アメリカの最新課題 Contemporary American Issues © 2016 Yuko’s Blog. All Rights Reserved.  

ウィリー.スーンはハーバード.スムソニアン.センターの天体物理学者として、最近の風潮に反して、気候変動を否定する科学者として知られていたが、実際はハーバード大学には雇用されたことはない博士号を取得しているスムソニアンの従業員であることが判明。ここ数年、彼をモニターしていた気候変動のウォッチドッグは、彼が多数の石油関連企業から融資を受けていたことを暴露した。連邦政府の気候変動政策を妨害することで知られるコーク兄弟は事実上、顕著な気候変動政策の強敵であり、長期間、温暖化ガス排出を規制するワシントンの政策を妨害し続けている。コーク兄弟はスーンにも融資し、ある有名な共和党知事を利用していたことも判明している。

21日のニューヨーク.タイムスによると、保守派のニュース番組に出演し、議会で証言し、気候変動のリスクを否定する人達の会合でアピールしているスーンは「太陽エネルギーの変動が主に最近の地球温暖化を説明する」と主張していた。しかし、新たに公開された文書は「博士の作品は企業の利益から受け取った資金に結合している」ことが判明。過去10年間で化石燃料業界から120万ドルを受けていたがその利益は公開されていなかった。また、2008年から少なくとも 11件の科学論文が出版され、少なくともその中の8つのケースは倫理的指針の違反が指摘されている。彼の科学論文の多くは資金提供者に対応し「成果」として、お金と引き換えに完成していた証拠が発見された。それらの文書は情報公開法下で、環境保護団グリーンピース(GP)が取得し、気候調査センター(CIC)は先週複数のメディアに公開した。議会での聴聞会では、気候変動否定論者の共和党議員がスーンを賛美した事実もあり、ハーバード大学の科学歴史家ナオミ.オレスケスは、スーンが「政治劇場で特定の類いの役割を果たしている」と指摘した。気候変動のリスクを制限する財団であるCICの責任者は、特定の化石燃料関連企業および利益関係者が気候変動に関する科学的コンセンサスを弱体化させるキャンペーンが長期的に続いているとし 「数十年間、科学誌は企業の議題を提供する疑わしい研究を捜索することに手ぬるい」と指摘している。

ウォッチドッグであるGPは、長年疑わしい企業や人物を監視していることで知られている。NYTによると、新たに公開された文書に加えて、少なくとも過去4年間でGPがまとめた別の文書は、スーンが過去10年間で得たお金の409,000ドルはアトランタにあるサーザン.カンパニーの子会社から流れたものであることが判明。この会社は、ワシントンの温室効果ガス規制に反対するためロビー活動に多額を支出した。また、スーンは石油精製から一部利益を得ているチャールズ.コーク慈善団体から少なくとも230,000ドルを受け取った。しかし、スーンを以前支持していたエクソン.モービルと米国石油協会を含む他の企業や業界は、最近資金提供を停止したという。石油業界が献金を止めた後、スーンはバージニア州のアレクサンドリアにある寄付者信託の組織を通して匿名を希望する寄付者からお金を受け始めた。

しかも、保守派のニュース番組はスーンをハーバードの天体物理学者であると述べていたが、天体物理学者ではなくハーバード大学に雇用されたこともなく、彼は、航空宇宙工学の博士号を取得しているがスミソニアン研究所のパートタイムの技術者あることも判明した。気候学ではほとんど正式な訓練がないが、過去10年間にわたる連邦研究のため、多少の融資と本人個人の資金を利用し研究を始めた。その後、科学的に古い情報である「期限切れのデーターを利用し、人間の活動は気候変動にはほとんど影響を与えていない」とのテーマでの論文を発表するようになったという。しかし、宇宙科学研究所(NASA)の気候変動研究部門の責任者であるギャビン.シュミットは「太陽はおそらく、最近の地球温暖化のせいぜい10%を占める程度であり、温室効果ガスはそのほとんどが人間の活動によって生成されている」と述べた。

スーンは、気候変動を否定する政治家、特に共和党議員に歓迎されていた。更に、自社利益の為、政治に深く関与する事で、オバマ政権の気候変動政策を敵対することで、長年GPにマークされているコーク兄弟は州の政治家にも影響を与えている。GPの報告によると、コーク兄弟は1997年から気候変動を否定するグループに67,042,064 ドルを融資している。チャールズ及びデイビッド.コークは「企業が政府を買収する主な見本」として、GPのようなウォッチドッグ団体に注目されている。コーク兄弟は気候に対する行動を遅らせるため既得権益を保持している。彼らはアメリカで二番目に大きい株式非公開企業である石油会社のコーク産業の所有と運営から数十億を算出し、特に「貧しい環境対策」の記録がある。これらの「石油億万長者の破壊的議題は、全米の人々や組織が安全性の懸念と抵抗を増加させている」要因になっている。

2011年のGPの報告によると、コーク兄弟はRGGI「プログラムから利益を得ていた為皮肉である」が、気候変動政策を害する為クリス.クリスティを利用したことがある。クリスティはコロラド州ベイルで開催された戦略融資会議に参加した記録がある。クリスティは、コークの主なスピーチを隠匿しようとしたが、ニュージャージ州がRGGIから脱退する5ヶ月前、マンハッタンにあるディビッド.コーク所有のアパートで個人的に会った記録が公開された。 RGGIは北東部の10州が地域温室効果ガスの排出量を削減するプログラムでレジーと呼ばれている。これは家計の出費を援助するため電気料を減少させることで、クリーン.エネルギーとエネルギー効率の分野での仕事につながる投資を支援するものである。

コーク兄弟は、極右派のティパーティ組織に加えて、多数の保守派政治組織とリンクし、連邦政治キャンペーンに選挙資金を融資し、ワシントンの議会で彼らにとって有益な課題のロビー活動を促進するため、莫大な融資を行っている。またコーク兄弟は、特に州の政治家に影響を与えているため、ティパーティのペットと言われているウイスコンシン州知事のスコット.ウォーカーもクリスティと同様、コーク兄弟とコネがあることは確かである。ウォーカーは1月25 日に開催されたコーク兄弟主催の保守派の資金集めの会合に参加している。実際は気候変動の科学者ではなかったスーンに融資したことはコーク兄弟の本質も示唆しているが、彼らの最も挑戦的で強力な議題は気候変動の政策を弱体化することである。従って、温室効果ガスの排出を削減する米国北東部とカナダ東部地域の州や地方による地域温室効果ガス削減の優先課題であるRGGIまたはレジーを攻撃するグループに資金を提供している。 2010年にはカリフォルニア州の気候変動の政策を阻止する最前線企業に融資した事も含めて、彼らが気候変動に対抗するキャンペーンは著しい記録がある。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。