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ISISに参加するためシリア旅行を企てたブルックリンの住民3人の男性が逮捕された25日、複数の共和党は国土安全保障省(DHS)の閉鎖を防ぐ為、融資するべきだと主張した。上院議会は、9月30日まで大統領令の移民法を阻止する条件を含まないクリーン法案の投票を行ったが、下院は意見が分裂した 。しかし、両院は27日1週間の延長法案に投票し、いずれも通過した為、一時的に閉鎖を避けることに成功した。これは何を意味しているのか?

DHSに対する融資は、議会が年に一回政府に運営資金を承認する継続決議(CR)法案の一部である。昨年、議会は大統領令の移民法に関与するDHSのみ2月27日までの短期融資を認可した。長期的な葛藤を経て、上院はDHSに融資する為クリーン(無条件)法案に27日の午前中投票を行い68対31票で通過した。下院議会はこの法案に投票していないが、最初3週間の延長法案に投票する予定であった。しかし、オバマ大統領の移民法が阻止されていないという理由で多数の共和党が投票に同意しなかった。しかし午後、とりあえず閉鎖を防ぐため、1週間に限定したところ、多くの民主党が賛成票を投じた為、357対60票で通過した。上院議会は音声投票によって可決した。オバマ氏はDHSを閉鎖させない為、早急に署名すると言われた。

上院多数派リーダーのミッチ.マコーネルは最終的な結論として、DHSに9月30日まで融資する法案と、オバマ氏の2014年の移民法を阻止する別々の法案に投票することを提案した。一部の民主党は最初の融資法案には投票するが、二つ目の移民法をブロックする法案には投票しないと主張した。しかし、民主党の代表者達は一旦DHSへの融資が可能になれば、移民法の問題を両党で徹底して論議する機会につながるため、まずクリーン法案を通過させようと呼びかけた。とりあえず27日の深夜、何とか閉鎖を避けることが可能になった為、民主党は次の段階で、9月30日までDHSに2015年度予算の融資を提供できると信じて投票に協力したようである。

しかし、1週間後には再度DHSの資金は切れるため、1週間の延長法案の通過はほとんど役に立たない。この法案もオバマ大統領の移民法をブロックしたままの状態である。下院では50人以上の共和党が民主党に同意しているため、3週間延長の法案さえ通過しなかった。従って、3月6日の金曜日には再度同じDHS閉鎖の危機に直面する。上院情報委員会のダイアン.フェインスタインは1日CNNに出演し、大統領令に反対している為、その大統領令を理由にCR法案を通過させないような例は過去にはなかったと語り、正常な議会はクリーンCR法案を通過するべきであると述べた。正当なクリーン法案に取り組むことはできず、ぎりぎりまで何の解決策もなく、あげくのはては僅か1週間の延長をしただけの結果について、共和党がコントロールするようになった議会の機能不全は、益々深刻な状況になり、以前よりむしろ益々混沌状態であることを表明した。 27日に下院が一週間の延長法案を通過できたのは民主党が援助したからである。特に下院少数派リーダーのナンシー.ペロシは、1週間以内にDHSに融資する法案に投票する方向で、短期間であっても閉鎖を防ぐ為、1週間延長法案を通過させようと民主党に文書を通して援助を求めた。

大多数の共和党は、約500万人の不法移民に強制送還を免除し、合法的な滞在および労働許可を与えるオバマ氏の大統領令はその規模において憲法違反であると主張している。憲法違反であるなら、なぜオバマ氏を弾劾しないのかその理由も明白に説明していない。また、移民法の大統領令に抵抗している共和党議員らは、移民法は崩壊しているため修正しなくてはならないと述べているが、誰一人として独自の考案を公表している議員は存在しない。基本的に議会は、多数の有志国の協力と参加を通してISIS戦略を先導しているオバマ政権のDHSに、正常なプロセスを踏まえて必要な融資さえ提供できないほど混乱し、そのリーダーの無能ぶりを露呈している。1週間後には再度DHS閉鎖の危機に直面するが、議会の動きは予測不可能な状況である。

 

 

 

 

 

 

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