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11月, 2015 のアーカイブ

緊急且つ重要な気候変動サミット

11月30日からパリで開催されている気候変動サミットは幾つかの点で歴史的に緊急且つ重要な会議である。しかし、大半の国は気候変動に対処するため二酸化炭素排出量を削減することが困難な幾つかの理由がある。気候変動対策では世界をリードする目標を掲げているオバマ大統領は30日、世界のリーダーに気候変動の問題に共に取り組んでほしいと要請した。米国最大の富裕者を含む慈善家グループは、気候変動に積極的に対処するため投資すると発表していることが最大の吉報である。 (さらに…)

オバマ大統領がBOGを派遣しない人道的及び合理的理由

ISISによるテロ攻撃は激化しているため軍隊派遣の声がワシントンの内外から高まっている。しかし、対ISIS戦略は「機能している」と述べ、オバマ大統領は戦略を変える方針がないことを明白にしている。13日多発テロ攻撃を受けたフランスの要請に応じて、その戦略をもっと改善し強化させると公約したが、ブーツ.オン.ザ.グランド( 地面で戦う兵士)又はBOGを派遣する要求に応じない為、著しい抑圧が高まっている。多数の議員、特に共和党によるBOG派遣の要求は過去の教訓を無視した短絡的な主張であり、大統領が現在の戦略に固執する理由は幾つかの人道的および合理的側面があることを示唆している。 (さらに…)

パリ攻撃後のイスラム教徒に対する憎悪犯罪の増大

反イスラム.グループ

米国では毎年、人種、宗教、および同性愛者など特定のグループまたは個人をターゲットにした暴力犯罪が頻繁に発生している。銃による襲撃、物理的破壊、オンラインでの恐喝を含む憎悪犯罪が急増している。特に、13日夜半に起きたパリのテロ攻撃後はイスラム教関連の複数の寺院がターゲットになっている為、イスラム関係協議会はイスラム教徒に対する偏見を煽る一部の大統領候補者を含む政治家に警告している。テキサス州では、イスラム教寺院の外側で過激な反イスラム.グループがアサルト銃を保持し、抗議活動に参加するなど喧騒的である。 (さらに…)

感謝祭日の大統領による異例のメッセージ

人口密度の高いニューヨークでは毎年恒例の感謝祭パレードが開催されている。警備が強化され、大勢の観客で混雑しているようである。ホワイトハウスでは侵入者が逮捕されたが、オバマ大統領は今日、短い異例のメッセージを国民に伝えた。 (さらに…)

主要な大統領候補者の最新のISIS戦略比較

13日のパリ攻撃事件後、メディアは圧倒的にISIS戦略の課題に集中している。24日オバマ大統領はホワイトハウス(WH)を訪問したフランス大統領フランソワ.オランドとの合同記者会見を開催した。一部の米国民は、米国に対するISISテロ攻撃の可能性を懸念している為、大統領は感謝祭前日の25日WHでの数分間の記者会見で、テロ攻撃の安全保障に関する声明を発表した。世界的に緊張が高まっている現在、2016年の大統領候補者はキャンペーン先で声高く彼等のISIS対策に集中している。最近の両党のISIS対策論争には集中の度合いがそれぞれ異なる4つの要点がある。 (さらに…)

ウイリアム. ラッケルズハウスの歴史的貢献

ウイリアム.ラッケルズハウス 2012年

24日夕方開催された大統領自由勲章の授与式で17人が受賞した。これは文化的及び世界平和の努力、特に米国の国益に貢献した個人に対して、国家最高の名誉を称えるイベントである。この17人の中に興味深い人物がいる。この人物の経歴を知ると、如何に共和党が自らの党の名誉と伝統を傷つけているかを感じる。彼等がもっと歴代の共和党大統領および元共和党高官が国の為に残した歴史的功績を学んでいたなら、連邦政府一部の機関を排除すると主張することはないかもしれない。あるいは気候変動の「科学を無視する」ことはなかったかもしれないが、皮肉な歴史の一面を思わせる。 (さらに…)

大国連合によるフランスの対ISIS構想の現状

フランスは9月中旬にイスラム国(ISIS, ISIL)をターゲットにした最初の空爆をイラクで開始した。13日夜半に発生したパリでの多発テロ攻撃後、犯人グループはISISに属していることが判明した為、フランスは新たな空爆攻撃を追加し、大統領フランソワ.オランドは報復の執念を燃やしている。オランドの狙いは世界の主要大国であるイギリス、米国、ドイツ、ロシアと団結し、シリアでの内戦を終え、ISISを打破することである。フランス大統領が望んでいるグローバル同盟による対ISIS構想は、紛争をエスカレートさせる可能性があるが、彼が望むように事は運ばないと予測されている。この4つの大国はISISを撲滅することに同意しているが、その作戦について合意に至ことは幾つかの点で困難である。世界の各地でテロ攻撃の脅威が増大している現在、オランド大統領は23日、最初にイギリスの首相デビッド.キャメロンと会談した。 (さらに…)

伝統的に保守州の知事選で民主党の勝利は何を意味?

