ないか、または最も控えめである。今年の課題は、賃金から貿易に至る経済、中東関連問題、安全保障、防衛、州の交通や鉄道に関する問題、公衆衛生と健康、犯罪、教育、金融消費者問題など、多岐に及んでいる。その中で、オバマ氏が直接国民に公表した大統領令は、2月10日発令の連邦政府契約企業労働者の最低賃金引き上げ、6月9日署名の学生ローン.プログラム、7月31日公表の公平支払いと職場の安全などである。 24回の大統領令で、直接オバマ氏が国民に大統領声明を発表した課題に対して、共和党は必ずコーニンの発言と似たような批判を繰り返すというパターンがあるが、今回の移民法に関しては政府閉鎖で脅しているなど、最も熾烈である。

ほとんどの主要メディアは、約500万人の不法移民の強制送還停止が含まれている事を予測している。これはオバマ氏と議会との分裂を最も悪化する要因であり得るが、議会は法的にその行動を阻止することは出来ない。何しろ、今夜の大統領声明による重大な大統領令は、ヒスパニック地域社会の支持をほぼ完全に取り戻し、2016年大統領選の基盤を作るので、共和党にとっては大変な脅威である。違憲および違法であると主張している反対者を意識してか、オバマ氏は「私が計画していることは、議会と協力し、全ての問題を解決する超党派の包括的な法案を通過することを奨励し続けている限り、 システムの機能を改善するため、大統領として合法的な権威を使って可能な事をすることです」と語り、大統領令を今夜公表することを明白にした。

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