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オバマ大統領の一般教書演説のテーマーは、新たな税制、既に発表した幾つかの政策も含めて、主に中産階級の経済向上であった。選挙演説的なアプローチを控え、幾つかの法案通過を議会に要請した。例年とは幾分異なり、スピーチの後半では党派のイデオロギーを越えた真の政治とは何かを力説し、米国は一つであることを強調した。基本的には、就任中6年間続いている党派の分裂と機能不全を向上させたい思いを訴えた説得力のあるスピーチであった。しかし、共和党多数派の議会に対する抵抗感や違和感はなく、むしろ、威厳と冷静さを秘めた落ち着いた約1時間のスピーチであった。

オバマ氏は最初に、現在の国内経済について語り、1999年以来、経済は成長し雇用は最も早いペースで創出し、経済危機前より失業率は低く、学校を卒業する子供も増え、健康保険に加入している人口も増え、地球上のどの国より不況から自由になったと述べた。更に赤字は減少し、党派の構想ではなく、合理的な予算を議会に提案し、今後数ヶ月でその考案のため全米を駆け回る予定であると伝えた。また、過去 5年間でビジネスは1,100万の新たな雇用を拡大し、海外への石油依存が解消され、エネルギー生産はブームである事を強調した。従って、外国からの石油依存が減少したため「我々の惑星を保護することが可能であると思う」と語った。また、アメリカは石油とガス、および風力エネルギーで世界一の国であるとし、ガスの価格が下がった為、典型的な家族は今年石油の経費に$750預金できるはずであると述べた。 また、昨年だけで1,000万人のアメリカ人が、安全な健康保険に加入することができたと報告した。しかし、崩壊した移民法を修正しなくてはならない時、政府閉鎖、健康保険を取り上げることで家族の安全を脅かすような法案には拒否権を行使すると警告した。また、2007年以来、小企業の雇用主は、初めて従業員に対して給与を上げる計画があると述べ、最低賃金の引き上げを暗示的に催促した。更に、勤労者およびアメリカ人の成長の機会を回復するため「一緒にもっとやるべきことをしましょう」と議会を鼓舞した。

米国は、過酷な境遇から労働者を保護する為、社会保障、メディケア、メディケイドを制定した。努力および夢が有る限り、市民の学校や大学、インフラ、インターネットなど必要なものを構築した。それが中産階級の経済であり、この国の全員が「同じ規則で公平な分配を受ける時がベストである」と述べた。また、一部の外交政策にも触れ、招待された軍人らを意識し、9.11以来初めて、アフガニスタンでの戦いは終わり、6年前イラクとアフガンで奉仕した軍隊は180,000 人であったが、現在15,000人以下に減少したと報告し「我々を安全にしてくれる9.11世代の全ての男女の勇気と犠牲に敬礼し、貴方のサービスに感謝している」と述べた。

更に、中産階級の経済は世界の一定の変化で、勤労者世帯がより安全を感じるよう援助するとし、子育て、大学、ヘルスケア、家を購入し、退職する余裕があるように援助することであり、「私の予算案はこれらの問題に対処すること」であり、働いている家族の税金を下げ、毎年数千ドルが彼らのポケットに戻ることである。今日の経済で、子供の両親が働いている多くの家族は経済的な必要性に迫られているからであり、これまで以上に手頃な価格で質の高い子供の養育が必要であると語った。その為の計画として、米国の中流階級と低所得家庭が質の高い保育を可能にするため、子供一人に対して、年間で最高$3,000の減税を提案した。次に、先進国で病気や産休の有給休暇を保証していないのは米国だけであると指摘し、4,300万人の労働者が有給休暇を受けていないと述べた。そのため、かなり多くの両親は、病気の子供か給料のどちらかの苦痛な選択を迫られているので、有給休暇法の導入を支援するために新たな行動を取るとし、「ワシントンでこの法案に投票しましょう」と促した。すべてのアメリカ人労働者が「7日間の有給病欠を得る法案を私に送って下さい」と要請した。次にオバマ氏は議会がまだ最低賃金の引き上げ法案を通過していないことを指摘し、「フルタイム労働の$15,000の年収で家族を養えると信じているなら試してみなさい」と述べた。

