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先週NASAの科学者は歴史的な旱魃を経験しているカリフォルニア州の水は1年で枯渇すると警告したが、水不足はグローバル的な問題である。 国連は人口の増加、水の搾取、気候変動の影響により世界の多くの地下貯水量が不足している為、2030年までに世界の水は40%減少すると警告した。

世界の人口は2050年までに90億を超過することが予測されている。そのうち、発展途上国は23億で、11億人は60歳以上、12億は労働年齢である。また、発展途上国では出生率の低下傾向がある。一人の女性の出産数は2005年から2010年には2.73であったが、2045年から2050年には推定2.05である。しかし、世界的に60歳以上の年齢層は増加する傾向があり、先進国では60歳以上の人口層は最も速いペースで増大し、今後40年間で50%増大する。2009年の2.64億から2050年には推定4.16億人に増加すると予測されている。

総体的に人口は急速に増加傾向を示しているが、2030年までに世界は水不足に直面するという。20日の国連の世界水開発報告をまとめたユネスコの記録によると地球は2030年までに40%の水不足に直面する。 世界の人口が増大するに従って、地下水は農業、産業、一般の家庭で消費量が増大する。しかし、水の量は人口の増加に追いつかない状況が予測されている。しかもすでに世界の人口の7.48億人は清浄で安全な水にアクセスできない状況である。世界の水の需要は2050年までに55%増大するが、世界の地下貯水の20%は既に過度に搾取されている状態である。例えば、集中的な作物の灌漑、殺虫剤を含む制御されていない化学物質の放出、発展途上国で90%廃水処理が欠乏している事などが要因である。従って、現在の水の利用状況に変化がなければ世界が利用可能な水は僅か60%であると報告している。

気候変動は更に水不足を加速している。降雨パターンの不安定、気温の上昇、および植生による蒸散は多大な影響をもたらしている。一方、湾岸沿いの地域で水面レベルが上がり、地下水に脅威を与えている。カルカッタ、シャンハイ、ダッカおよび他の都市の地下貯水は塩水で汚染されている。太平洋諸島の一部の地域では圧倒的に輸入水に依存している状態である。

3月22日は世界の水の日であるが、この報告はその2日前に国連が公表した情報に基づいている。貯水量が減少する一方で、世界的な人口増加に伴い、世界の水の需要は増大するため、現在の水需要のレベルが同じであれば水は40%不足することになると報告している。更に、水不足のリスクは壊滅的であり、作物の収穫は低下し、産業は打撃を受け、貧困と病気は増加し、水にアクセスするための競争はもっと頻繁になると警告している。従って、国連は2030年の水不足の危機に備えて、水質と水保存の改善、飲料水と衛生の拡大、効率的な水供給、廃水管理とリサイクル、病気の予防などの観点から37カ国のパートナーと共に世界水開発のゴールに向けて取り組んでいる。今後、人口増加と水供給のバランスをどのように維持するかがグローバル的な課題になることは必然である。

 

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