中産階級は白人と黒人で構成され、伝統的に保守派州であるルイジアナで最近幾つかの変化があった。大統領候補者の一人であり財政問題に失敗している同州の知事ボビー.ジンダルは大統領選から離脱した。また、21日に実施された知事選の決勝戦で、民主党州議員のジョン.ベル.エドワーズは共和党の対抗者であった米国上院議員のデイヴィッド.ヴィッターを倒し、ルイジアナ州の知事に選出された。エドワーズの勝利は南部の保守派州で驚くべき結果となった。強い保守州で 2008年以来、初めて知事選に無名の民主党が勝利した事は何を意味しているのか? (さらに…)

他国のテロ攻撃と難民をリンクさせた政治ゲーム

幾つかの理由により、近年メキシコからの不法移民は著しく減少し、米国に入国する率より帰国している不法入国者が増えている意外な現状が報告された。テキサス州の国境では年間で20万以上の不法移民が逮捕されている統計があるため、国境警備は万全な体制であることを示唆している。しかし、世界的な難民危機に直面している現在、米国への亡命を求めるシリアを含む中東からの難民が中央アメリカからメキシコを経由し、国境付近で逮捕されている複数のエピソードが報告された。この状況は幾人かの熱心な不法移民および難民拒否者を発奮させ、ヨーロッパ諸国から閉め出される危機に直面しているシリア難民を、更に米国からも追放する政治ゲームに利用される可能性を与えた。 (さらに…)

国土安全保障:両党間で顕著なギャップ

パリのテロ攻撃以来、オバマ政権のISIS戦略は効力的ではないとの批判が高まっている現在、ヒラリー.クリントンは19日午前中、マンハッタンの外交関係委員会で国土安全保障の観点からオバマ大統領より強固なISIS戦略を提供した。フランスでの多発テロに影響を受け、総体的にアメリカ人はオバマ大統領の難民政策および対ISIS戦略の一部に同意していないことを示唆する世論調査結果が公表された。そのような国民の意志と並行し、下院議会は19日難民受け入れを著しく困難にする法案を圧倒的票差で通過した。 (さらに…)

グローバル的難民拒否の新たな波動

パリでのテロ攻撃後、最も否定的反動による直接的な被害者は難民かもしれない。ISISによるパリでの多発自爆テロ後、難民を拒否する動きはグローバル的である。フランスを含むヨーロッパ諸国および米国の多数の州は圧倒的に難民受け入れの拒否を表明している。パリでの事件は難民政策に関して、世界的に事情が変わってきた動向がある。シリアからの難民の移動はテロリストに利用されていることは明白である為、難民に対するヨーロッパの反動は想像以上である。しかし、米国では各州の知事が難民を拒否する合法的権利はない。 (さらに…)

今後のゴジラ.エルニーニョ現象の予測

熱帯及び亜熱帯地域で発生している厳しい旱魃および壊滅的な洪水は著しい気候変動の影響であると言われている。8月には、ゴジラ.エルニーヨと呼ばれる大規模のエルニーヨ現象が懸念された。専門家は1997年からの異常な高温が米国で潜在的に平均以上の降雨量をもたらし、年末までにはその傾向が強くなると予測している。今年の春、既に幾つかの州で洪水が発生し、コロラド州は昨日から多数の航空便がキャンセルされている。専門家は今年から3月までに、間違いなく各地でエルニーヨの影響があると予測している。 (さらに…)

大統領選に与えるフランスのテロ攻撃の影響と反応

13日夜半に起きたフランスでのテロ攻撃後、大統領候補者は多様に反応している。有権者は今後大統領選のキャンペーンで、国内問題および経済問題と同様、どの候補者が最もテロ対策や安全保障問題に綿密な計画があるかどうか注目する可能性がある。しかし、パリ攻撃のテロリストの一人は難民の移動に沿ってフランスに入国した事実を受け、多数の共和党は国内の安全を懸念し、難民受け入れを拒否した。週末からトルコを訪問しているオバマ大統領は現地での記者会見で、現在の対ISIS戦略を擁護し、宗教検証を条件に難民を受け入れるべきであると述べている共和党大統領候補者に反論した。 (さらに…)

