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今年9月で旱魃5年目を迎えるカリフォルニア(CA)州では先月同州の知事が強制的水節減を命じた。水不足からの生存が余儀なくされている同州は旱魃の影響による水不足対策に真剣である。特にランドスケープは主なターゲットであるため、最近では植物の植え替えや人工芝の導入がブームになりつつある。

水を頻繁に利用する屋外ビジネス地域社会は35%の水節減を要求されている。それらの一部はカントリー.クラブなどのゴルフ.コース、人工湖に噴水を取り付けている公園、広大な芝造園敷地を保有している個人および公共地である。幾つかのゴルフ.コースでは長期的な旱魃から生存するため本格的な水節約に取り組む様々な対策が実施されている。CA州の平均的なゴルフ.コースは110〜115エーカーの広大な広さであり、オリンピック.サイズの136のプールを満たすのに十分な水利用は年間9,000万ガロンである。カントリー.クラブのような高級ゴルフ.コースで、オアシスのような外観を維持するため、年間に消費する水の経費は最大50万ドルである。水を節約するひとつの方法は、多量の水分を吸収する植物からアカシア、プリマベーラなどのような旱魃に強い種の植物に植え替えることであるが、幾つかのゴルフ.コースでは枯渇した自然芝を除去した後、乾燥に影響を受けないファイヤクラッカーや黄金草などに植え替えている地域社会もある。

CA州の住民は、高騰している水道料および過度の使い過ぎによる罰金に対処する為にも現状を変えなくてはならない。生活水を保持するために最も手っ取り早い手段は、天然芝を水不要の人口芝に入れ替えることである。最近、ゴルフ.コースおよび個人の芝のランドスケープとして、再度見直されているのがプラスチック製の人口芝である。人工芝には大豆油やリサイクルのペットボトルから作られているものもある。1960年代半ば、最初に人工芝を開発した企業は大手化学会社のモンサントである。幾つかの種類の人口芝はほとんど水を必要としないため、広大な庭がある住宅所有者は大幅な水道料を削減できるため劇的な利点がある。南カリフォルニアでは需要が増え、過去12ヶ月間で人工芝のビジネスが2倍拡大した企業もある。

しかし、まだ人工芝に反対している地域もある。サンタモニカでは人工芝を導入する住宅所有者にリベートを発行していない。サクラメントとグレンデールの住宅所有者協会では人工芝は粘着性があるとして、長い間正面に人工芝を導入することを禁止している。一方、実際に人工芝を利用している人達は、最近は質の高い人工芝が多いため、一見本物とほとんど変わらない 利点を強調している。また、プラスチック製の人工芝は強力な太陽の下では維持しないとの懸念もあったが、10前に導入された人口芝は無傷である。ブランドによって異なるが、寿命が長いもので25年、短い物で5年であるという。ネバダは人工芝を採用した最初の州であり、水を節約するため天然芝を人工芝に交換することで 、リベート.プログラムを受けている住民の率は過去10年間で急速に伸びたと言われている。

CAは屋外での水の需要が高いため、高度レベルの水削減が強調されている。特に芝を利用する公共場所では人工芝及び人工植物などの開発がブームになっているようである。一方、家庭で強制されている節水には地道な努力が要求されるが、水保存には想像以上に多数の方法があると言われている。蛇口やパイプからの水漏れの点検、シャワーヘッドに節水用の低流量蛇口を導入することなどは最も基本的な努力である。しかし、かなりのコストがかかる場合もあるため、予算に応じて個人にあった節水の努力をすることで、平均的な家庭に要求されている25%削減を達成することはさほど無理ではないと思われる。アイデア次第で苦痛に感じない削減方法を見つけることが重要である。

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