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24日ジャーマンウィングスの旅客機をフランス.アルプス尾根に墜落させた副操縦士アンドレアス.ルビッツは精神的な病気で苦しんでいたことが判明した。自宅を捜査していたドイツ当局は、破られた治療メモを発見したため、病気の事実を隠していたと判断した。深刻な鬱病を含めて、少なくとも一定の期間に精神病の治療を受けた形跡があるものの、当局は具体的な病気の情報について公表していない。

ドイツのメディアは彼が鬱病で治療を受けていたと報じたようであるが、このメモから、雇用主を含むすべての職場の関係者に病気で治療を受けていたことを秘密にして職務に従事していたことが明るみに出た。27日のニューヨーク.タイムス(NYT)によると、飛行およびパイロットの免許に影響を与えると考えられる条件は、医療記録も含めて通知することを条件としていた為、それが動機に繋がると述べている。なぜなら、検察官が集めた幾つかのメモは事件当日のメモも含めて「勤務するには病気すぎる」と記載されていたという。しかし、「彼の正確な精神状態の性質および重症度についてはかなりの混乱が残った」状態である。ドイツの病院は、過去2ヶ月で アンドレアスの評価を二回行ったが、彼は検査またはうつ病の治療には訪問していなかったと述べたという。自殺メモ、告白の類い、テロリストとの関与を示唆する政治的および宗教的背景またはそれを裏付ける物的証拠は現在のところ発見されていない。従って、病気による精神的不安定およびガールフレンドとの問題があったとも言われているが、149人を犠牲にして自殺を計画していたのかもどうかも明白ではない。

一方、フランス当局は500前後の遺体部分を回収したと報告した。アンドレアスも含めて、体が接続している完全な遺体はほとんど発見されていないため、身元の確認が困難であるようだ。無惨な状況を浮き彫りにしているこの劇的な墜落は飛行の安全性の側面で、パイロット採用のあり方について疑問を投げかけている。ルフトハンザの最高経営責任者は「どのように安全規制および禁止条項を設定し、信じられないほど高い基準があっても、私たちはこのような出来事を除外する方法がない」とロイターに語った通り、神的的問題を抱える国民は世界の至るところに存在するが、通常の生活をしている限り、第三者の目には表面上判断しにくい。

NYTによると、航空会社とその規制機関は、乗客、乗組員の生活や人々を危険にさらす可能性がある精神的な病気は飛行能力に影響を与える為、長年パイロットをスクリーニングするためのプロセスを維持している。しかし、米国内外における情報を濾過するシステムは、その病気に関して、パイロットによる自発的な情報に大きく依存している。ルフトハンザのCEOの説明は彼の会社も同様であることを暗示している。精神病であることを報告した場合、職を得ることさえ困難な現代社会で、アンドレアスが秘密にした理由が理解できるような気がする。しかし、人命を預かるパイロットが精神病患者の一人でありながら、その飛行任務を阻止できなかった現実に、目に見えない落し穴があることを示唆している。

 

 

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