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第114新議会について

6日に最後の上院選挙となったルイジアナ州の決勝戦で、共和党ビル.キャシディは民主党対抗者のメアリー.ランドルーに14%ポイント多く獲得し、予測どおり共和党の議席を増やした。中間選挙の最終結果は、上院議会で完全な共和党州となった州名、完全な民主党となった州、両党が存在する州なども明白にした。また、2015年1月からスタートする新議会の構成、及び新メンバーの性別、年齢、議員としての経験などの比率も判明している。多数派となった共和党は新議会で何を目指しているのか?これら第114新議会の情報は2016年大統領選の重要なヒントになる側面もあるかもしれない。

2015年1月3日から開催される第114新議会は、2016年11月の大統領選後、オバマ大統領が任期を終える 2017 年 1月 3日までの2年間である。2014年の中間選挙の結果、上院で共和党は54議席(旧45議席)を獲得し、民主党は 9議席を失い44議席(旧53議席)、無党派は2議席を獲得し、合計100名が新議会のメンバーである。下院議会でも共和党は12議席増やし、合計246(旧234)、民主党は13議席を失い188議席(旧201)になった為、両院でいずれも圧倒的な多数派になった。また、1名は未発表がある。最後2年間のオバマ政権は厳しい局面を迎える。

上院議会の組織は、副大統領のジョー.バイデンが上院大統領であり、大統領臨時は共和党のオリン.ハッチ(推定)であり、大統領臨時名誉は民主党のパトリック.リーヒィである。リダーシップについては、多数派院内総務がミッチ.マコーネルであり、院内補助(又はウイップ)としてジョン.コーニンが就任する。少数派リーダーは民主党ハリー.リード、補助リーダー(ウイップ)にはディック.ダービンが就任する。下院議会の場合、議長はジョン.ベイナー、大多数リーダー又は院内総務にケビン.マッカーシー、副リーダーにスティーブ.スカリスが選出された。少数派リーダーにナンシー.ペロシ、補助リーダー(ウイップ)にステニー.ホイヤーが適用された。

上院議会には50州に各2名ずつ代表議員が存在する。2014年の中間選挙で33人の議席が更新された結果、総体的に2名がいずれも共和党になった州は1.アラバマ、2.アラスカ、3.アリゾナ、4.アーカンソー、5.ジョージア、6.アイダホ、7.アイオワ、8.カンザス、9.ケンタッキー、10.ルイジアナ、11.ミシシッピー、12.ネブラスカ、13.ノース.キャロライナ、14.オクラホマ、15.サウス.キャロライナ、16.サウス.ダコタ、17.テネシー、18.テキサス、19.ユタ、20.ワイオミングの20州である。従って、保守色が濃厚な南部州は完全な共和党州である事を示唆している。

一方、2名とも民主党である州は1. カリフォルニア、2. コネチカット、3. デルウェア、4. ハワイ、 5. メリーランド、6. マサチューセッツ、 7. ミシガン、8. ミネソタ、9. ニュージャージー   10. ニューメキシコ、11. ニューヨーク、12. オレゴン、13. ロード.アイランド 14. バージニア、15. ワシントンの15州である。これらの15州はほぼ歴史的にレベラル傾向が強い。

2名の代表議員がそれぞれ共和党と民主党に分かれている州は、1. コロラド、2. フロリダ、3. イリノイ、4. インディアナ、5. ミズリー、6. モンタナ、7. ネバダ、 8. ニューハンプシャー、9. ノース.ダコタ、10. オハイオ、11.ペンシルベニア、12. ウェスト.バージニア、13.ウィスコンシンの13州である。また共和党および無所属議員が選出されている州はメインである。民主党と無所属の州はバーモントである。これら15州は2016年の大統領選でも重要な鍵を握る苦戦州になる可能性がある。

11月4日の中間選挙で選出された新たなメンバーは、3人の黒人女性を含む合計70人が第114議会の新人である。ナショナル.ジャーナルによると、その新メンバーの性別は男性が81%、女性が18%である。また、年齢別には30から39歳は15%、40から49歳は27%、50から59歳が35%、60歳以上は20%である。70人中、最も若い議員は30歳のニューヨーク21区から当選した新人共和党の女性議員である。最も高齢者はニュージャージー12区から選出された69歳の女性民主党議員である。77%は州及び又は米国議会で議員としての経験者であり、22%は未経験者である。

保守派がコントロールする第114議会は本格的な減税、引き続き女性の健康問題に関与、オバマ大統領の空席補充のための指名に対する妨害、低所得者の為の社会安全ネットおよび環境保護政策の弱体化の動きがあることが懸念又は予期されている。移民法に関しては、大統領令が発表される前まで、複数の共和党議員は移民改正法に積極的であったが、11月20日以降、大多数の共和党は移民法の大統領令は憲法違反だと主張している為、新議会がこれに対処する動きとして、オバマケアの撤廃及び環境保護局の規制を放棄する為、これらの部門で融資停止を提案している複数の共和党の意見が考慮される可能性がある。また、共和党は大統領が彼らの税政策を拒否し続けていると主張しているが、大統領は税制には幾つか交渉可能な分野があると述べている為、新議会最初の時期は税制改革に集中する可能性がある。

上院多数派リーダーになったミッチ.マコーネル、下院予算議長であるポール.ライアン、2016年大統領選の共和党有力候補者であるランド.ポールの3人は先週、新議会の多数派として「オバマ大統領の腕をねじる方法を企画する」ため長時間論議し、外交および経済政策について語った。5月2日のABCニュースによると、彼らの目標は(1)大統領を従わせることである。これについてマコーネルは、中間選挙結果はもっと共和党が提案する政策および法案を大統領が受けるべきであると考えている。(2)共和党が支配できる事を国民に示すことであり、マコーネルは政府閉鎖を含む機能不全を共和党が先導または容認するべきではないと考えている。(3)議題を提案するときは、広範かつ具体的に考えることの三つである。ライアンは、共和党の優先課題は税制改革であり「大統領がもっと競争力のある国であることを望むなら、彼が出来る一つの最善策は包括的な税制改革である」と語った。防衛費は連邦政府財政の最優先事項であると考えていて「 私たちの国を守るために必要な事には支出することに同意しています」と述べ、「軍事費のセクエスターを除去する5年間の予算計画がある」と語った。また、イランの制裁は交渉のテーブルにあるとして、イラン政策は現実的で超党派の明確な方法で行動する必要があると述べた。ポールは 「我々はワシントンで合理的な事を何もしていない」と述べた。

しかし、総体的に議会が「合理的な行動を何もしていない」要因は共和党内に派閥があるからである。それは引き続き問題であり、新議会の課題の取り組みには分裂が生じる可能性がある。新議会での最悪のシナリオは、共和党が交渉ぬきで独断による党派優先の法案を通過した場合、大統領は最後の2年間で最も多く拒否権を行使する可能性がある為、共和党の全ての目標は達成不可能である。

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