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最近、共和党は議会の伝統的マナーに反する行動が目立っている。9日、圧倒的大多数の上院共和党議員らはイランとの核協定を阻害する内容の手紙に同意し、著者はその書簡をイランに送った。しかし、イラン当局はその手紙は単なる戦略で合法性がないと反論し、強く拒絶した為、米国上院議会の恥を世界に晒した結果になった。上院議員による前代未聞の無礼なイラン政策妨害は米国を軍事的行動に駆り立てる為の党派的な戦略であると言われている。イラン外相、オバマ大統領、民主党リーダー達の怒りを駆り立てただけで有益性はないようである。

上院共和党によるイランへの書簡送付は、イランの核問題に関して3日イスラエルの首相ベンジャミン.ネタニヤフが米国議会でスピーチを披露した後の事である。ネタニヤフの招待とスピーチもホワイトハウス (WH)およびオバマ政権に相談なく下院議会の代表者らが決定した為、大統領に対する侮辱であるだけでなくマナー違反であると言われている。オバマ大統領および他の5カ国は既にイランとの核交渉で暫定的な協定に至っているにも関わらず、合計47人の上院共和党議員はその協定を阻止する手紙に署名した。上院共和党の破壊行為はイランのみならず、大統領および民主党リーダーを怒らせる原因になっている。

手紙を起草した人物は、アーカンソー州新人の上院共和党議員トム.コットンである。その手紙の冒頭に「完全に私たちの憲法システムを理解していないかもしれない貴方と私達の政府との核交渉を観察しながら注意を呼び起こした」と書いている。主張している要点は、憲法上、上院は大統領よりほぼ無期限の任期であり、大統領の任期が終了した後も数十年在籍する上院議員の認可の権限は著しい。従って、「議会が承認していない協定は単なる行政協定に過ぎない」為「次期大統領はそのような行政による協定はペンの一筆で廃止することが可能であり、議会はいつでも協定条件を修正することが出来る」と書いている。これは、次期大統領は共和党であると暗示しているような印象を与えているが、利己的で無礼な行動であり、法律を知らない と批判されている。

WHの報道官ジァシュ.アーネストは9日の記者会見で、ネタニヤフの招待スピーチの事例を引用し、オバマ大統領の外交政策の能力および世界の関心を傷つけるだけであるとコメントした。また、米国は国際的なパートナーと一緒にイランの核開発計画を縮小し、それらの核プログラムは平和的手段のためだけに存在することを国際社会に明らかにし、イラン政府が国際協定に忠実に従う努力を求めている最中である。また、イランに不信感がある国際社会のアプローチはイランが合意に応じるかを確認することであると語った。この手紙の執筆者も含めて、共和党はこのような交渉を弱体化させることが彼らの目標であることは明白であり「上院議員コットンは自分の政策を強く提唱する為、意図的に彼の将来の戦略」をアピールしたと指摘した。

イランの外務大臣はその手紙を「宣伝の策略」と呼び、直ちに放棄したと伝えられている。モハマド.ジャヴァド.ザリフ外相はその手紙は単なるプロパガンダで合法性が欠如していると批判し強く拒否した。テヘランの継続的な核交渉に関して47人の米国上院議員がイラン政府に送信した書簡を怒って却下し、「彼らが自慢している通り、任意の合意を次期政権がペンの一筆で取り消した場合、それは露骨な国際法違反を犯したことになるだけであることを著者に啓発したい」と反論した。10日のCBSニュースによると副大統領ジョー.バイデンは47人の上院共和党に対して厳しく叱責する書簡を公表し、「共和党の手紙は、私が崇敬する機関の威厳を下げる」と指摘し、「36年間の米国上院議会で、彼らと意義のある理解に達するため、他の国に大統領は憲法上の権威はないとアドバイスした事例はない」と批判した。

民主党およびWHはマナー「違反である」と怒っている。上院少数派リーダーのハリー.リードは「共和党は我々の司令官を傷つけ、アヤトラに権限を与えている」と述べた。また、2009 年まで民主党全国委員会の議長であったホワード.ディーンは、「大統領および大統領職に対して無礼」であり、手紙の内容からしても「前代未聞」の行動であると指摘した。また、彼らは法律を理解していない為、議会の恥でもあると述べた。オバマ大統領は、共和党の目標はデリケートな交渉に反対するイラン強硬派と共謀し、軍事衝突に米国を押し進めることであると非難した。また、「私は議会のメンバーがイランの強硬派と共通の根拠を生み出すことを希望していることは幾分皮肉なことだと思う」と語り「それは異常な連合だ」と批判した。

ネタニヤフの招待を含め、最近両院の共和党議員はオバマ政権を侮辱する行動を取っている。上院共和党の行動は党派的な戦略を押し進める為であり、上院がイラン核問題に軍事的に関与したい意向があることを反映している。コットンは新人である為、知識と経験不足によるミスである可能性もあるが、この行動が道理に外れている点は、外交政策を交渉するのは上院ではなくオバマ政権の仕事である事、および両院は投票によって認可することが仕事であり、その認可に署名するか否かで最終的な裁可を決定するのは大統領の権限である事を無視している。書簡は既にイラン当局が入手したが、本日もまだ、2016年の大統領候補者は全員、その手紙に署名するべきだと促している共和党知事もいる。47人の上院議員は米国および他5カ国が合意したことに対して、イランに無礼な手紙を送り、イランおよび民主党リーダーを激怒させる結果になった為、非常識で異常であり威厳に欠けると批判されている。

 

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