また、40%の学生は、若い人も年配者も通えるコミニティ.カレッジに入学することを選択するとし、 そのような学生には良い仕事を求める人も、求職活動をしている退役軍人もいると述べた。また、誰でも負債がなく、卒業できることが新たな経済向上のチャンスを開くことを可能にすると述べ、テネシーでは共和党のリーダーシップ、シカゴでは民主党のリーダーシップの下で、無料のコミニティ.カレッジが成功する可能性があると語った。高校と同様「2年制大学も普遍的に無料にする構想を米国中に拡大したい」と述べた。従って、既に学生ローンに悩まされているアメリカ人の夢が崩れることがないよう、月々の支払いを減少させる事を明確にするため、「議会と共に働きたい」と述べた。また、職業訓練システムを更新している副大統領バイデンの偉大な仕事のおかげで、コーディング、看護、ロボットのような高賃金の仕事を補充するため、労働者を訓練する地元の雇用者と接触していると報告した。また、ミッシェルおよびバイデンの妻ジルは、約70万人の退役軍人および軍人の配偶者の求職活動を援助していると報告し、感謝を表明した。

貿易については、中小企業を含む21世紀のビジネスは、海外に多くのアメリカ製品を販売する必要があると述べ、米国のビジネスはこれまで以上に輸出し、輸出業者は彼らの労働者に高い賃金を支払う傾向があると語った。しかし、中国は世界で最も急速に成長している地域の規則を文書化することを考慮しているが、それは米国の労働者や事業を不利な立場に置くと指摘し、米国はこれらの規定を書き、活躍の場を平準化する必要があると述べた。また「それが、アジアからヨーロッパに至まで、強い新たな貿易協定でアメリカの労働者を保護するため、貿易促進権限を私に与えることを両党に求めている理由です」と伝えた。また「世界の顧客の95%は、我々の国境外に住んでいます。我々はそれらの機会を閉鎖することはできません。製造業CEOの半数以上は、積極的に仕事を中国から米国に戻すと言っているので、彼らがそれを成し遂げるもう一つの理由を与えてみましょう」と語った。

更に「21世紀の企業は、アメリカの科学技術、研究開発に依存します。適切なタイミングで適切な治療を提供します。私は、ポリオを排除し、医学の新しい時代をリードする人間のゲノムがマッピングされた国にしたい。一部の嚢胞性線維症患者にとって、このアプローチは転止できないと思われていた病気を逆転します。私は、がんや糖尿病などの病気を治すため、私たち自身と私たちの家族の健康を維持するため、必要な個人情報にアクセスすることを可能にするため、新しい精密医薬イニシァティブに乗り出します」と述べた。

次に税改革を提起し、かなり長い間ロビイストは税の抜け穴による税規約に不正手段を使い、他の人が「完全な運賃」を支払っている時にいくつかの企業は何も支払っていないと指摘した。彼らは、中産階級の家族に対する税控除を否定しながら、超金持ちには必要のない税の抜け穴を与えてきたと語り「今年はそれを変える機会です。海外に利益を保持している会社に報酬をあげることを止め、アメリカに投資する会社に報いる為、抜け穴を閉じましょう」と述べた。また「インフラを再構築し、国内に雇用をもたらすことが可能になるよう企業をもっと魅力的にするためこれらのお金を使いましょう。上位1%の税金支払回避を可能にすることで経済格差を導く抜け穴を閉じてみましょう。私たちは、より多くの家族が育児のため、 大学に自分の子供を送ることを援助するため、そのお金を使うことができます。私たちは、本当に新しい経済の中で生活に苦労している米国労働者を援助するための税規定が必要であり、私たちは一緒にそれを達成することができます」と述べた。

オバマ氏は安全保障について語り、「賢いアメリカのリーダーシップを信じています」と述べた。強力な外交と軍事力を兼ね備えたとき、構築した連合国との力を活用したとき、 この新しい世紀に存在する機会に恐れない時、最高の状態に導くと語り「我々が今世界中で実施していることはまさにそれです」と述べた。まず、パキスタンの学校からパリの街角に至まで、テロリストの標的となっている世界中の人々と団結し、テロリストを追い詰め続け、彼らのネットワークを解体し、一方的に行動する権利を留保し、就任以来、我々が執拗に行ったように、 同盟国に直接脅威を与えるテロリストを捕らえていると語った。また、イラクとアフガニスタンで高くついた教訓について触れ、現在イラクとシリアでの米国軍事力も含めて、ISISの進行を停止している。中東で戦争に引きずり込むかわりに、アラブ諸国を含む幅広い連帯で、このテロリストを弱体化し最終的に破壊するため、アラブ諸国を含む幅広い連携をリードしている。また、この努力で我々を援助できる穏健派のシリアの反勢力を支持し、暴力的な過激主義のイデオロギーに立ち向かう世界中の人々を支援しているとし、「この努力には時間を要します。集中する必要があります。しかし、我々は成功します。今夜、我々はこの使命に団結していることを世界に示すため、ISILに対する武力行使を承認する決議案を通過する事を議会に要請します」と述べ、「その権限が必要です」と断言した。

