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1971年8月22日、当時ニクソン政権下で継続中のベトナム戦争の平和的抗議運動に参加し、徴兵制下でドラフトと呼ばれる記録書類を押収し、破壊する目的で政府関連の建物に不法侵入した当時20代および30代の多数の男女が逮捕された。数年後、裁判に直面した彼等は、歴史上初めて反戦運動は合法的であることを証明する画期的な勝利を果たした。

この日、ニュージャージー州のキャンデンおよびニューヨークのバッファローで、ベトナム反戦運動に参加していた左翼カトリックに属する28人の男女は政府の建物に侵入した。彼等は自らをアメリカの良心(American Conscience)と呼び、ベトナム戦争に対する声明を発表し、ドラフト制度の一部を妨害し、ドラフト記録書類を押収し破壊する計画に踏み切った。しかし、内部密告者からの情報を提供されたFBIの突然の到来で、予期せぬ事態に展開した。 20名はその場で逮捕され、その後8名が逮捕された。連邦政府は合計28人をキャンデン28 と呼んだ。

1973年春、キャンデン28は告訴された。裁判が始まる前、彼等は単なる軽犯罪を認めた場合、他の罪状を全て取り消すとの司法取引が提案された。しかし、政府所有の所有物または財産を破壊及び徴兵制下で、ドラフトと呼ばれる記録書類を管理する選択サービス.システム機関を妨害した罪状などにより、有罪判決を受けた場合、連邦刑務所に47年間投獄される可能性があったにも関わらず、彼等は通常の裁判を受けることを希望した。裁判の初日、28人の代表者は以下の声明文を読み上げた。

我々は全国の他の抵抗者と共に、アメリカの人々の名で我々の政府が犯したベトナム戦争政策の狂気、軍拡競争、放棄された都市および非人間的な刑務所の狂気に私たちの生活をかけて「ノー」と言っている28人の男女です。我々は、非自発的隷属に人間を縛るため、人を殺すため訓練し、不正、不道徳、死ぬ可能性がある不法の戦争に送るため使用される紙を破壊することが犯罪者になるとは思っていません。私たちは生命と自由と真の友情の地域社会構築のために立っています。我々の抵抗の精神は投獄も破壊も出来ないことを知り、平和と正義のために引き続き声を上げ行動していきます。

裁判官フィッシャーは、政府が彼らを逮捕する為、何らかの策略があったと思うなら28人を無罪放免できると審判員に提案した。しかし、「私は誠実な動機に基づいていると思うが、彼等の抗議は容認できる法的防御ではない」と付け加えた。3日後、28人は全ての罪状において無罪判決を受け、その瞬間歓喜の声を上げた。これは米国近代史上、初めて反戦運動が法的に認められた歴史的な日となった。28人(男性18人及び女性10人)のグループは大半が比較的教育水準の高い聖職者および地域社会の活動家で構成されていた。女性の20代は9人、30代はわずか1名であり、一方、20代の男性は8人、30代も8人、40代の男性は2名であった。

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