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Sep. 9, 2015

当初反対していた大半の民主党は7月の最終合意をほとんど支持するようになったが、まだ共和党の反対は根強い。最近、承認に必要な上院民主党の支持は十分得られているようであるが、政治的な理由により、まだ3人の民主党は反対している。オバマ大統領は国際条約規定の承認に必要な民主党の投票数を確保したことが伝えられた翌日の9日、ドナルド.トランプはティーパーティが主催するイラン核協定に反対する集会に参加し、意味不明な事を語った。同日、ヒラリー.クリントンはイランを警告し、ユダヤ人の感情およびイスラエルを意識した説得力のあるスピーチを披露した。

トランプおよびテッド.クルーズは9日、ワシントンD.Cの連邦裁判所ビルの前で開催されたサラ.ペイレンおよび他のティーパーティ活動家が主催する集会に参加し、この協定を絶対に阻止すると公約した。ニューヨーク.タイムスは、オバマ大統領は既に「イランとの取引交渉を証明するために必要な票を確保した」為、彼等の集会は「実体性があまりない」と指摘し、トランプ、クルーズは政治劇を披露していると皮肉った。クルーズは、イラン協定が確立した場合「人々は絶対確実に死ぬことを思い出す価値がある」と述べた。また、イランとの協定は破滅的であり、それが承認された場合、米国の安全保障の脅威であり、「オバマ政権はイスラム過激派テロに投資する世界の指導者になる」との極論を語った。トランプは「我々はバカな人達に先導されている」と述べ、「イランとの取引でこれほど不完全に交渉された取り扱いを自分の人生で一度も見たことはない」と主張した。

先月合意に達したイラン核協定の強固な反対者は、如何なる手段を使っても最終的な承認を阻止すると述べている。しかし、ホワイトハウスの報道官ジァシュ.アーネストは9月8日の時点で、米国上院民主党議員42人名の同意を確保し、共和党先導の反協定決議案を阻止する為の十分な票があるので、オバマ大統領が署名する可能性は十分あると報告した。恐らく上院は、反協定決議案の投票を今日夕方か明日午前中に投票する可能性がある。民主党のリーダ的存在であるニューヨーク州の米国上院議員チャック.シューマーを含む3人は頑固に反対している。その理由は彼等がユダヤ人であり、彼等の選挙区の住民はほとんどがユダヤ人であるからだ。彼等は、そのようなユダヤ人地域社会からの選挙資金を含む支持を受けている為、政治的な理由があることは明白である。

トランプやクルーズがナンセンスな事を語った同日、ヒラリー.クリントンはワシントンD.Cにあるシンク.タンクのブルッキングス研究所で、イラン核協定に反対している3人の民主党およびイスラエルを意識し、またイランに警告する外交政策を厳格な口調で語った。イランに対して「米国は貴方が核兵器を入手することを決して許しません。もし、イランが核兵器を得ようとした場合、軍事行動を取ることを躊躇しません」と警告し、これはイランに対する主な彼女の政策であると語った。また「私のアプローチは不信と検証です。イランは次期大統領を試すことを我々は予期するべきです。私がホワイトハウスにいるなら、それは効果がありません」と語り、イランに対して非常に厳格な態度で臨むことを明白にした。更に、「もし、イスラエルが多大な危険に晒されると一瞬でも思えば、この協定を支持することはありません。イスラエルにとって脅しになることは米国にとっても脅しになる同じ影響力があることを良く分かっています。イスラエルは米国が貴方達と共にいるかどうかを疑問に思う必要はありません。米国は常に貴方と共にいます」と語り、ヒラリーは米国がユダヤ人を意識し、引き続きユダヤ国に忠誠をつくし、イスラエルを支持する方針であることを明白にした。

クリントンの9日のスピーチは、次期大統領になった場合のイランおよびイスラエル政策の一部を明白にした。先日、国務長官ジョン.ケーリーはイラン核協定がある場合とない場合、どのような状況になるかを比較し、どちらが世界にとって安全であるかを簡単明瞭に説明した。その後、反対していた多くの民主党議員は支持し始めた。ヒラリーの警告は、そのような論理的な事を理解していない有権者にナンセンスな事を語り、イラン核協定を恐れているトランプ、クルーズ、ペイレンに対抗しているようにも感じられた。共和党はイラン協定を阻止することが出来ない為、オバマ氏の重大な勝利であると言われているが、反協定決議案の投票結果を予測する事は不可能である。

 

 

 

 

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