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ドイツ一部地域の難民仮設住宅

今年数十万の亡命者がヨーロッパに移動したと言われているが、ラッキーなグループは科学分野の知識や経験がある人達である。ヨーロッパの研究大学機関は彼らを雇用する意志があると表明した。科学者を必要としているヨーロッパ社会は、科学を専攻した人や科学分野で労働経験のある難民を雇用し、訓練し、安定した生活を保証する準備を進めている。このような一握りのグループに比較すると、大半の難民には安全な定住地はない。国連の報告によると、今年1月から8月までに海路経由でヨーロッパに渡った約32万人のうち、永久的移住地を獲得した難民はほとんどシリアから亡命した人達である。現在シリアからの難民を受け入れている欧州諸国は最低20人から数万人に至まで30カ国である。

6日の科学誌によると、大学のグループである欧州研究大学は科学4難民と呼ぶプログラムを支持することを公表した。このプログラムはEUの研究委員が構築したもので、科学の背景を持つ難民および亡命希望者はEU研究経歴のウェツブサイトEuraxessのページに履歴書を提出することが可能である。一方、積極的に援助する大学は 「難民歓迎団体」として委員会からバッジを取得し、難民にフレンドリーな雇用、インターンシップ、またはトレーニング.プログラムをアピールすることができると述べている。シリアのコンピューター科学者は最近、難民にとって生活とキャリアを再構築することは困難であると語った。科学4難民は難民の科学者や研究者が安定した仕事と生活状況の向上、および彼らのスキルと経験をヨーロッパの研究システムに活かすため両側面から援助することを目的にしている。

フランスのストラスブール大学とベルギーのルーベン大学は既に5日に起動したばかりのこのプログラムに署名すると表明している。イギリスには、迫害や紛争のリスクに直面し、自国で研究を継続することが不可能な学者を援助する英国の慈善団体である学者評議会(CARA)がある。その起源は、ナチスから逃れたユダヤ人や他の学者を支援するため1933年に設立された学術支援協議会(AAC)である。その後、幾つかの組織編成のため改名されたが、1999年に難民学者を支援するための協議会としてCARAに改名された。現在CARAはロンドンのサウスバンク大学の構内に拠点があり、亡命の危機にある学者を支援し続けている。従って、イギリスは歴史的に学者や科学者難民を受け入れている。しかし、科学4難民プログラムで最終的に何人の適正者を救済できるのか不明である。

グルーバル的難民の数は想像以上である。国連によると、紛争と迫害により強制的に亡命する世界的な難民数は4,300万人以上であり、1990年代半ば以来最大である。そのうち、1,500万人は自国から外国に亡命し、2,700万人は内戦で国内的移動を強いられている。主な難民国とその難民人口は(1)パレスチナ:480万人、(2)アフガニスタン:290万人、(3)イラク:180万人、(4)ソマリア:70万人、(5)コンゴ:456,000人、(6)ミャンマー:407,000人、(7)コロンビア:39万人、(8)スーダン:37万人が含まれる。これに加えて今年はシリアから激増する難民の波が注目されている。

国連難民高等弁務官(UNHCR)の 報告によると、今年8月31日の時点で、2015年に海路経由でヨーロッパに到着した難民は合計322,500人、死亡または行方不明者数は2,750人である。これらの難民はシリアが最も多い49%を占め、アフガニスタンが12%、エストリア9%、ナイジェリア 4%、ソマリアからの難民は3%である。最も難民が多いシリアからの亡命者を受け入れた国は最近増えている。10月2日に更新されたUNHCRのシリア難民の移住地と入国の形態に関する情報によると、 2013年以来、入国契約が確定した数値は96,688、他の形態によるビザ発行数は14,074、米国への移住認可数は19,646である。従って、利用可能なデーターに基づくこれらの合計数は130,408である。10月2日までに30カ国がシリアの難民を受け入れている。1,000人以上のシリア難民の移住者を受け入れたヨーロッパ諸国は 12カ国である。

国名 数値 明記事項(左の数値以外の追加措置)
ドイツ 38,500
イギリス 20,000 2020年までに受け入れ
米国 19,646
カナダ 11,300
ノルウェイ 9,000
ブラジル 7,380
オーストラリア 5,600 人道的ビザを提供
スエーデン 2,700 8,200の申請受理、4,700のビザ発行
スイス 2,000
オーストリア 1,500 人道的入国を許可
フィンランド 1,150
フランス 1,000 2012年から1,880 の亡命者ビザ発行

他18カ国は、ベラルーシの20人からニュージーランドの850人の範囲でシリアからの難民定住者を受け入れた。シリアからの難民は、2013年から既に数百万人が隣国に亡命したと言われている。受け入れ国の大半は難民が永久的に定住することを望んでいない為、ほとんどの難民は一時的な滞在であると言われている。ほぼ永久的に滞在が保証されている一部の幸運な人達を含め、特にグローバル的に貴重な存在として歓迎される科学分野で経歴のある難民数は今後明確になるかも知れない。国土面積の広い米国はもっと増加するべきであると指摘されている。

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