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子供達の貧困は豊かな国でグローバル的に増大している。 21日に公表された国連子供の援助機関ユニセフの報告によると、2008年に襲った世界的な金融危機以来、世界で貧困ラインに落ちた子供達が増えた。特に41カ国の最も豊かな国で推定3%以上増加し、貧困に属する未成年者の数は7,650万人に達した。ユニセフの分析によると、経済後退は最も豊かな国で所得減少の要因になり、子供達に直接長期的な影響を与えた。

2008年から2012年までの子供の貧困率を比較すると、主な先進国で子供の貧困率が最も顕著に上がっている国はアイスランドで2008年の11.2%から2012年には31.6%まで 急増した。次に高い国は最近破産したギリシャで、子供の貧困率は23.0%から40.5%に上昇した。アイルランドは18.0%から28.6%に上昇。次にスペインでは28.2%から36.3%増加した。米国は30.1%から32.2%、イギリスは24.0%から25.6%、フランスは15.6%から18.6%、イタリアは24.7%から30.4%、ポルトガルは22.8%から23.8%、デンマークは9.1%から10.2%、メキシコは29.3%から34.3%までの増加があった。一方、主な先進国の中で、2008年から2012年に子供の貧困率が減少した国は日本が21.7%から19.0%、カナダは23.2%から20.8%、スエーデンは12.9%から12.1%、ドイツは15.2%から15.0%であった。

この調査で判明した主要点は(1)41カ国の中で50%以上の国が最も景気後退のインパクトを強く受けた。これらはほとんど人口密度の高い国である。(2)2008年以降、子供の貧困が増加した国の割合はイスラエルの0.55%からアイスランドの20.40%まで幅広いバリエーションがあった。(3)子供の貧困が最も上昇した国はギリシャ、イタリア、スペインなどの南欧諸国に加えて、クロアチア、バルト三国、アイスランド、アイルランド、ルクセンブルグの三か国が不況で厳しい影響を受け、貧困率が2倍上昇した国もあった。(4)貧困率が減少した顕著な国は上記の国を含めて 18カ国であるが、政府および国民は景気後退の最悪の結果に対処する幾つかの方法を発見した為、子供の貧困率を低下させた。それらの国はチリ、フィンランド、ノルウェー、ポーランド、スロバキアであり、これらの国は全て貧困率を約30%減少させることに成功した。(5)不況時に貧困に直面した子供達の数は、2008年からそれを回避することが可能であった子供の数660万より260万人多かった。約7,650万人の子供達は41カ国の最も裕福な国で貧困の生活を強いられている。(6)41カ国中、半分以上の国では5人に1人以上の子供が貧困生活に直面している。ギリシャ、ラトビア、スペインの子供の貧困率は36%を超過し、イタリアでは30%である。

更に、41カ国中23カ国を対象に、幾つかの側面で分析された結果判明したことは(1)これらの国はほとんど人口密度が高く、2008年以来、 貧困ライン以下の所得の家庭に子供達の貧困が増えている。(2)深刻な経済後退は教育、雇用、訓練の機会が劇的に減少した為、特に若い世代に極度な打撃を与えた。(3)2008年から、エストニア、ギリシャ、イタリアなどの国で子供達が毎日の生活で肉、鶏肉、魚などを食べる余裕がない所帯が2倍増大した。(4)所得および失業率の程度を超えて、景気後退は人々の多数の重要な範囲に影響を与えた。41カ国中18カ国で2007年から2013年に危機感およびストレスを感じる人口層が増えた。(5)2008年以来、不況に軽度に晒された18カ国で、効果的な公共介入は 貧困から400万人の子供達を救済した。

米国の子供の貧困率は32%であり、米国の子供の貧困は2006年と2011年の間に34州で増加した。比較的子供達の数が少ないネバダ、アイダホ、ハワイ、ニューメキシコ州で最大の増加があった。一方、ミシシッピーとノース.ダコタ州は注目に値する減少があった。幾つかの大規模な州では新たに多数の子供が貧困ラインに追加された。カリフォルニアでは221,000人、フロリダは183,000人、ジョージアでは140,000人、及びイリノイで133,000人増加した。2012年の米国の総体的な子供の貧困数は2,420万人であり、2008年から170万人増加した。経済開発機構(OECD)および又は欧州連合(EU)の全ての新たな貧困の子供の約1/3は米国である。

ユニセフの報告は、高齢者や他の弱者より数百万人の子供たちがもっと景気後退に即時および直接的に影響を受け、多くの子供達は結果的に苦しんでいる事を示唆している。それらのインパクトは全ての国の全ての子供達に均等に分散されてはいない。また、報告書の分析では、子供の保護戦略を強化する上で政府が考慮すべき原則と勧告を提起している。それらは先進国で子供の貧困を終えるため明確な政策を打ち出す事や、救済や予防など最小限の社会的基準を満たす一定の保証を提供する事などが挙げられる。景気後退への政府の対応は国によって大きく異なっている事も示唆した。幾つかの国では非常に異なる状況で、公的機関のプログラムは子供達を保護するのに有効的であった。税制改革から立ち退きに直面した家族を保護する事に至まで、子供の貧困を封じ込め、子どもの基本的権利を保護するための法的および経済措置が取られた。つまり、経済苦境に直面した時、予算および福祉プログラムを削減する国ほど子供が貧困に晒される危険度が高くなること、及び政府は常に将来の景気後退に備えた対策を考慮する必要があることを示唆している。

 

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