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ルイジアナ州議会は昨日、宗教の自由法案の制定を拒否した。この法案は、宗教的理由により、結婚は男女間の結合である事を信じている人々を保護する法律である。2016年の大統領候補者の一人として、来月正式に出馬の決定をすると述べている同州知事のボビー.ジンダルは、議会が拒否した宗教の自由法案に対して、知事令を施行すると発表したため論争的である。

ルイジアナ州は同性結婚を認めていない為、同性愛者に法的保護を提供していない数少ない州のひとつである。しかし、19日同州の下院議会はMarriage and Conscience Act (結婚と良心法)と名付けたHB707 を通過することを拒絶した。なぜなら、下院委員会はこの提案を無効にするための手続き投票で10対 2の票差により、圧倒的にこの法案を却下したからである。このような動きに失望したジンダルは知事令を行使すると宣言し、「この知事令は、結婚は一人の男性及び一人の女性間の結合であるとの深い宗教的信念を持つ人に対して、税控除、契約、協力協定、ローン、免許取得、認証、雇用、および税控除を拒否することを禁止するためである」と述べた。

ジンダルは2016年の潜在的な大統領選の候補者の一人として、18日に大統領立候補探索委員会を結成したばかりである。彼は徹底した社会保守派の知事であり、同性結婚に強く反対していることで最近知られるようになり、来月大統領選の立候補について最終的な決定をすると公表した。立候補した場合、「アメリカの人々は劇的に異なる方向を試す準備ができているという考えに基づいている」と述べ、 「軌道修正はないが、劇的に異なる道のりである」と伝えている。また、オバマケアの撤廃、別の医療保険改革の制定、防衛の再構築、(輸入に)依存しないエネルギー政策、子供たちのための教育改革などを打ち出している。

移民法の大統領令に対して、議会や国民の意志に反することをしているとオバマ大統領を批判したジンダルは、同じく同州の議会および州民の意志に反して宗教の自由法案制定を強行する意志を表明している。反対者は、同性結婚カップルに対する差別を合法化するとして批判し、支持者は同性結婚者への差別とは無関係であると主張している。知事には一定の任期があることなどの理由に加えて、現在同性結婚論争には最高裁が関与している為、どれほど知事にその権限があるのかどうか疑問が提起されている。また、宗教の自由は時代遅れの観念であり、憲法は全ての人類に結婚する権利を保証しているとの解釈が新しいトレンドであるとの論議がある。

37州は既に国民投票または控訴裁判所の決定により、同性結婚を合法化している為、ルイジアナ州知事が同性結婚を合法化することを阻止する為、独断的に知事令を行使することには抵抗が強いはずである。それは、インディアナ州の知事マイク.ペンスが同州の宗教の自由回復法に3月署名した時の多大な反響が示唆している。従って、ルイジアナ州の現状は、国民投票によって解決することが最も民主的であるが、最終的に、最高裁は同性結婚を禁止している州の法律を早くて来月に打破すると予測されている。これに加えて、最近の風潮は、同性結婚の否定は憲法違反であるとの見方が一般的である。

 

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