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2013年の寄付金は2012年より上昇した。驚く事に米国所帯の95%以上は慈善団体に寄付し、1所帯当たり年間で平均約3,000ドルを寄付している。総体的に、企業より個人の慈善寄付額は遥かに高いが、時代を反映し、オンラインでの慈善寄付も増えている。また、ボランティア活動を含めて、特に年間で最も商売が繁盛する感謝祭やクリスマスの時期は、慈善団体の寄付金も増加すると言われている。社会への還元に奉仕することに積極的な国民が多いことを示唆している。

全国慈善信託(NPT)の調査によると、アメリカ人は2013年に3,351億ドルを寄付し、2011年から4.4%増大した。一方、2013年に企業は約170億ドル寄付した。米国の個人および家族は慈善寄付に参加する人が多く、世帯の95.4%は慈善団体に寄付し、1所帯当たりの年間平均金額は2,974ドルである。財団は2013年に約500億ドルを寄付し2011年から5.7%増大した。2013年の最大の慈善寄付は個人によるもので2,410億ドル(全体の72%)、次に財団は500億ドル(15%)、遺産による寄付は約270億ドル(8%)、最後に企業は約170億ドル(5%)である。慈善寄付の受理者は宗教組織が最も多く31% 、次に教育組織は16% 、福祉団体は12%、助成金財団は11%である。2013年に教育組織が受けた寄付は前年より8.9%増大し、その増大率は他のどの組織より大きい。

2013年の慈善寄付総額は国内総生産(GDP)の2%を占め、歴史的に、慈善寄付は株式市場の約1/3の速さで上昇している。1998年から2052年の間に遺産の慈善寄付は推定6.6兆から27.4兆ドルになると予測されている。同時期の慈善寄付の合計は推定21.2兆から55.4兆ドルになると予測。2055年までには、アメリカ人は彼らの蓄積資産を次の世代に譲るため41兆ドル位の変化がある。富裕世帯の95%は慈善団体に寄付し、富裕寄付者の62%は寄付の主な動機として「社会への還元」を挙げている。昨年、富裕世帯が寄付した最大の割合は教育(80%)、基本的ニーズ(79%)、芸術(69%)、健康関連団体、および宗教団体はいずれも(65%)である。

2013年に最大100の慈善団体はオンラインでの寄付が13%増え、100中25の団体は、オンライン贈与からそれぞれ1,000万ドル以上の寄付金を集めたと報告した。オンラインでの寄付は2013年には13.5%増大し、総体的な慈善寄付は4.9%増大した。2013年の全ての慈善寄付のうち、オンラインでの寄付は6.4%を占めた。オンラインでの寄付は小さな非営利団体が最も伸び率が高く、宗教非営利団体はオンライン寄付で最大の増加を占めた。

2013年の非課税部門の慈善団体に関する情報によると、全米で約1,536,084の慈善団体が存在する。2012年、公共慈善団体は、合計1.65兆ドルの歳入、および1.57兆ドルの出費があり、合計3兆ドル以上の資産があると報告した。2009年に納税申告書を提出した非課税団体の62%は323億ドルの累計収入で10万ドル以下の資産があった。1億ドル以上の資産を持つ非課税団体は、非課税部門の0.4%を構成し、2009年に1.1兆ドルの歳入を報告した。2012年の非課税組織の収入源には、政府契約および手数料を含むプログラムのサービス(73%)、寄付、贈り物、政府補助金(21%)、特別なイベント収入、賃貸収入及び製品の売上(6%)である。2012年には米国に86,192の非営利慈善団体があり、2011年から5.3%増大した。2010年に非営利団体の慈善寄付は、米国で支払われたすべての賃金および給与の9.2%を占めた。

更に、ボランティア活動の経済価値も報告されている。6,450万の成人ボランティア活動者は、79億時間を奉仕し、推定1,750億ドルの価値があると報告されている。ボランティア活動時間の推定ドル価値は、2013年に時給22.55ドルである。米国のトップ4つのボランティア活動は、募金または、募金の為の製品販売(25.7%)、食品の収集や配布(23.8%)、一般労働や運輸(19.8%)、及び個別指導や教育(17.9%)である。トップ4つのボランティア分野は宗教(34.2%)、教育(26.5%)、社会奉仕(14.4%)、健康(8.0%)などの組織である。

2013年の慈善寄付はGDPの2%に相当し、慈善寄付の大半は企業ではなく個人の貢献によることが判明。平均的アメリカ人の1所帯は年間で約3,000ドル寄付し、全所帯の95%は何らかの慈善寄付に貢献していると報告されている。企業を含む富裕層は、彼ら自身および家族の利益のために教会、病院、文化センターなどに寄付する傾向がある。一般の個人は、宗教、教育、福祉団体などの組織、および個人のボランティア活動を通して慈善団体に貢献している。毎年、感謝祭やクリスマスのシーズンになると慈善寄付は増大することが報告されている。特に、飢餓と戦っている団体にとってこの季節は重要である。歴史的に、宗教組織は最大の慈善寄付の受益者であるが、ホームレス又は貧困家庭の信者を援助する教会も多数存在するため、慈善寄付は重要な資源である。更に、約4,800万以上の米国人は食料安全保障がない状況下で生活している為、特にこの時期は慈善寄付が増えると言われている。この報告は米国が慈善寄付社会であることを示唆している。

 

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