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コーク兄弟は今年初期、経済分野では保守的であるが、社会面ではリベラルであると語った。その後、彼等のイメージを変える努力において、庶民の味方である事、公民権の重視、および司法正義をアピールするようになった。昨日、仲間との集会で米国大半のアメリカ人を味方にする為、司法制度の改革、教育制度の向上、貧困者を援助する方針をアピールした。これらは全て2016年大統領選の戦略であり、 所得格差が重要なテームであることを認識していると思われる。しかし、近年の記録はそのイメージを変えることの困難性を示唆している。何よりも彼等の言動には一貫性がないことが問題である。

豪華なオーシャン.フロント.リゾート地であるセント.レジス.モナーク.ビーチで2日に開催された450人の裕福な保守派の会合に複数の共和党大統領候補者が参加した。ジェブ.ブッシュ、スコット.ウォーカー、テッド.クルーズ、マルコ.ルビオ、カーリー.フィオリーナの5人である。チャールス.コークは、この会合で彼の仲間達にフレデリック.ダグラス、スーザン.Bアンソニー、マーティン.ルーサー.キング.ジュニアのような指導者に従うように促し「「アメリカ革命、反奴隷制運動、女性参政権運動、公民権運動を見て下さい」と述べた。また、「これらの全ては、アメリカの人々に道徳的なコードを打ち出しました。彼らは全員が不正を克服しようとしました。そして、我々も私達の国を後退させている不正を正すことを求めています」と政治活動で公民権のモデルになることをアピールした。

セント.レジス.モナーク.ビーチの集会で利用されたホテル

コーク兄弟は2016年大統領選のテーマーが中産階級の向上と経済格差の改善であることを意識しているようである。2016年の選挙で彼らは、約9億ドルを使い、貧困者を援助する意図があることを表明した。2日午後40分間の論議で、コーク産業の法律顧問は「州および連邦レベルで刑事司法改革のためのネットワークを押し進める事を語った。チャールスは、その方針を具体的にする上で「もっと効果的にする必要がある」とし、「この構想の背後にある大半のアメリカ人と団結することができない場合、我々は敗北する。従って、それは我々メンバーの最優先の目的でなければならない。しかし、そうするために、人々にとって最も重要なものが何であるかを理解する上でより良い仕事をしなくてはならない。そして、自由社会はそれを達成するための最良の機会を彼等に与えることを実証しなくてはならない」と語り、一般国民を味方にする政策の必要性を強調した。また、コーク兄弟のネットワークは貧困に関連のある他の政策も追求していて、「教育システムに失敗している」と述べ、「過去に実行したことは不十分であった。我々は次のレベルまで我々の努力を上げる」と述べた。

正義、公民権、貧困者の救済、これらは全て民主党のキャチフレーズである。なぜ、コーク兄弟はイメージを変えたいのか? コークはこの会合で、昨年 「 民主主義を乗っ取る巨額のお金」であるとコーク兄弟を比喩し、批判した上院少数派のリーダーであるハリー.リードについて語った。今年新年早々、事故で「片目の視力を失った為、もう我々の事を見ることさえできないだろう」と述べた。リードは、お金で政治家を買い、民主党の政策に圧力をかけるコーク兄弟に反発し、多額のお金が選挙に流れる現状を変える為、憲法改正を訴えている指導者である。コーク兄弟にとって、彼等のイメージを庶民の敵としてアピールしてきたリードは政敵である。

その後、コーク兄弟はイメージ転換を図り始めたと言われている。ディビッド.コークは昨年12月、ニュース番組のインタビューで「私は社会的リベラルです」と述べた。コーク兄弟は経済政策には保守的であるが、社会的にはリベラルであると主張し、正義を求める司法制度の改革を掲げているが、彼等は非暴力の薬物犯罪に対しても長期的刑罰を支持する政治家を後援し、民主党を支持する傾向が高い少数派(黒人、ヒスパニック、老人、学生)の有権者に不利な有権者ID法を拡大する事を引き続き奨励している。共和党の重要な戦略は民主党支持者の票を減少させる事であるため、アレックと呼ばれるアメリカ立法取引協議会(ALEC)は2008年以降、カンザス、サウス.キャロライナ、テネシー、テキサス、ウィスコンシンなど多数の州で写真付き有権者ID法の制定を提案し、促進している。ALECに実質的な資金提供をしているのはコーク兄弟である。また、貧困者に利用者が多いメディケイド拡大および最低賃金引き上げは「労働力の移動性を低下させる」として反対している。

コーク兄弟は「社会的にリベラルだ」と主張しているが、現実的に、同性結婚や中絶に反対している議員や組織に寄付していることで知られている。ゲイの権利問題に関しては偽善者であると批判されている。例えば、ディビッド.コークは2012年の共和党全国大会で記者団にLGBTの権利を支持していると語ったという。しかし、コーク兄弟は、シンクタンクのヘリテージ財団、ティー.パーティの下院議員ミシェル.バックマン、2016年大統領候補者の一人であるリック.サントラムなど最も同性愛者に辛辣な組織や共和党議員に多額の献金をしている一方で、このような社会的問題に穏健派の議員には選挙資金をほとんど提供していないと言われている。事実、週末にコーク兄弟が主催した会合に参加した5人の共和党は同性結婚や中絶などの社会問題にリベラルな候補者ではない。コーク兄弟は経済的側面では保守派であると述べているが、なぜ中産階級および労働者の経済向上に重要な役割を果たす労働組合、特に団体交渉権を略奪したスコット.ウォーカーの選挙資金の最大の貢献者なっているのか疑問である。現在4 人の共和党大統領候補者は、腐敗政治の調査の標的になっているが、ウォーカーは知事再選のキャンペーンで選挙法違反に関与した疑いがあり法務執行の調査に直面している。

 

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