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イギリス医師会誌(ブリティシュ.メディカル.ジャーナルBMJ)に発表された研究によると、辛い食べ物の消費が死亡リスク減少と何らかの関連性があることを示唆した。この研究の目的は主に、唐辛子の定期的な消費と死亡率および特定の死亡の原因との関連性を検討する為であり、約50万人の参加者を長期的に追跡調査した結果を発表した多数の中国人学者の共同研究に基づいている。

8月4日に出版されたBMJによると、中国全土の地理的に異なる10カ所に在住する男女487,375人(男性199,293、女性288,082)は2004年から2008年の期間に研究参加を決定した。癌、心臓病、および脳卒中の病歴のある人を除いた30歳から79歳までの成人男女を対象に2004年と2013年の期間に追跡調査した研究で、辛い食べ物をある一定期間に食べた人はそうでない人に比較して死亡のリスクが減少することが判明した。2004年と2013年の期間(中間値7.2年)に、参加者が辛い食べ物を食べる頻度は週に1日未満、1日又は2日、3日から5日、及び6日または7日のグループにそれぞれ分類された。全参加者は事前にインフォームド.コンセントを与えられ、辛い食べ物の消費に関する情報が提供された。

この研究分析は(1)中央値7.2年の追跡調査期間中、20,224人(男性11,820 、女性8,404 )の死亡が報告された。(2)週に1回未満辛い食べ物を食べた参加者と比較して、週に6〜7日消費した参加者の総死亡率の相対リスクは14%減少した。(3)辛い食べ物の消費と総死亡率との逆相関はアルコールを消費した人より、しなかった人に強い結果が現れた。(4)辛い食べ物の消費とがん、虚血性心疾患、および呼吸器疾患のような特定の病気による死亡に何らかの有意な逆関係があることを示した。(5)更に多くの証拠は、ハーブ系の栄養補給剤のようなダイエットに関する推薦および機能性食品の開発を更新することに繋がる可能性がある。

スパイスやカプサイシンなどの生物活性成分の有益な効果は、長い実験や小規模グループの研究で既に報告されている。例えば、生態学的研究は、スパイスの消費量が高いグループに癌の発生率が低いことを示している。唐辛子の摂取は、アジア系及び白人に食欲やエネルギー摂取量を減少させることが判明しており、太り過ぎや肥満のリスクを減らす可能性がある。また、香辛料中の生物活性剤は、肥満、心血管および胃腸症状、様々な癌、神経因性膀胱、皮膚疾患に有益な役割を果たす。更に、スパイスは抗菌活性作用があり、糖尿病、心血管疾患、肝硬変、および癌のリスクに関連している腸内細菌集団に影響を与える。

唐辛子は、特に中国を含む東アジア諸国で良く料理に利用されているスパイスであり、西洋諸国でも広範に利用されている。この研究は約50万人の中国人参加者を対象に、辛い食品の消費と総体的なリスクと死の原因との関連を調査することを目的としている。毎日の消費は健康に効果があり、総体的にスパイスは人間の様々な疾患による死亡リスクを減少する可能性があることを示唆している。しかし、辛い食べ物の毎日の摂取と全体の疾患および特定の死亡に関連する証拠は不足していると述べ、原因と結果について引き出すことはできない観察的な研究であることを明白にした。この研究は今後、様々な病気を予防する機能がある事で知られる多種の抗酸化食品との組み合わせも含めて、機能性食品の開発につながることを示唆している。

 

 

 

 

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