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ニュータウンの悲劇から二年目を迎える12月、銃規制より重保持の権利を支持する米国人が増えている。数年前から銃の保持を重視する人が増え始め、15 年前に比較して、初めて過半数以上になったことが世論調査の結果判明した。最近、銃を支持する傾向は総体的に増えているが、人口動態的に、誰が最も銃は犯罪からアメリカ人を保護すると考え、どのような人口層が最も銃規制を支持しているのか?この変化は何を意味しているのか? この調査は最も重要な事実を反映していないが、それは何か?

ピューリサーチが10日に公表した世論調査によると、銃規制を重視する46%の人口層に比べて、現在52%の米国人は、銃規制より保持の権利を主張している。これは15年前には見られなかった傾向である。1999年には66%の国民は銃規制を重視し、銃保持の権利を主張した率は僅か29%であった。しかし、2008年には銃規制派は49%、銃保持派は45%、2011年には51%が銃規制を支持、銃の権利を支持していた国民は45%であった。しかし、2012年12月14日、コネチカット州のニュータウンで20人の小学生および6人の教師が殺害された数日後の調査では、48%のアメリカ人は銃が人々を保護すると答え、人々を危険に晒すと答えた人は37%である。 この事件をきっかけに、銃に対する人々の考え方や態度に変化が見られることを示唆しているのが最近の世論である。12月3日から7日に1,507人の成人を対象に実施された世論調査では、ほぼ10人中6人または57%のアメリカ人は、銃を所有することで犯罪の被害者になるこを防ぐと考えている。一方、銃保持はもっと個人を危険に晒す可能性が高くなると答えた回答者は38%であった。

その中で最も顕著な変化があるのは黒人である。銃保持は危険な状況から保護すると答えた率は2012年12月の調査ではわずか29%であったが、現在54%で劇的に増大した。一方、54%の白人は銃を保持している方が安全であると答え、現在62%が銃保持を支持していて、極端な差はない。党派的には、2012年に、銃保持は保護につながると答えた民主党は33%であり、危険であると答えた率は56%であった。2014年には35%が銃保持は危険から身を守ると答え、危険に晒すと答えた率は60%で、双方の意見が増えていることが特徴である。一方共和党の場合、2012年に銃保持の権利を主張した人は63%、危険であると答えた率は21%である。しかし、2014年に銃は犯罪から身を守ると答えた率は80%まで増大し、銃の保持は危険であると答えた率は16%で、銃保持に対する態度には一貫性がある。

2013年1月 2014年12月
銃所持派 銃規制派 銃所持派 銃規制派
総合 45 51 52 46
男性 51% 44% 61% 37%
女性 38% 57% 43% 54%
18〜29 39% 59% 47% 52%
30〜49 48% 47% 49% 49%
50〜64 44% 51% 57% 39%
65歳以上 45% 47% 53% 43%
白人 53% 42% 61% 37%
黒人 24% 66% 34% 60%
ヒスパニック 27% 72% 25% 71%

約2年間の推移を示す上記の調査結果は、(1)総体的に、近年銃規制より重保持の権利を強調する人口層が増えている。(2)若い世代、女性、黒人、ヒスパニックの少数派は銃規制を支持する傾向が強い。(3)2013年1月には、最も銃暴力の犠牲になりやすい黒人が最も銃保持の権利を主張する率が低い。黒人は概して銃規制を支持しながらも、2014年12月には銃保持派は10%ポイント増加した。特に、今年その変化が見られる主要因は、非武装の黒人が射殺される事件の頻度が高くなったことが真理的に影響しているのではないかと思われる。(4) 銃規制は政府の干渉を強化すると誤った考え方をしている人が増えていることを示唆している。

結論として、この調査は個人が銃をどの角度から見ているか、その視点によって変わることを示唆している。つまり、保護するための手段とみるか又は、危険な武器であると見るかどうかによって銃に対する態度は変わることを強調している。しかし、銃保持の権利を支持する事と銃規制を別の次元で見るべきではない。なぜなら、銃保持者を含む90%以上のアメリカ人は 最も基本的で常識的な銃規制であるバッググランド.チエックを支持している。従って、このピュー.リサーチの調査結果は、その事実を反映していない。7月3日に公表された クウイニピアクの調査では92%の銃保持者を含む有権者の92%は、全ての銃購入者のバッググランド.チエックの必要性を支持した。また86%の共和党、98%の民主党が支持した。89%の有権者および91%の銃保持者は精神病者による銃入手を防ぐ銃法を支持し、更に、50% の米国人は厳しいバッググランド.チエックを支持している。つまり、危険な人物に銃が渡ることを防ぐバッググランド.チエックは銃保持と銃規制のバランスを保つ最も理想的な方法である為、大半のアメリカ人は一貫してバッググランド.チエックを支持しているという事実が考慮されていない。

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