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運輸保安局(TSA)による全米空港でのセキュリティ.チェックを通して検出される武器の数は想像以上である。2014年に最も多くの銃器が発見された空港が多い州はテキサスとフロリダである。全米の主な空港は安全性を調査するため、時々身分秘匿捜査チームによる抜打ちテストが行なわれる。最近、幾つかの米国国際空港のセキュリティ.チェック.ポイントで爆薬や武器の検出に失敗した多数の例が報告された。モニター.システムに落ち度があるか、または安全点検状況が杜撰であることを示唆している。身分秘匿捜査チームとはどのような組織か?このチームが抜打ちテストを実施するメリットは何か?

2014年は最も旅行者が多く、全国的に空港でのセキュリティ.チェック.ポイントは最も煩雑な年であった。2014年のTSAの統計によると、昨年は1日約180万人、2013年より1,480万以上多い合計6.53億人の乗客がセキュリティのスクリーニングを通過した。全米の空港でのチェック.ポイントで機内持ち込み用のバッグから合計2,212の銃器が発見された。これは一日あたり平均6挺の銃器である。その中で83%にあたる1,835の銃は装填されていた。これらの銃器は合計224の空港で傍受されたもので、2013年の1,813より22%増加し、空港の数も19箇所増加した。今年1月に公表された2014年の全国銃器検波数で最も多い空港10の順位は以下の通りである。

1. テキサス州のダラス/フォートワース国際空港で120挺の銃器が検波された。

2. ジョージア州のハーツフィールド·ジャクソン·アトランタ国際空港で109挺。

3. アリゾナ州のフェニックス·スカイハーバー国際空港で78挺。

4. テキサス州のジョージ.ブッシュ.インターコンチネンタル空港で77挺。

5. コロラド州のデンバー国際空港で70挺。

6. テキサス州ヒューストンのウィリアムP.ホビー空港で50挺。

7. フロリダ州のタンパ国際空港で49挺。

8. フロリダ州のフィートローダーデール·ハリウッド国際空港で49挺。

9. テネシー州のナッシュビル国際空港で48挺。

10.フロリダ州のオーランド国際空港で47挺の銃器が検波された。

最近、身分秘匿捜査チームによる抜打ちテストが実施された。これは通常のTSA職員によるスクリーニング.システムとは性質が異なる。3日のワシントン.ポストによると、2 週間前に全米の空港で発見された銃の数は53挺であり、先週、合計45挺の銃が発見された。身分秘匿捜査チームによる抜打ちテストは米国国土安全保障省(DHS)が主催し、検波しない武器および偽の爆発物を利用し、今年70回中67回はTSAの職員を出し抜いたテストが実施された。何処で、何時、どのような方法で試験を実施するかなどの情報は知られていない。試験結果はセキュリティのスクリーニング.システムが脆いことを示唆している。

身分秘匿捜査チームは通常「レッド.チーム」と呼ばれるグループで、軍隊および民間のメンバーで構成されている。彼等はCIAのような米国情報機関および他の連邦政府機関の請負業者として雇用されている。レッド.チームは2011年まで国防総省の最大の機能を保持していた。また10年以上、毎年少なくとも100カ所の空港の身分秘匿捜査を実施している。

軍事関係者が関与するレッド.チームの空港の抜打ちテストには利点がある。なぜなら彼等はTSAの検出能力、標準操作手順、TSA職員の訓練、応答条約原案を知っているか又は知る機会があるため、将来の向上に役立つ。空港での身分秘匿捜査はテロリスト対策の一部であるが、TSAの元幹部で、現在インディアナ州アンダーソン大学の学長であるジョン.ピストールは「現実のテロリストの状況と比較すると、抜打ちテストに欠けている事は任意の情報を収集する機能であり、それは多くの場合、推測されたテロリストを発見および阻止する最も重要な部分である」と述べた。DHSの長官ジェイ.ジョンソンとの協力体制下にあるピストールは、空港のセキュリティ.スクリーニング.システムについて(1)技術が正常に作動したか、(2)展開している脅威に対処するため適切な標準操作手順はあったか、(3)役員はどのように行動したかなどの疑問を提起した。

身分秘匿捜査のテスト結果は、今後改善を図るための重要な情報としてDHSがこれらの問題点を検討するために役立っている。ジョンソンはこの結果に関する声明を発表し、3つの要点について迅速な対応を行なったことを報告した。その一つは、テスト結果で判明した特定の欠陥に対処するため、TSAのリーダーに対し、スクリーニングの標準的な操作手順を改正するよう指示した。第二に、米国内の全空港の連邦保安取締役にテスト結果を直ちに説明するようTSAに指示した。第三に、段階的方法により、全国の空港でTSA 担当者全員の研修を実施する事、および監察官の検査で判明した特定の弱点に対応するため、全ての監視要員に集中トレーニングを実施するよう指示したと述べている。

昨年、テキサス州のダラス.フォートワース国際空港では120挺の銃が検出され、最近の身分秘匿捜査チームによるセキュリティ.チェックの抜打ちテストでは、全米で1週間に約45挺の銃器が発見された。このような現状は空の旅行者にとってショックである。しかし、人口の約40%は銃を保持し、大多数の銃保持者は少なくとも最低2挺は保持していると言われる米国の銃社会で、銃の機内持ち込みを完全に阻止することは不可能かもしれない。問題は、レッド.チームが実施した例が示す通り、複数のセキュリティ.スクリーニング.システムに検波しない銃を保持したテロリストの搭乗を如何に阻止するかである。

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