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フォックス.ニュースの選定者10人

フォックス.ニュースは4日、最初の大統領予備選に備え、明日開催される本格的な討論会の参加資格者を10名選抜し、7名を除外した事を公表した。これは、テレビ番組向けの討論会であるが、オバマ氏はこの10人全てが同様に主張する事は何であるかを既に予告している。壊滅的な旱魃および山火事で多大な被害を受けているカリフォルニア州知事のジェリー.ブラウンは5日、共和党大統領候補者が気候変動についても論議するよう手紙を送った。共和党有権者に最も注目されているドナルド.トランプに送られた手紙の内容は興味深いが、彼は他の候補者と異なり、論争の準備などしないと言われている。

6日はフォックス.ニュースが主催する討論会がクリーブランドで開催されるが、15人の共和党候補者は3日C-SPANが主催したインタビュー形式のファーラムに参加した。C-SPANは真面目な全国テレビ放映の政治ニュース番組である為、大半の参加者は硬い表情又は真剣な態度で、初めて彼等の政策について語った。会場に直接参加出来なかったテッド.クルーズを含む3人はサテライトを介してインタビューに応じた。面白いことに、最近の世論調査で共和党候補者の中ではトップの支持率を獲得しているドナルド.トランプは旅行中で参加していなかった。ジャック.ヘルスは、一人に約5分間与えられた個々の質問形式によるファーラムの進行役を務めた。元テキサス州知事のリック.ペリーに対しては、国境整備に関する問題、リンジィ.グレイアムには幾つかの外交政策、クルーズにはオバマケアに関する質問をするなど、候補者が普段からアピールしている得意分野に集中していた為、それぞれがスムースな応答をした。

このパターンとは異なる討論会を主催するフォックス.ニュースは、4日午後5時までに公表された幾つかの世論調査での平均支持率が高い順から10名を選択すると公表していた通りの基準に従ったと伝えた。どの機関の世論調査を利用したかを具体的に説明していないが、4日のニューヨーク.タイムスによると、主催者が使用した世論調査は全て全国的に認識されている超党派の機関である。先週ほぼ同じような支持率であった2人のうち、ジョン.ケイシックは選抜され、リック.ペリーは落とされた。この選択の「プロセスは不満に満ちている」と言われているが、選抜された他9名の候補者はドナルド.トランプ、ジェブ. ブッシュ、スコット.ウォーカー、マルコ.ルビオ、テッド.クルーズ、ランド.ポール、ベン.カーソン、マイク.ハッカビー、クリス.クリスティである。この最初の討論会は全て、最有力候補者を指名するアイオワとニューハンプシャーでの予備選を意識した最も画期的なイベントである。関係者は、献金者クラス、ワシントンの主流派政治家、ケーブル.ネットワークは特定の候補者を指名することができないと述べている。

オバマ大統領は、民主党支持者にこの討論会の全国放送を見ながら彼等の討論を注意深く聞くべきであると促している。10人の共和党大統領候補者は全員、最高裁の主席判事ジョン.ロバーツが2度救済した「アフォーダブル.ケア.アクトを撤廃すると公約し、彼らは科学者ではないが、気候変動を信じるべきではないと我々に話します。彼等は全員移民改正及び結婚の同等性を逆転することを望んでいます。彼等は過去6年間で我々が築いた全ての進歩を否定します」と予測している。党派に関係なく、多くの政治家および有権者はこの討論会を見る可能性があることを示唆している。

カリフォルニア州知事のジェリー.ブラウンは5日、「気候変動に関する貴方の計画は何ですか?」と問いつめる手紙を複数の共和党候補者に送った。ドナルド.トランプに宛てた手紙は4年続いている旱魃と同州の各地で発生する莫大な規模の山火事で戦っている消防士の一人が死亡している事に触れ、気候変動のインパクトを訴えた。ブラウン知事は 「手紙を書いている今も連邦、州および地元の10,000人の緊急隊員は火災と戦っている」と指摘し、「サンフランシスコ、ワシントンD.C、マンハッタンに同等するカリフォルニア州全体は完全に炎に包まれている」と述べた。また、歳入の数十億ドル、数千エーカの作物、数千の仕事が失われたことを明記し、「昨年は記録上最も暑い年であり、2011年秋から2014年の秋までの3年間は1895年の記録以来最も乾燥している」と壊滅的な旱魃の状況を描写した。ブラウン知事は「私の質問は単純です。貴方はこのような状況についてどうするつもりですか?気候変動の脅威に対処するための貴方の計画は何ですか」と問いつめている。

ブラウン知事の要請による気候変動の論議が保守派のメディアに提起されるかどうかは疑問である。5日のニューヨーク.タイムスによると、トランプは他の候補者と異なり、彼のウェッブサイトには政策を記載したページはない。確かにその通りである。1ヶ月以上前、トランプのHPにアクセスした際、彼の政策や一定の課題に関して彼個人の見解をアピールしている投稿は一切なく、読める記事は何も掲載されていなかったことに驚いた。現在、本人に有利な幾つのニュースを掲載していているが、政策を紹介していない事実は歴史上、他の候補者には見られない傾向である。彼は討論会での概要をまとめる事に「時間を費やす事もなければ、想像した質問の答えを練習するなどの準備はしないことを自慢していた」という。 その場で思いついたことを語る「彼の自由なスタイル」が一部の共和党有権者に受けているという側面もある。国際貿易協定の課題および不法移民に対する主張を除き、アピールする政策はほとんどなく「法外な事を言っている 」彼が討論会に参加し、彼を嫌う多くのライバルにどのような対応をするのか両党が注目することは明白である。初の共和党討論会は、歴史上もっとも視聴者が多いイベントになる可能性があるが、落とされた幾人かは、フォックス.ニュース主催の討論会はさほど重要ではないと主張している。

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