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カリフォルニア州の知事ジェリー.ブラウンは4月1日平均25%の強制的な水節減を公表した。州当局が発行した予備計画の条件下による実際の削減率は地域によって異なり、最小限10%から最大35%である。驚くことに、同州の水の50%は屋外で利用されている為、そのような水を劇的に削減することを含めて、水を保存する方法が盛んに論じられている。

近年、カリフォルニア州は記録的な水の危機に直面している。カリフォルニア州天然資源庁水資源局は、山間部で降雪が極端に減少したため水の保存は減少し、洪水の頻度と強度が増加している同州が気候変動の影響を最も受けている州の一つであると指摘している。また人口の増加と水供給の減少は状況を更に悪化させ、州の一部の地域では生態系や地下および地表水の品質が不健全な状態になっていると報告している。そのような状況下で、6年前より水供給量の強制的な削減は更に厳しくなっている。

ニューヨーク.タイムスによると、カリフォルニア州の水利用最大都市であるベバリー.ヒルズ、ニューポート.ビーチ、パロス.ベルデスを含む 135の地域社会は35%の削減が必要である。サンフランシスコを含む18地域は10%の削減が要求される。他400の地域は、20%から25%であり、ロスアンゼルスは20%の削減が強制的に実施される。この配分は水消費の多い地域ほど強制削減量も大きいことを意味するが、幾つかの地域は来月投票を行う為、この計画は挑戦を受ける可能性もある。最悪の旱魃により、2月には水の保存が2.8%減少しているため、水を保存しなくてはならない時に、事実上カリフォルニア州の水の消費量は増えている現状である。 新たな懸念があるため、同州の水道当局は水の消費量を削減することに苦労しているという。

具体的に提案されている水保存の措置には、例えば、サンフランシスコでは浴槽、洗濯機、トイレや植物散水に使用する他の水源など、いわゆるグレー水をリサイクルする提案が紹介された。つまり、通常飲料水として利用されている水道水を屋外の植物や芝の散水およびトイレのフラッシュに利用しない方法を提案している。降雨やトイレのシンクの水を処理し、リサイクルとして利用する方法の開発が強調されている。これは個人の家庭がリサイクル設備を導入する計画であるが、サンフランシスコには手頃な価格の住宅が不足しているため、そのような水再利用システムの設置コストは高いという欠点がある。例えば、1住宅あたりの見積は $7,000 から$10,000であると関係者は述べている。

更に、州レベルの規制は、水管理委員会が道路の中央分離帯に利用されている草や芝に飲料可能な水の使用を禁止し、灌漑システムの種類を制限することなどである。また、地域社会も屋外での灌漑を制限することが提案されている。都市の水利用の平均50%は屋外であるため、屋外での散水を劇的に停止した場合、今後数ヶ月で25%以上の水使用量を削減することができるはずであるという。それらはほとんど庭園、草木、花園、噴水、人口池のようなランドスケープおよびプールやゴルフ場など需要の高い娯楽利用である。南カリフォルニアの首都圏水道区では、水分乾燥率が低い芝と交換するか、または消費水量の少ない食器洗浄機および洗濯機に交換する住宅所有者に払い戻しを提供することが公表された。

約10年前から、既に同州の水保存の努力は行われている。屋外の水の放出を減少することも含めて、総体的に水の節約を要求している現状は特に新しい現象ではない。2009年には裁判所の決定及び州の規制により、デルタ貯水池からの水供給を20〜30%削減する結果になった。また、屋外で水道水を無駄遣いしている個人には罰金を科しているため、最近では車庫の前で多量の飲料水を利用して車を洗っている住民も少なくなったと言われている。今回135の地域は厳しい 35%の強制節減が要求されているため、水不足の深刻さは加速したことを示唆している。驚くことに、同州は約50%の水を屋外に利用している。提案されているようなグレー水のリサイクルを強化し、屋外での放出を劇的に減少すれば、一般の家庭は食生活に必要な水が枯渇することはなく、生存可能な望みはある。しかし、極度の水不足危機に直面し生存に挑戦するカリフォルニア州は、将来文字どおりそのランドスケープが変わるかもしれない。

 

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