アメリカの最新課題 Contemporary American Issues © 2016 Yuko’s Blog. All Rights Reserved.  

テロリズムの原因についても、アメリカで起きるテロリズムは、アメリカが先導したグローバリズムに抵抗する反アメリカニズムの所作又は、経済的、政治的、及び文化的変化に抵抗した結果の行為であると考える学者も多い。学者はグローバリズムにおけるテロリズムとアメリカの関連性を次のように述べている。アメリカ合衆国のように、強力な武器を保持する主な国を攻撃する政治的動機は、今日非常に増大している。目にあまる土着民の習慣、宗教、語学、経済、その他の頽廃は常にアメリカが無意識に変えてきた国際システムに起因する。また、テロリズムは、政治、経済、イデオロギー、及び文化など全ての形態において国際的権力の配分が歴史的に変わった結果生じた副産物である。国際状況の劇的な変化、特に、その変化に利点を見出せない人間は自らの環境をコントロールし理解する上で別の方法を模索する。

学者の論議に共通する政治的での考察は、グローバル化により各国の権威が希薄した点やグローバリズムを先導したアメリカの外交政策に問題がある点などを指摘する専門家が多い。ある学者は、国際的安全性、特にアメリカの世界におけるリーダシップを脅かすテロリズムは、弱者が強者に対して、政治的権力を失った者が得た者に対して、また革命を望むものが現状維持を望む者に対して向けられるような、権力を基盤とした政治的理由を原因とするテロリズムは長期に及ぶと述べている。

学者は、1990年代からグローバリズムを題材とした様々な文献や書物は、グローバル時代の国とその国の政治的関連性に注目した場合、君主国が自国内で独占的な権利を要求することはもはや不可能になってきていることなどをふまえ、国及びその政治力が衰え始めたことを指摘している点が目立つと述べている。その原因として、国際法の変化、地域共同体の政治の変化、グローバル経済の構造及びグローバル機関が国の根本的な体制を変えたと述べている。無限に増大し続ける世界市場において金融企業、貿易、及びビジネスを含む大企業の権力が政治家や政府の国権よりはるかに強力になってきているからである。

グローバル資本主義社会では、国境が無くなり、国際テロリストの活動が自由になったことを意味する。従って、弱い国はテロリストを阻止できないが、テロリストが潜伏する可能性が高いため、アメリカが先導したイラクやアフガニスタンでのテロリズムに対する戦争は正当化されやすい。人、物、金、サービスの流れが自由になったグローバル化の時代に、アメリカが懸念する点は、労働者の新たな国際役割分担、多国籍企業の自由貿易及び資本流動政策の活動と努力、更に向上した通信技術、安い交通費などにより、歴史上かってないほど、多くの人が自由に国境を越えて移動できるようになったため、国際安全法の成立なくして、グローバル資本主義経済は維持できないことである。

又、アルカイダ組織のテロリズムは、アメリカの資源政策が直接的な原因であると指摘する知識人は多い。オサマ.ビンラディンの声名によると、イスラム教の最も神聖な地にアメリカの武装兵が駐在していること事態が大きな反感の原因である。アメリカ政府は、9月11日の原因の複合的要素を深く考慮することなく、テロリズムに対する戦争を先導し、現在も大抵の市民がイスラム兵を支持しているアフガニスタンでその戦いは続いている。中東のオイルのみが9月11日の直接的原因ではないが、世界で最大のオイル消費国である中東に対するアメリカの最大の関心事はオイルを自由にコントロールすることであると言われている。資源の保持や再生可能な資源を重要視するアメリカのエネルギー政策がテロリズムの驚異を減少させるとは信じがたく、むしろアメリカ人は燃料を莫大に消費するスポーツ.ユーティリティ車を好んでいる事態がアメリカ政府の対外政策及び環境政策を脅かしている。また、西洋諸国が民主化していない政府を執拗に支持してきたことも、イスラム国に不安定な情勢を招いた一部の要因ではあるが、民主的政治に欠けることがどのように国際テロリズムの動機につながるかは理解しがたい。しかし、西洋諸国の介入、及び堕落した独裁者を支持する要素はオイルが目的であると言われている。

中東に限らず、ラテン.アメリカや東南アジアも社会経済及び人口統計学的に同じような状況にあり、アメリカや西洋諸国に対して不満の原因はいくらでもあるが、中東と違って他の後進国では、豊かな国、特にアメリカに対して国際テロリストの脅威がないのはなぜだろうか?この疑問に対して、アメリカは他のどの国よりもイスラエルを支持しており、中東は他の地域では得られない唯一のオイル資源地域であるからとの見方もある。従って、アメリカは中東からの輸入オイルに頼ることを制限し、自国での再生可能なエネルギーの開発に最大の努力を払うべきである。これは環境問題のみならず、アメリカ武装兵を撤退させることによって、アメリカに対するテロリズムの減少にもつながる可能性もある。

テロリズムの原因について経済的観点からも考察する必要がある。グローバル化が進めば進むほど、貿易、海外投資、生産は増大する。従って、人、物、金の流れは膨大化するため、テロリストの活動を促進しやすい環境になってきている。その理由に次の2点が挙げられる。一つ目は、資金の流れが膨大且複雑になりすぎた国際貿易においては、お金のデジタル化により、即時海外からの資金導入を不法に行った際、発覚する可能性が減少していること。ある情報によると、グローバル経済で金融処理される金額は1日に1兆ドルに及ぶ。また、このような莫大な金の流れは急速に増えるため、財務当局は効果的に規定することが益々困難になってきていることを理由にあげている。従って、経済のグローバル化は外国為替処理のように追跡できない金融の問題など政府が管理できる範囲の限界を超えている。

二つ目は、このような経済構造のグローバル化を利用し、国際テロリストは犯罪活動に必要な資源を先導するため、物及びサービス市場に向けた国際貿易を巧みに利用する。つまり、テロリストの組織は様々な活動の資金作りに密売品を売買するため、常に国際貿易ネットワークを利用する。投資や物の流れが益々流動的なグローバル化の時代においては、そのような不法取引が暴露される可能性が減少する点が指摘されている。アルカイダのテロリスト.ネットワークは、彼らの活動資金を得るため、不法及び法的国際貿易に依存している。政府は、技術にたける資金洗浄屋、国際テロリスト、麻薬密売人、及び国際金融市場に依存する国際犯罪者をモニターし制裁する能力に限界があるという。 (続)

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