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オバマ大統領は、ミッシェル夫人と共に25日から27日帰国のスケジュールでインドを訪問している。米国はすでにインドと強力な貿易関係を結んでいるが、歴史上初の大統領として、恒例の壮大な軍事パレードに参加し、インドとの友好関係を向上させるため各種のイベントに参加した。インド訪問には幾つかの動機があるが、インドとの友好関係を向上させる為の公約および 他の重要な目的は何なのか?

大統領はインドで暖かい歓迎を受け、空港で出迎えた首相ナレンドラ.モディの親密な抱擁を受けた。両国は25日、貿易および原子力協定などに関する会談を行い、その後米国の民間企業が原子力技術をインドに供給できるようになるとの貿易協定を公表した。また、26日オバマ夫妻は、インドのデリーで開催された共和国記念日パレードに出席した。インドはイギリスから1947年8月に独立したが、1月26日は、1950年にインド憲法が発布され共和国になった記念日である。 世界で最も規模が大きいと言われる同国の軍事パレードでは、ヘリコプターや戦闘機が飛び、軍隊、戦闘タンカー、ロケットが行進に登場するなどロシアの影響を受けたと思われるインドの驚くべき軍事力の強さをアピールしている。冷戦当時1960年代初期にインドはロシアと友好関係を築き、米国を敵視していた歴史的背景がある為、そのような軍事パレードに参加し、インドの記念日に敬意を表明した大統領は歴代の中でオバマ氏が初めてである。オバマ氏はモディ首相と並んで防弾ガラスの内側から、曇雨模様の中で披露された多様なパフォーマンスのパレードを見学した。

オバマ氏のインド訪問の目的の一つは友好関係を深める為である。民主主義国家の二国間は両国間の関係を拡大する友好宣言を行い、長年強化してきた戦略的パートナーシップをさらに深めることに同意した。友好宣言で両国間が公約したことは(1)もっと頻繁に定期的なサミットを開催する。(2)インドの首相、アメリカ合衆国大統領、およびアメリカの国家安全保障顧問との安全なホットラインを確立する。(3)  戦略的に重要なプロジェクトの合弁事業を開発するため協力する。(4)意義ある安全保障及び効果的なテロ対策の協力体制を構築する。(5)地域及び多国間協議を開催する。(6)多国間フォーラムで定期的な協議を開催する。(7)世界中で持続可能な包括的開発を強化するため両国の人々の力と才能を活用する。

もう一つの重要な課題は、気候変動に対処するためクリーン.エネルギーの研究を進める上で、パートナーシップを拡大する事である。ホワイトハウスの公表によると、25日米印二国間は、低温室効果ガスの排出技術に関する技術的なプログラムを拡大することに合意した。米印は共同でクリーン.エネルギー研究開発プログラムを促進する為、米国とインド政府、民間部門が出資の公約を更新した。二国間は気候変動に対する協力を強化するため(1)クリーン·エネルギーの財政を加速し、(2)重量車と輸送燃料に関する技術協力を開始し、 (3)効率的で気候にやさしい冷却システムを開発するため市場の変革に取り組み、(4)クリーン.エネルギーへの取り組みを実証することも含めて、他多数の条項に合意した。

オバマ氏は、2014年9月末にモディ首相をホワイトハウスに招待したが、その際2015年のパレードに参加することを約束したと言われている。今回の3 日間のインド訪問は、経済協力関係の強化に加えて、グローバル的な平和と安全、地域の健康と環境の向上を目指すためである。米国はアジア太平洋とインド洋地域との緊密な連携を維持することを目指している為、米国とインドとの友好関係を強化することは重要である。両国が戦略的なビジョンを明確にし、パートナーシップを強化し続けることを世界にアピールする為の訪問でもあると思われる。70%以上の米国民はインドに好意的であり、米国とインドは密接な貿易パートナーである。米国製品のインドへの輸出は2011年に200億ドルを越えていると言われている。

 

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