フランスの同時多発テロ攻撃と米国のISIS戦略論争

CNN提供

13日金曜日午後9時頃パリで発生した同時多発テロ事件を捜査しているパリの検察当局は、当地時間14日の午後10時半頃、129人が死亡し352人(99人は危篤)が負傷したことを報告した。15日には死者数が幾分増加したことが報告されている。フランス大統領フランソワ.オランドは、事件直後「戦争の行為」であるとして緊急事態宣言を公表した。この宣言に加えて、複数のイスラム国(ISIS、ISIL)による犯行であることが判明した為、米国で緊張が高まっている。ドローン攻撃による対ISIS戦略を先導した米国ではなく、なぜフランスがイスラム過激派の標的になりやすいのだろうか? なぜフランス大統領の宣言は米国にとって重大な問題になるのか? (さらに…)

主流派およびエリートGOPはパニック状態

主流派およびエリート派のGOPは、伝記の信憑性に疑惑が持たれているベン.カーソンやライバルの攻撃ばかりに集中しているドナルド.トランプの勝利を恐れている。両氏のいずれかが指名されることを極度に心配し始め、ミット.ロムニーが土壇場で立候補する事を希望している。彼等は、ヒラリー.クリントンはもちろんの事、共和党大統領選の最前線に立っているこの二人の勝利を望んでいない為、ほとんどパニック状態であると言われている。トランプはカーソンを含む他多数の人々の批判に集中するスピーチを展開し、アイオワでのキャンペーンで軌道を逸した印象を受けたメディアは、そろそろトランプが終りを迎えたと批評している。2016年大統領選GOPの競争は選挙史上最悪な状況であることを示唆しているが、GOPがパニック状態に陥っている要因は何か? (さらに…)

強制送還のルーツと移民法論争の再燃

巡回裁判所は9日、オバマ大統領が2014年に発令した大統領令による移民法を却下した。一時的な処置として、1,100万人の合法的書類のない移民(不法移民)に強制送還を停止する為の法律であるが、オバマ政権は10日、最高裁に上訴する考えを表明した。10日夜ミルウォーキーで開催された共和党討論会では、ドナルド.トランプがこの判定を賞賛したことから、移民法の論争で衝突する場面があり、複数の共和党候補者はトランプの強制送還政策に対抗した。移民政策ではGOP(共和党)内で意見が分かれているが、ヒラリー.クリントンは11日、トランプの移民政策は非人道的であると批判した。トランプはその直後、人道的に強制送還できると主張し始めた為、 移民法論議が再燃している。トランプの強制送還は、否定的な歴史の一例と見られている1950年代アイゼンハワー政権下で実施された強制送還作戦を手本にしている。 (さらに…)

好感度とイメージが低下しているトランプとブッシュ

フォックス.ビジネスとWSJの主催により10日夜、ミルウォーキーで開催された第四回目の共和党討論会の主な候補者はドナルド、トランプ、ベン.カーソン、ジェブ.ブッシュ、マルコ.ルビオ、テッド.クルーズ、カーリー.フィオリーナ、ランド.ポール、ジョン.ケイシックの 8人である。彼等の好感度を追跡している調査機関によると、トランプとブッシュの好感度およびイメージは低下している。討論会は知名度の拡大を促進し、画面で受けるイメージは好感度に著しい影響を与えている。 (さらに…)

米国自殺の統計的現状といじめの徴候

米国の自殺率は上昇していると言われている近年、2日には白人中年層の自殺を含む死亡の増加傾向が報道されたばかりである。事実、総体的には日々13分毎に110人以上が自殺している。自殺の現状を調査した連邦政府機関は自殺の原因、非致命的自殺思考と行動、自殺の人種及び民族格差、十代の自殺率、経済コストなどに関する2013年の最新状況を統計的に報告した。また、未成年者の自殺は学校でのいじめに一部関連性がある為、いじめる子供といじめられる子供には何らかの徴候があるという。いじめ事件を事前に察知する可能性は低いため、両親または成人はその徴候を知ることで、自殺を予防するための対話の重要性を強調している。 (さらに…)

2016年大統領選の有意義な展望を示唆

2016年大統領選でヒラリー.クリントンが勝利するためには、オバマ大統領が2012年に勝利した時と同様の人口動態的および投票状況があるかどうかが重要な鍵である。現在共和党が座席を保持し、接戦が予測される4つの州で、民主党に有利に機能する可能性があるかどうかを予測する上で、貴重な判断材料になる調査結果が提供された。9日に公表された女性の声女性投票基金WVWVAF)が主催した調査は以下のような発見を提示した。 (さらに…)

