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頻繁な銃乱射事件発生は異常であるはずだが、近年米国では通常のルーティンになっている。先週、コロラド州のプランズ.ペーレンフッズ(PP)のクリニックが襲撃を受け3人が殺害されたばかりである。最も銃規制が厳格なカリフォルニア州で昨日(2日)大量殺戮が発生し14人が死亡した。 動機は不明であるが、オバマ大統領はテロ攻撃の可能性もあるため、FBIが捜査を受け継いだことを発表した。下院議長のポール.ライアンはこの二つの事件後、精神病者の問題で修正するべきことはあるとのコメントを発表した。

2日カリフォルニア州サンバナディノ市で 午前11時頃発生した襲撃で14名が死亡した。負傷者数に関しては17名、または21人など複数の説もあり現時点で一貫性がない。2012年12月コネチカット州ニュータウンのサンディ.フック小学校で20人の子供および6人の教師が死亡した襲撃事件以来の最も致命的な大量殺戮事件である。身体障害者関連の施設で残虐な大量殺人事件が発生した事に地元の人々はショックを受けているようである。容疑者は1987年6月生まれの男性サェド.ファルーク及び27歳女性のタッシュフィーン.マリクである。事件が発生した場所はロスアンゼルス東部60マイルに位置するインランド.リージョナル.センターと呼ばれるソーシャル.サービス.センターで身体障害者を交通、雇用、住宅などの側面から世話する施設である。通常の訪問者はバッジを必要とするが、事件が発生した昨日は休日パーティが行なわれており、多数の訪問客が予期されていた為、建物は自由に出入り可能な状況であった。目撃者の証言によると、犯人は黒のSUVを運転し、いずれも軍隊のような服装で武装し、非常に落ち着いた行動で建物に入り、襲撃後素早く逃げ去ったと報告されている。

その数時間後、警察との銃撃戦で射殺された犯人は計画的な行動を取った印象を与えているが、その動機は不明である。サンバナディノ市長と話をしたと伝えたオバマ大統領は3日東部時間午前11時、閣僚メンバーと共に大統領執務室から数分の記者会見を行い、頻繁に発生する銃乱射事件による大量殺戮は世界のどの国にも見られない現象であると語った。また、犯人の動機についてはまだ不明であるが、職場関連の問題があったか、またはテロ攻撃の可能性もあり、混合した動機があっかもしれないが、FBIが捜査を受け継ぐと語った。しかし、地元警察も引き続き主要な役割を果たすと思われる。

事件直後、犯人が利用した複数の銃器は銃規制に厳しいカリフォルニア州の基準に適合しているかどうかの疑問が提起された。3日のニューヨーク.タイムスによると、連邦捜査官は、容疑者の所有物から回収された4挺の銃出所源を調査し、全ての銃器は合法的に購入されたものであることを明確にした。容疑者2人は0.223口径のアサルト.ライフルと半自動拳銃を保持し、マスクやボディ.アーマーで武装していた。連邦法務執行当局によると、2挺の銃器は死亡した犯人のいずれかが購入し、他2挺は事件に関与していないと思われる第三者が購入したものであるが、特に第三者が購入した2挺の銃器に関する綿密な調査を進めている。当局は2挺を購入した第三者の氏名、および容疑者が2挺の銃をどこで購入したのか理解していない。カリフォルニア州は「最も一般的なモデルを含めて、多数の攻撃用武器の販売や所持を禁止している数少ない州の一つであるが、法律には例外もあり、容疑者が保持していた銃が禁止されていたかどうか明白ではない」と当局は述べている。銃暴力防止法律センターによると、「カリフォルニア州は全米で最も厳しい銃法を制定している州である」ため、別の州から購入した可能性もある。多数の負傷者は複数の銃弾の負傷に苦しみ、特に2人は危篤状態である。加えて、今朝別の3人は安定した状態であると報告された。ロマ.リンダ大学メディカル.センターの責任者は全て銃弾による負傷であると説明している。

容疑者のファルークは郡保健局の環境検査官として働いていて、休日のパーティで当日ソーシャル.サービス.センターにいたが、何らかの口論後、怒ってすぐその場を去ったという。マリクと一緒に戻ってきた約1時間後に彼等は警察との銃撃戦で死亡した。センターの責任者は動機については不明であるが、「テロリズムであると決定していない」と述べた。昨日現場付近で走っていた第三番目の人物は、現在警察に拘留されているが、襲撃に関与したかどうか捜査中である。オバマ大統領は昨日の夕方、全ての大量殺戮を排除することは不可能であるが、頻繁に発生しないよう改善するため、超党派で共に取り組む事が可能な幾つかのステップがあると述べた。

11月27日、コロラド州コロラド.スプリングのPPクリニックで銃襲撃事件が発生し、3人の市民が殺害された。数時間後、57歳の容疑者が逮捕された。下院議長ライアンは、この事件後、精神病者の医療システムを改善する必要があると述べた。また、カリフォルニアの脅威的な大量殺戮事件を受け、「私たちが見たものは多くの大量射殺に共通している精神疾患の主題です。私たちは精神病の法律および我々の政策を修正する必要があります。それらは時代遅れです。それは、我々が今取り組んでいるものです」と語った。複数の大統領候補者はカリフォルニアの大量殺戮事件に反応している。テッド.クルーズは 「この時点で詳細な動機は不明ですが、これは別の過激なイスラム教徒のテロリズムです」と、法務執行当局が動機を明白にする前から断言した。ヒラリー.クリントンは、ニューハンプシャーでのキャンペーンで「ひどい襲撃である。何処に行っても安全であってほしい」と述べ、まだイスラム教徒のテロリズムであるとは断言できないと語った。米国内で成長しているISISの懸念が高まっている現在、共和党にとって過激なイスラム教徒のテロリズムとして結論づけることは、常識的なバックグランド.チェックの制定に目を背ける点で政治的に都合が良い。しかし、今朝閣僚と一緒に大統領執務室に居た大統領はバックグランド.チェックに関する行政行動の可能性を模索していると言われている。大統領令を行使しない限り、異常な大量殺戮がほぼ日常的に発生している異常性を変えることはもはや不可能であるが、大統領令を遂行できるかどうか不明である。

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