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複数の専門家は、目が疲れやすい、視力が衰えた、視力に変化がある事などに気付くかまたは体験している個人は幾つかの事を見直す必要があると指摘している。それらの主な要因は、日光浴、酸化ストレス、ビタミンD 、デジタル.スクリーン、糖尿病、及び多数の若い世代に利用されているにきびの治療薬が挙げられる。専門家および医学機関は、これらのキーワードと視力の衰えおよび目疾患との関連性について、それぞれ重要なポイントを報告している。

(1)視力問題の原因の一つに日光浴不足があげられる。幾つかの研究は、特に幼い子供達が室内で過ごす時間が多くなっていることを指摘している。つまり、屋外活動は視力低下の問題を防ぎ、日光はぼやけた視力を減少させる効果があると述べている。オーストラリアのシドニー大学の研究者は、太陽の光は網膜が自然光にさらされているとき増加する神経伝達物質ドーパミンの放出を介して目を強化すると述べている。

(2)マサチューセッツ大学医学部の研究によると、特に夜視力の衰えを感じている場合、酸化ストレスが一因であることを報告している。ヨーロッパのブルーベリーの比較研究で、ベリー類、特にビルベリー(ツツジ科スノキ属)の摂取は夜間の視力を向上させることが判明している。ビルベリーおよびブルーベリーに含まれる抗酸化物質は、加齢に伴う酸化による目の損傷を抑えることに役立つとの研究結果が報告されている。このような効力は証明されていないとの説があるものの、ブルーベリーの研究は頻繁に行われている。ライフ.エクステンション財団はビルベリを調査しているヨーロッパの研究でブルーベリーは白内障形成を阻害し、緑内障に対する保護作用があるとし、ブルーベリーは夜間眼機能を改善することに加えて、総体的に目の健康を向上させると評価している。日本ではブルーベリーには「目の疲れ」を減少する効果があることが科学的に文書化されているという。

(3)多数のビタミン類の中でも特に重要なもののひとつにビタミンDがある。骨の強化にかかせないばかりか、目の健康にも必須である。ビタミンDを充分摂取している女性はそうでない人に比較して加齢黄斑変性症(AMD)に発展する率が低い。研究者は、血液中にビタミンDのレベル(38nmol/L)が高い個人は、AMDリスクが48 % 減少することを発見した。また、国立眼研究所の著者らは、AMDは50歳以上の男女の失明の主要因であるとし、魚、日光、またはビタミンD強化ミルクなどに含まれるビタミンDはAMDに起因する炎症の種類と戦うかもしれないと述べている。

(4)コンピューターの健康上の利点と欠点については様々な説があるが、デジタル.スクリーン使用の増加と目の疾患は無関係ではなさそうである。アメリカ検眼協会またはAOAによると、目の疲れ、頭痛、かすみ、目の乾燥、首と肩の痛みは「コンピューター.ビジョン症候群」と呼ばれるデジタルによる目の疲労が原因である。コンピューター、電子書籍リーダー、携帯電話、iPadなど、近年デジタル.スクリーンの使用頻度が増加している為、長時間使用している人は目の不快感や視力の問題が発生する。また、「コンピューター.ビジョン症候群の症状を引き起こす要因は劣悪な照明、デジタル.スクリーン上のまぶしい光、不適切な視距離、貧しい着座姿勢、裸眼視力の問題などこれらの要因の組み合わせである。

(5)目の病気と糖尿病は深い関係がある為、糖尿病性眼疾患の問題がある。視力がかすむ場合2型糖尿病を引き起こしている疑いがあると述べる専門家もいる。視力がぼやけた状態を「黄斑浮腫」と呼ばれ、糖尿病は目疾患の最も一般的な原因の一つであるという。網膜の部分への血流を遮断し、重度の視力低下を引き起こす可能性があり、最終的には失明につながる。糖尿病の人は、網膜の血管を損傷する糖尿病性網膜症、目のレンズが曇る白内障が比較的早い年齢で発生する。また、緑内障は視神経の損傷と失明につながる眼内部の流体圧が増加し、糖尿病患者は他の成人より緑内障を引き起こす可能性がほぼ2倍高いという。

(6)にきびの治療薬に含まれているアキュテインと呼ばれるビタミンAの類いの薬品が視力低下の原因になる説がある。これは主に十代に利用されているため、視力の衰える若者が増えているという。つまり、視力のぼやけは薬の副作用を引き起こしている可能性が高いという。FDA及びソーシャル.メディアによると、アキュテインを服用中に副作用があった27,815人の対象者のうち、591人は視力のぼやけを経験していた。

6つの主な要因の中には幾つかの関連性がある。太陽光は自然なビタミンDを生産すると言われている。ビタミンDが不足する食生活で、室内にこもりがちのライフスタイルに加えて、毎日デジタル.スクリーンを長時間見ながら過ごしている人は視力に問題を生じる要因を作っていることになる。生活習慣病と言われる糖尿病も視力の問題に貢献するため、年齢に関係なくこれらの複合的な要素が視力を衰えさせる引き金になっているようである。

 

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