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10日の昨日日本から帰国したばかりであるが、今回の旅行で日米間の通信機器および現金などの貴重品に対するセキュリティ.チェックの基準が大幅に異なることに驚いた。比較可能な空港はサンフランシスコと羽田空港の国際線及び国内線ターミナルだけであるが、米国は基本的にTSA(Transportation Security Administration)のガイドラインに従っている為、どの州の空港も同じである。羽田空港は恐らく日本の国土交通省による航空保全基準に従っていると思われるが、意外な体験から単純な教訓を学んだ。

機内持ち込みの取り扱いについては事前にTSAのガイドラインを読み、ある程度の認識はあったが、実際に機内持ち込みを禁止されている品目を除き、書かれている内容には具体性がなく、個人的に必要な詳細な情報を明確に把握することは不可能である。また、近年ガイドラインは大幅に更新された。例えば、通信機器の取り扱いについては5年前、ラップトップは必ず、スーツケースから取り出して提示する必要があったが、最近の更新では点検にフレンドリーなラップトップ.バッグを利用することがアドバイスされている。しかし、金属ボタンやファスナーなどがついていないこと、ノート型パソコン専用セクションまたはコンパートメントがあることなどの基準に従っていない場合、個人のスーツケースはX線に問題なく通過する保証がない為、ラップトップは別に点検する必要があることが明白にされている。

更に米国では、機内持ち込み用のスーツケースがラップトップ.コンピューターとタブレットを別々に収納出来るスペースがついている最新のデザインである場合、その機器をわざわざスーツケースから取り出してX線ベルトに載せる必要はない。また、キンドルや携帯電話などの小さな物も提示する必要がない。これが米国での最新の対策である。従って、サンフランシスコでは、ラップトップとタブレットを別々に収納できるスペースがついている最新の機内持ち込み用スーツケースを利用し、電子書籍器具とアイフォンはハンドバッグに入れたままで器具を一切取り出す必要はなく、通常のセキュリティチェックに難なく通過した。しかし、羽田国際空港から国内空港に乗り継ぎがあった為、羽田国内線のセキュリティチェックでは米国とは全く異なる待遇を受けた。羽田国内線の係員による点検で「コンピューターを持ちですか?」と聞かれ、「はい」と答えると携帯電話のような小さな通信機器に至まで全てを提示するよう要請された。従って、米国TSAのガイドラインに従った手荷物の対処が万全であっても、日本ではさほど意味がなかった。日本が米国以上に慎重であることを体験した旅行であった。

更にショックな事は、厚めの財布に対する羽田空港の過剰なセキュリティ.チェックの対処であった。日本に帰国する時は、通常より多くの札束を持参するため、大半の男性用のジャケットには内ポケットがついているため現金は主人に持たせた。なぜなら、5年前、サンフランシスコ空港では、金具のついていない財布を内ポケットに入れたまま問題なくボディ.スキャンに通過した。しかし、今回ジャケットは脱いてビン(プラスチックのトレイ)に入れるよう指示されたため、財布だけは手に持ったままボディ.スキャンに入ることが許可された。係員は「はい、それは(財布)自分で持っているべきですよ」と言ってくれた。

しかし、羽田空港では金具がついていない革製財布であるにも関わらず、主人は日本人係員にその財布も全てビンに入れるよう要請された。通常より分厚い財布から目を離すことができない主人は、その財布を小さなビンにいれ、その上に大きめのビンを上に載せて蓋を被せ、主人がコンベアから離れないことを係員に提案した。大半の日本人係員は親切で丁寧なので、その条件を承諾した。どう見ても日本製の普通のお札専用の財布に通常より分厚い札束が入っているだけであり、お札以外に一切何も入っていないことは肉眼でざっと点検するだけで充分理解できるはずであるが、過剰な対応には驚かされた。

要するに、セキュリティ.チェックは国によって大幅に異なることを改めて経験する旅行であった。米国のセキュリティ.チェックでは、ラップトップ及びiPadのようなタブレットは機器専用のポケットが付いているスーツケースに収納されている場合、わざわざ取り出してX線コンベアに載せる必要はなく、キンドルのような電子ブック機器及びiPhoneのような携帯電話など小さな電子機器を提示する必要はない。一方、日本の場合、X線にフレンドリーな機内持ち込みのスーツケースを利用していても小さい携帯電話まで全ての機器を取り出す必要があった。これは主人がアメリカ人であった為、外国人に対しては特に慎重だったのかどうかは不明であるが、携帯電話や財布などをポケットの中に入れているとビンに入れる必要があるので、やはり携帯電話や財布は事前にしっかりハンドバックの中に入れておくべきだったとの単純な教訓を学んだ。日米間のセキュリティ.チェックがスムースに運ぶ方法は何もポケット入れないことである。

 

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