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連邦政府の食生活指針諮問委員会(DGAC)は20日、米国農業省(USDA)および保健福祉省(HHS)に2015年の食生活指針科学報告書を提出した。莫大な量の報告書は米国の最高権威多数の専門家による研究結果をまとめたものであり、アメリカ人は何を食べているかを調査し、米国民は基本的にどのような栄養素が不足し、何が過剰摂取ぎみなのを指摘している。また、食生活のパターンと健康の関連性に関する研究の結果、基本的に米国民は動物性の肉を減少し、もっと野菜や果物を取るべきであると提案している。

2015年食生活指針科学的報告書によると、DGACは連邦政府機関であり、米国人の健康を促進するため5年毎にその研究結果を報告している。その概要によると、2つの基本的な現実は、第一に米国成人の1.17億人は、一つ以上の予防可能な慢性疾患を持っていて、米国成人の1.55億人は過体重または肥満である。これらの状態は20年以上も慢性的に続いている現象である。悪い食習慣、カロリーの過剰消費、および運動不足が直接これらの疾患に貢献している。第二に、個々の栄養と肉体的活動または行動、および他の健康関連生活習慣は、個人、社会、組織、環境、および体制的に強い影響を及ぼしている。個人の食生活や運動および環境と体制の肯定的変化は実質的に健康を改善する要因である。

食生活のパターンに基づくDGACの調査で判明したことは、アメリカ人はビタミンA、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、葉酸、カルシウム、マグネシウム、繊維、およびカリウムの栄養素が不足していることが判明した。思春期と閉経前の女性は鉄分も不足し、その他カルシウム、ビタミンD、繊維、およびカリウムの栄養源が不足しているため、過少摂取は科学文献に関連する公衆衛生上の懸念があると指摘。またこのグループの女性は鉄分が不足している為、鉄欠乏のリスクが増加する懸念がある。また、DGACはナトリウムおよび飽和脂肪の2つの栄養源は、米国民が比較的に許容上限摂取レベル以上に過剰消費している為、健康上にリスクがあると述べている。また、USDA食品パターンで奨励されている量に比較して、米国人の大多数は、野菜、果物、全粒穀物、乳製品などの重要な栄養素が不足し、精製穀物や付加糖類食品を取りすぎていることが判明した。しかし、2〜5歳の最も若い子供達は推奨されている量の果物や乳製品を摂取している傾向が示唆された。

食生活パターンと健康上の問題の関連性について判明したことは、肉食を多く取るグループにその健康上のリスクが増大していることである。肉の定義は、赤肉、加工肉、家禽、ソーセージ、魚、卵、または他の様々な組み合わせによる肉が含まれる。DGACの調査によると、野菜、果物、全粒穀物、低又は無脂肪乳製品、魚介類、豆類、ナッツ類、成人の場合、適度なアルコールの摂取は健全な食生活パターンである証拠を確認した。従って、加工肉、砂糖入り食品やドリンク及び精製穀物類を減少させる必要がある。野菜や果物を中心とした食事は、すべての結論で一貫して健康を維持する唯一の特性があると述べている。

全粒穀物は、野菜や果物に比較すると、その証拠は幾分一貫性がないが、全ての結論で中度から強度の健康上の利点があることが確認された。低又は無脂肪乳製品、魚介類、豆類、ナッツ類は全ての調査結果に言及していないが、食事の有益な特性として識別された。更に適度なアルコール摂取は健康な食生活のパターンであると述べている。適度または強い証拠を示した結果として、赤肉や加工肉の高摂取量は、低い摂取量に比較して有害であることが確認された。また、精製穀物と同様、砂糖入り食品や飲み物の高消費は、適度または強い証拠を示した結果として、ほとんどすべての結論で有害であることが確認された。

DGACの莫大な情報は、今年連邦政府が発行する食生活ガイドラインの基本になるものであり、重要な情報である。今回初めて、米国人が食べるべきもの、又は極力減少させるべき食品を具体的に提示している為、その影響は多大である。例えば、長期的な健康を促進する食品は野菜、果物がベストであり、全粒穀物、低又は無脂肪乳製品、魚介類、豆類、ナッツ類、適度なアルコールも健康上の利点があると伝えている。これは長い間、多くの栄養専門家および栄養医学研究家が述べてきたこととほぼ一致している為、信憑性があると思われる。要するに植物性の食品がはやり健康には良いという結論に至ったことを示唆している。一般の国民は、様々に異なる専門家の意見に惑わされる傾向があるが、今回の報告は科学的根拠に基づき、動物性食品の高摂取は健康上のリスクを増大すると明言している。成人のアルコール摂取は適度な量であれば、長期的な健康のリスクにはならないと述べているため、極端に避ける必要はないことを示唆している。DGACの報告を基に、健康的な食生活習慣を維持するためのガイドラインを提供するUSDAおよびHHSは、ブランドによって多少異なるが、低又は無脂肪のミルクやヨーグルトにさえ、必要以上に多量のシュガーが含まれている為、製造側に制限することも今後考慮するべきである。

 

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