また、オバマ氏はキューバの制裁を終えたことについて触れ、50年間効果がなければ新たな方法で試す時であると述べた。キューバ政策の変化は「半球での不信の遺産を終える可能性があり、キューバの制限について偽の言い訳を除去し、民主的価値のために立ち上がり、キューバの人々に友情の手を拡げます。そして今年は、議会が禁輸を終えるための仕事を開始する必要があります」と述べた。ローマ法王フランシスコは「外交は小さな一歩の仕事です」と述べたと伝え、「これらの小さな一歩は、キューバの将来に新たな希望を加えた」と語り、キューバの刑務所に長年拘留され、釈放後帰国し、この席に招待されているアラン·グロスを紹介した。更に、サイバー脅威について語り、 テロリズムに対抗している事と同様に、サイバー脅威に対抗するため、米国政府がインテリジェンスの統合を明確にしていると述べた。個人情報の盗難、進化しているサイバー攻撃の脅威に対抗する為、より良い法案を超党派の努力で可決することを議会に要請した。

また、気候変動について、「2014は惑星で記録的に最も暖かい年だった」と語り、我々は科学者ではないが、NASA 、NOAA、主要大学、世界の優れた科学者の多くは、人間の活動が気候変動の要因であると指摘していると述べた。また、強制的に行動しない場合、我々は引き続き世界中で大きな移動の群れと飢餓を引き起こし、海面上昇、長く熱い熱波、危険な干ばつや洪水、大規模な混乱に遭遇すると指摘した。また、ペンタゴンは、気候変動が国家安全保障への即時のリスクをもたらすと述べていると報告し、「我々はそのように行動しなければならない」と指摘した。また、そのため過去6年間で、私たちはエネルギーを作り出す方法からそれを使用する方法に至るまで、気候変動と戦うため、かってないほど努力してきたのはそのためである。私たちは歴史上のどの政権よりも多くの公共の土地や水域を設定した。それは、我々の努力を後退させることで子供たちの健康を危険にさらすようなことをこの議会にさせない理由であると語った。更に「私はアメリカのリーダーシップは国際的な行動を駆動することを明確にすると確信しています」と述べ、中国が初めて、炭酸ガス排出量を制限することを公約し、世界経済大国の両国は歴史的な発表をしたと語った。

オバマ氏はスピーチの最後の段階で、アメリカは一つであるとの信念を語り「米国は、リベラルなアメリカ、または保守的なアメリカ、黒人または白人のアメリカではなく、アメリカ合衆国である」と述べた。また、他民族のるつぼであるハワイで生まれ、多様な人種と習慣のある地域で、様々な人を見て育ち、機会を与えられ、小さな町、豊かな農地、そして世界の偉大な都市の一つであるイリノイで家庭を持ち、民主党、共和党、無所属、あらゆる民族、あらゆる信仰を持つ善良な人達と一定の根本的な価値観を共有したと述べた。オバマ氏は「もっと良い政治は、民主党が彼らの議題を放棄する事や、共和党が単に私の議題を採用することではありません。良い政治は、恐怖に基づくものではなく、お互いの基本的な良識にアピールするものであることを理解して下さい。より良い政治は、お互いを邪悪に思うことではなく、議論することであり、人々の日常生活とは何の関係もない些細な失言や虚偽の論争よりも、問題、価値観、原則、事実を話すことです。より良い政治は、溝に私たちを引っ張る広告の為にダーク.マネーに溺れ、時間を過ごすことがほとんどないことであり、目的感と可能性の感覚で若者を持ち上げ、アメリカを構築する偉大な使命に参加することを求めることです」と力説した。

最後に、「今後2年間の議題は就任した時と同様、アメリカの為にベストであると信じている事をすることです」と述べ、今夜述べた概要の広範なビジョンに共有できるなら一緒に参加してほしい。一部同意できない場合、少なくとも同意できることに一緒に取り込んでほしいと語った。また、今夜ここに居る全ての共和党のアイデアを求めるだけでなく、この国を強くするため、共に働くことを求めることに精魂を傾けると述べた。幾つかの困難を通して、新しい基礎を築いてきた我々は「強く固くむすばれた家族」であり、明るい未来を描くのは我々であると述べ「一緒にこの新しい章を始めましょう。すぐ仕事を始めましょう」と言葉を結んだ。

 

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