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CA州の地盤沈下現象

4年間続いているカリフォルニア(CA)州の壊滅的な旱魃は各地の地盤構造に衝撃的なダメージをもたらしている。NASAは同州の幾つかの地域で地盤地下が起きていることを報告した。更に、専門家は長期的な干ばつで弱体化しているCA州の堤防は、決壊し洪水をもたらす危険性が高くなると警告している。冬時期のエルニーニョがどのような壊滅的影響をもたらすか計り知れない。

8月25日に公表された毎日の科学によると、ミシシッピー大学の研究者は現在進行中の干ばつは、極端な気候現象下でCA州の堤防システムを脅かしていると警告し、水の保存と管理システムおよび 乾燥した土地を洪水から守るため、緊急に投資する必要があると警告した。また、CA州水資源局による2011年の報告に対して、文書を送り、21,000キロメートル以上を超える土堤防は2,300万人のCA州民に約2/3の飲料水を供給し、470億ドルに匹敵する家庭や企業を洪水から保護すると指摘した。しかし、現在の旱魃は「既に壊滅的な危惧がある堤防システムに多大なリスクがある」と懸念している。研究者は国立堤防データベースを引用し、米国の堤防の約10%のみ「許容される」と評価し、他残りは「最低限度許容される」か、または「受け入れられない」とする評価基準であり、米国の堤防は総体的にマイナーな欠陥があるか又は、堤防は信頼できる洪水防止構造ではないことを指摘している。

局部的な地盤沈下現象

特に、CA州の膨大な量の堤防システムは現在「最高の危険度」にランクされていて、「地震や洪水で崩壊する深刻な危機に晒されている」と評価されている。これは、現在進行中の極端な旱魃が考慮されていないこれらの堤防システムの回復力には、重大な懸念があると指摘した。長期的干ばつは、土壌分解の誘発、土壌水浸透の増加、土壌強度の低下、土壌有機炭素の分解、地盤沈下や浸食により、堤防システムの安定性を脅かすと研究者は説明している。

カリフォルニア工科大学のNASAジェット研究所は最近、同州の幾つかの場所で、毎月2インチ(約5cm)程度の前例のない沈下が進んでいることを示す報告書を発表した。CA州の水資源局は、カリフォルニア州民が歴史的な干ばつに応じて地下水をポンプし続けているため、サンワキン.バレーの幾つかの場所で地盤沈下が迅速に進んでいることを明確にしたNASAの報告書を発表した。地下水の汲み上げが増加しているため、地下水位は過去最低の水準に達している。以前の記録より100フィート(30メートル)まで深い位置での地下水がポンプされているため、大規模な地下水の揚水が続くと、土地はより急速に沈下し、高いコストがかかる構造基盤損傷のリスクがあるとCA州の水資源の責任者は指摘している。

地盤沈下現象

CA州は歴史的な旱魃で長年過度に地下水を汲み上げているため、複数機関の研究に基づく新たなNASAのデーターは、最初数十年前に発生した地盤沈下は、近年急速に進んでいる場所で表面構造破壊のリスクが上がっていることを示唆した。 フレズノのキング及びカーン郡では2年間で 1.25フィート(0.4メートル)以上沈下した。過去の評価は、ロス.バノスからロスト.ヒルズまでの導水管の局部は建設以来、5フィート(1.5メートル)沈下したことが判明した。NASAは弱体化している場所でのモニターを引き続き行なう予定である。ミシシッピー大学の研究者は「これは、まさに我々が予測した事で、この旱魃は地盤沈下の増加につながるだろう」と述べ、堤防の上に水が上昇する危険性が増大していると説明した。

また、頻繁に発生する火災で燃えた瓦礫や堆積物が豪雨で流された場合、道路決壊や事故を促進する。環境を極端に劣化させている山火事はまだ完全に消火されていない。CA州森林火災保護局によると、北サンフランシスコのレイク群の南東レイクで12日午後1時24分に発生したバレー火災は20日の時点で69%を包囲したが、まだ数千の建物が脅威にさらされている状況である。今年の夏は9月初旬でもC40度以上になる日が続き、高気温による熱源は山火事を促進し、発火作用に十分熱い温度で燃えることを可能にした。そのような状況下で次に予測されている別の懸念は、今年の冬から来年早期に予測されているエルニーニョによる豪雨の可能性である。豪雨による洪水の影響は、特に旱魃や山火事で地盤が緩んでいるCA州の多数の場所で、多大な災害が発生するリスクが高いと言われている。

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