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ジョー.バイデンは21日東部時間12時20分、ホワイトハウスのローズ.ガーデンでオバマ大統領及びジル夫人と並んで、家族と共に考慮した結果、2016年の大統領選に立候補しない決定をしたと公表した。しかし、立候補しなくても、引き続き民主党大統領候補者のキャンペーンに関与することを示唆し、次期大統領がやるべきことは多数あると熱心に語った。このスピーチの中で最も印象的だった事は「癌を終えることは可能である」と述べたことである。なぜ、バイデンは癌治療研究に触れたのか? 国立生物工学情報センターは「癌治療の現状と未来」について興味深い記事を公表している。

15分以内の短いスピーチであったが、バイデンは冒頭で「それは閉じたと私は結論を出しました」と述べた。また、今年初頭に脳腫瘍で死亡した息子の「ボーは我々の励みでした」と何気なく、失った悲しみを一言で表現した。指名のキャンペーンにはもう時間がないと語り、家族と一緒に検討した結果、大統領選に立候補しないことを明白にした。また、候補者にはならないが、「オバマ大統領はこの国を導いていると信じている」とし、中産階級を重視した大統領のレガシーを引き継ぐ民主党候補者を激励するため、引き続き大統領選に関与すると語り、アメリカの所得不公平は 「我々の民主主義に基本的な脅威である」と述べた。また、教育、子供達の世話、LGBTの保護、女性に対する平等の賃金、移民改正法、経済水準を上げる事などに取り組むことは全て尊敬、平等、威厳を維持する為であると語った。また、致命的な病気である「癌を終えることは可能である」とし、その為には研究開発に資金が必要であると述べた。また「この国には無限の可能性がある」と語り、「私は可能性を信じています。もし、それを失えば特別な事を失うことになります」と述べた。更に、「公職者としての人生の目的を知りました。我々には沢山できる事があります。我々は完全にそれを実施する能力があります」と述べ、多くのことを達成したいが、多数のやるべき事を次期大統領が成就してくれる希望を託すことを暗示した。

バイデンが語った中で、「致命的病気である癌を終えることは可能である」と述べたことに最も興味を引かれた。バイデンは科学及び医学の分野で研究者にもっと投資すれば、 ほぼ全ての分野での癌を治癒させる科学研究を発見することが可能になると強調したかったと思われる。国立生物工学情報センター(NCBI)によると、癌の「予防は治療よりも常に優れている」ため、私達の工業化社会の副産物である既知の発癌物質による、最も重要な危険性があるタバコの使用を避けることで、何よりもまず防ぐことができる多くの癌があると述べている。また、多くの場合、癌は早期検出により初期の段階で転移する前に除去することが可能であり、もっと優れた予防および検出分野での進歩は、実質的に癌による死亡率を低下させる最も直接的な展望を提供していると述べている。しかし、「予防と検出は完璧で効果的ではない」ため、「本格的な悪性疾患は引き続き一般的であり、今後長年治療の必要性があることは確実である」と述べている。

また、「癌治療の研究は困難であるが、絶望的ではない」とし、「癌を治療することの困難性は草を除去することの困難性に似ている。癌細胞は術的に除去するか毒性の薬品または放射線で破壊することは可能であるが、癌細胞の全てを根絶することは困難である」と述べている。なぜなら、「手術はほとんど全ての転移を探し出すことができない」事に加えて、癌細胞を死滅させる治療法は、一般的に同じく正常細胞に毒性がある。もし、少数の癌細胞が残っている場合、病気の復活を生成するため癌細胞を増殖させる可能性がある。正常な細胞とは異なり、癌細胞に対して使用する毒への耐性を進化させる」ため、癌がまだ致命的な病気であることを強調している。しかし、困難であるが、単独または他の治療との組み合わせで抗がん剤を使用した効果的な治療法は、以前致死性の高い癌であったホジキンリンパ腫、精巣癌、絨毛癌、白血病、小児の他の癌に発見されている。現時点で私たちの手の届かないタイプの癌でも寿命を延ばすか又は苦痛を軽減する治療法はある。しかし、向上するため、および癌の最も一般的な形態の治療法を発見する為にはどのような展望があるのか」と問いかけている。

NCBIの記事は癌研究の現状を伝えている。バイデンは今日の大統領選立候補決定のスピーチで、癌の研究にもっと投資する必要があることを語った。5 月30日、デラウェア州の司法長官であった彼の長男ボー.バイデン(46歳)が脳腫瘍で死亡した為、バイデンの短いスピーチには子息の死に直面し、深い苦悩があったことを感じられた。子息の希望は父バイデンが大統領に立候補することであったと言われていた。バイデンはクリントンに対抗する意図はないものの、重篤な病で失った子息の願いとの狭間で長い間苦しんでいたと思われる。そのバイデンがもっと癌治療の研究が必要であることを強調した理由が理解できるような気がする。また、13日の民主党最初の討論会で、ヒラリー.クリントンが全ての政策でリードし、その後の世論調査で彼女は確実な勝利者であることを明白にした事も大きな決定の要因になったと思われる。これに加えて、バイデンは年齢による体力的側面、家族との触れ合いの重要性、その他の面で立候補しないことを決意したと推測する。

 

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