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クリスマスの休暇シーズンは、クッキー、パイ、アイスクリームなど、シュガーが多量に含まれる甘い物を食べる機会がある。 我々は通常、砂糖が脳に与える影響について考えることはないが、学術誌American College of Neuropsychopharmacology 12月号に掲載された脳神経医学者の研究報告によると、我々の脳は異なる2つのタイプの砂糖にそれぞれ違う反応をする。砂糖にはフルクトース(果糖)とグルコース(ブドウ糖)の2種類のタイプがある。この研究はグルコースより、フルクトースが「脳の報酬回路の応答を高め、摂食行動を促進する」と述べている。肥満の原因は、明らかにフルクトース.タイプのシュガーの取り過ぎである。

フルクトースは水溶性であり、果物、ベリー類、根野菜などの植物源に見られる。また、サトウキビ、テンサイ、トウモロコシから派生し、高果糖コーン.シロップに含まれている。果物やジュースを含めてフルクトースの全ての形態は一般的に嗜好性と味を強化するため、及び焼き菓子のような幾つかの食品を褐色変化させるため追加される。グルコースは植物に含まれるシンプルな糖の一種である単糖のひとつである。消化中に血流に直接吸収され、細胞はそれを二次エネルギー源および代謝中間体として使用するため、生物学的に重要な炭水化物であることが一般的に認識されている。

ケック医学大学の助教授およびこの研究の著者キャスリーン.ページによると、米国成人の3人中2人は太りすぎであり、3人中1人は肥満である。これは過去25年間でライフスタイル及び食事摂取量の変化に伴い、フルクトース消費量の増加が主要因である。フルクトースは、果実に発見される単糖であるが、高果糖コーン.シロップの形態で「精製された糖」として、多くの食品に添加されている。グルコースと比較して、身体の主なエネルギー源は通常、複雑な炭水化物の分解を経て製造される。フルクトースは空腹感を促進するため、もっと食べたくなる状況になるが、グルコースが脳に送られると満腹感を促進する為、食べ過ぎることはない。人での予備研究で、グルコースは代謝飽満に関与する視床下部(自律調節機能の間脳)の活性を低下させるが、フルクトースにはそのような機能はない。

16歳から25歳までの24人の若い男女は、南カリフォルニア大学心理学部およびケック医学部で機能的磁気共鳴画像法(fMRI)を使用した研究に参加した。この研究ボランティアは、グルコースまたはフルクトースのいずれかが含まれている飲料水を飲んだ後、チョコレート.ケーキのような食品の画像を観察し、食べる脳の応答や動機を調査した。研究の結果、脳の報酬回路(欲求が満たされた時、活性化する脳の神経系)の一部にグルコース飲料に比較して、フルクトースは飢餓感と食べる動機が高くなることが観察された。つまり、グルコース飲料のがぶ飲みにはストップの信号が送られるが、フルクトースは強い食欲本能が促進される為、これが太り過ぎの要因になるという。グルコースに比べて、フルクトースを消費した後に高カロリー食品を刺激するこれらの神経および行動反応は、食べることを促進する傾向がもっと高くなるという。

キャスリーン.ページ は、体や脳はフルクトースとグルコースの二つのタイプにそれぞれ異なる反応をする為、フルクトースの消費は過食を促進する可能性があると述べている。グルコースはインスリンを汲み出す膵臓によって取り込まれ、食べ物に満足していることを脳に伝えるが、フルクトースは肝臓で吸収されるので、脳に反応する二つのタイプの砂糖の機能が異なると説明している。また、果物に含まれるフルクトースには問題はないが、クッキーやソーダのような加工食品が肥満の原因になると指摘し、高糖食品や食欲をそそる刺激的食品が溢れている社会で「重要な公衆衛生上の意義」を提供している。

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