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下院議長のジョン.ベイナーは今朝CBS のインタビュー番組Face the Nationに出演し、主に辞職の理由について語った。また、政府閉鎖はないと明言し、良き政治家としてのレガシーを残すため、最後に正しいことを行い、残された期間に可能な限りのことを実施すると語った。更に、党内の機能不全という表現を否定し、党内には「偽の預言者」が存在していることが党内派閥の要因であることを示唆する裏話を語った。

先週金曜日、ベイナーは絶妙なタイミングで10月30日に辞職することを公表した。それについて「明確な思いを描写することに役立った」と述べ、「私は一つの事を別の事に即時関連させないが、私にとって金曜日の夜は非常に明白でした」と述べ、辞退の明確な答えを提示したのは法王(伊:フランチェスコ、英:スランシス)と会った事が要因であることを示唆した。また、実際には2014年に退職する予定であったが、多数派リーダーのエリック.カンターが予備選で落選した後に状況が変わった為、今年年末に退職する意向を11月中旬に公表する予定であった。しかし、法王と会った直後に今がその時であると思ったと語った。ベイナーは同じ辞職の公表を6週間待つ特別な理由はないので「それは正しい決断だった。率直に言って、それはすぐ対処するべき事だと思った」と語った。

番組の司会者、ジョン.ディッカーソンは辞職の理由は共和党の機能不全が要因であると言われていると述べ、辞職の真相は何であるかと質問した。ベイナーは「機能不全とは言えないが、意見の不一致があると言えばその通りである」と述べた。また、両院の党内には「偽の予言者」がいると指摘し、「非現実的な公約」に基づき、オバマケアの撤廃を主張してきたことを指摘した。彼らは、オバマケアの撤廃は「絶対にあり得ないことを知っていた」が、 議会の内外で「狂気じみた信念」を熾烈に掲げ、圧力をかけていたと語った。ベイナーは「聖書は偽の預言者を認識しなさいと言っています。そのような嘘をどれほど成し遂げることができるかを声高く宣伝する人達がいます」と語った。ディッカーソンは「偽の予言者」にオバマケアの融資停止を主張し、2013年に政府閉鎖を先導したテキサス出身のティーパーティ上院議員テッド.クルーズが含まれているかと聞いた。ベイナーは具体的な名前を表明しなかったものの、「沢山の名前を挙げることができます。名前の選択は貴方に任せます」と述べた。

そのような「偽の予言者」は現在、プランズ.パーレンフッズ(PP)への融資停止を主張し、政府閉鎖を脅している為、ディッカーソンは「政府閉鎖はありえますか」と聞いた。ベイナーは「ノー」と答え、政府への融資に関して「来週上院は継続(CR)法案を通過することを期待しています。また、幾つかの州で我々が見ている中絶クリニックが関与したこれらの恐ろしいビデオを調査するため、委員会を選定します」と述べた。

更に、ベイナーは初めて、頻繁に辞職の脅しがあったことを語った。議会内外で、共和党はもっと保守派の政策を強化するべきであると主張している人達が存在すると述べた。そのようなグループや個人はベイナーを辞職させたいと思っていることも語り「全て、過去4年半民主党大統領と行いましたが、それは十分ではない為、ほとんど全ての保守派は反対票を投じてきました。これは私が理解できない点です。私達の建国の父は、多数派になった場合、自分たちがやりたいことを何でもするような議院内閣制を望んでいませんでした 」と語り、超党派の合意に満足しない極右派がいることを暗示した。

しかし、ベイナーは自分とは意見が合わない人でも「私は同僚を好きです」と述べ、今後「もう少し協力を得られる可能性があることを期待している」ので、「後継者に汚れた納屋を残したくない」為、可能な限り残した仕事に取り組んでいくと語った。ほぼインタビューの最後に「正しい理由のために正しいことをしなさい」と指摘し、「国の最善の利益を維持することを意識し、可能な事を行なう勇気があれば、出来ない事をする勇気を持つことは簡単です」と語り、良い政治家としてのイメージが残る辞職をアピールしていることを示唆した。

ベイナーの「偽の予言者」は、虚偽の言い訳で政府閉鎖を先導したクルーズおよび他のティーパーティ議員を描写する的確な表現である。クルーズは、大統領選のキャンペーンでまだ「大統領に就任した場合、最初にオバマケアを撤廃します」と公約しているほぼ唯一の候補者である。彼を含む多数の共和党は、良く知られていない反中絶グループが公表した多数のビデオの誇張および歪曲の主張を信じている。16日夜開催された 2回目の共和党討論会で、嘘と誇張の混ざった強烈な論議を展開したカーリー.フィオリーナは、PPを廃止することを強くアピールした。PPの恩恵を受けている女性活動家は、26日彼女のアイオワ州アイオワ市でのキャーペンで抗議活動を実施し「我々は見ている。そして投票する」と警告した。過去に数回同様の嫌がらせを経験したPPは、ビデオは編集された虚偽の内容であり、胎児組織を販売していないと強く主張している。しかし、多くの共和党は真実を理解していない為、ベイナーはビデオの信憑性を明確にする為、調査委員会を設置すると述べた。PPのみを追求する委員会は既に一方的な聴聞会を開催している為、両サイドを調査することは民主的で正しいあり方である。法王の議会に対する黄金律の説教と、ベイナーの意志が議会を変える要因になるかどうかは不明である。

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