ベン.カーソンに対して増大している疑惑

最近多数のメディアのインタビューを通して、ベン.カーソンは少年時代、暴力的性格であった事、および有名な米国軍人アカデミーのウェスト.ポイントから奨学金の申し出を受けたことを口頭および文書で頻繁に伝えている。6日、フロリダのプラム.ビーチの書店で新書の販売促進と記者会見によるキャンペーンを実施した。 少年時代のエピソードに関する彼の発言及び、劇的な生い立ちが描写されている1990年代出版のGifted Handsの幾つかの記録について疑問を提起している多数のメディアは、その信憑性を探り始めた。この日、疑惑を投げかけた記者団から様々な質問を受けたカーソンは、メディアは彼に対して「魔女狩りをしている」と苦情を表明した。なぜ、カーソンに対して疑惑が持たれているのか? (さらに…)

パイプライン建設:オバマ大統領の歴史的否認声明

オバマ大統領は6日東部時間正午からホワイトハウスでの記者会見でキーストーン.パイプラインの建設を拒否する短い歴史的声明を発表した。長年続いた環境保護団体の戦い及び、支持派と反対派の政治的論争は遂に終焉を迎えた。この決定に対して、最も批判しているのは幾人かのGOP(共和党)であり、トランスカナダ社は失望を表明した。数年検討していた国務省が絶妙のタイミングで建設認可を却下した理由は何か?またその結論の展望は? (さらに…)

マルコ.ルビオの驚異的な移民法の逆転政策

2013年 6月、上院議会で画期的な包括的移民改正法が通過した。しかし、この法案は下院議会で投票さえなかった為、事実上死滅した。キューバからの貧しい移民の子としてフロリダで成長したマルコ.ルビオは、上院共和党議員として、既にアメリカに長く在住している不法移民に市民権の道を開き、国境を安全するこの法案を起草した8人のグループの一人であった。約28ヶ月が経過した今日、彼はこの包括的移民法とは完全に逆の移民政策をアピールしている。極端な言い方をすれば、人道的対処から無慈悲な措置への転換である。政治家も人間であるなら、 同じ人間をそのように極端に変える要因は何なのか? (さらに…)

共和党大統領候補者の混乱の主要因はトランプ

G.O.Pの大統領候補者らは、討論の質問の類いや形式に問題があるとして苦情を表明した為、討論会の構造を変える論争が提起された。オバマ大統領は3日、CNBCの進行役たちにも、上手に対処できないG.O.P(共和党)を珍しく笑いながらからかった。ドナルド.トランプは選挙キャンペーンでほとんど語っていない事を公表した新書籍が3日販売された為、記者会見を行ない、11月最新の世論調査で支持率が上がり始めたマルコ.ルビオを集中的に攻撃した。トランプはこの記者会見で、大統領勝利に必要な条件は個人的エネルギーであることを強調した。新たな混沌が表面化した討論会の構造問題及び、ルビオの個人的問題に関する躊躇のない彼に対する攻撃は、トランプが大統領としての常識的資質を備えていないことを再度浮き彫りにした。 (さらに…)

白人中年による前代未聞の高い死亡率

近年、米国白人中年の自殺および薬物乱用含む死亡率は他のどのカテゴリーのグループより驚異的に高いことが報告された。研究者は白人中年グループが前代未聞の自殺および他の要因により死亡している現状を伝えた。また、教育レベルは不健康や財政難と何らかの相関関係があり、死亡率の増加は肉体的苦痛を訴える率の増加と並行して上昇している事も発見した。 (さらに…)

2016年大統領選候補者と気候変動

グローバル的に気候変動に対処することが常識的になっている近年、75%以上の米国民は気候変動が起きている現実を信じている。2016年の大統領選候補者の討論会では気候変動も提起され、その取り組みが重視されるようになっているが、民主党および共和党候補者の気候変動に対する考え方や政策は様々である。両党の主な候補者である 12名の違いを分類すると(1)気候変動を深刻な問題であると理解し、具体的な政策を提供している。(2)気候変動の科学を信じ現実に起きていることを認めるが、ビジネスの影響を懸念し総合的なアプローチを提起している。(3)気候変動を信じるが、人間の活動が起因している事を信じていない。(4)気候変動を否定することで何もする必要がないと思っている、など大まかに4つのグループが存在している。 (さらに…)

ポール.ライアンは崩壊した共和党を統一できるか?

ポール.ライアンは先週下院議長に就任した後、多数のメディアのインタビューを受けている。 共和党内で指名される前から、議長として機能不全の党内を統一出来るのであれば、議長としての任務を受けると述べ、最終的な投票で必要な投票数を獲得した為、幾分不本意ながらも議長に就任した。ライアンは新議長として、党内を統一できるのかどうか注目されているが、彼がこれまで促進してきた極右的政策も含めて、幾つかの要因はその答を推測可能な状況にしている。 (さらに…)

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