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パリで開催された気候変動サミットで196カ国は 13日間の交渉を続け、12月12日歴史的な協定に同意した。この協定は今後数十年維持し、これらの国は官民一体となってグローバル温暖化に対処しなくてはならない。世界は二酸化炭素排出量を減少させることが義務になる時代が到来したとの希望もある反面、期限設定が悠長であり、目標を達成しない国に対して罰則がないなど、強い公約条件が不足しているため、このような協定に進歩を期待できるのか、または実行可能であるかどうかを懸念する側面もある。それらの合意の主要点は何か?

協定の要点は地球温暖化に対処するため汚染を削減し、グローバル温度を2度摂氏以上上昇させないことである。全ての国はこの協定に自発的な忠誠を誓う必要がある。その為の努力は、化石燃料企業、エネルギー及び技術会社は良質で安値の再生可能エネルギーへの投資を促進し、自動車製造会社は電気自動車の生産が要求される。同意した196カ国は、それぞれの目標に従って2020、2025、2030年までにソーラー、風力、及び他の再生エネルギーを導入する必要がある。 移行期間、大半の国は急激にそのような再生エネルギーに変換することを期待されていないが、少なくとも段階的に変換する必要がある。

196カ国による同意の主要点は、⑴ 長期的目標:グローバル温度を2度摂氏以上に上昇させないためには1.5度摂氏以上の温度上昇を制限する努力が要求される。気温はすでに産業革命前の時代から約1度摂氏増加している。その目標を達成するため政府は、温室効果ガス排出量の上昇を可能な限り早く停止することを公約した。2050年のある時点までに、人工的排出量は森林や海洋が吸収できるレベルまで低減することに同意した。⑵ 排出量目標:5年ごとに温室効果ガス排出量を削減するため、各国の目標を設定することに合意した。180以上の国は2020年の最初のサイクルで削減する目標を既に提出した。先進国のみは絶対的条件でその排出量を大幅に削減する必要がある。発展途上国は、時間をかけて同様の努力を行なうことが奨励されている。

⑶ 目標の確認:最初の目標として、長期的な温度目標を達成するため今後4年間で自国の目標を検討し、それらを更新することが可能であるかどうかを確認することを要求している。しかし、政府は更に大幅な削減をすることを要求されていない。再生可能エネルギー源がもっと手頃な価格で効果的である場合、大幅な削減が可能であるとの希望を意味する。⑷ 透明性:その排出量目標を達成できなかった国に対する罰則はないが、同意した契約を実行することを奨励するため透明性の規定は存在する。同意規定はすべての国が排出量を削減する努力について報告しなければならない。発展途上国に対して、柔軟な要件を求めた中国は同意が最も困難な国であった。⑸ 資金: 裕福な国は貧しい国の排出量削減および気候変動への適応を支援するため、財政支援を提供し続けなければならない事に同意した。中国などの新興経済国は貢献する道を開くことになる。実際のドル金額は合意書には記載されていないが、裕福な国は以前2020年までに資金を年間1,000億ドル提供することを約束した。

気候変動に積極的に参加しているビル.ゲイツが率いる融資グループは、シティバンク、ゴールドマン.サックスなどの金融機関から、コカ.コーラ、デュポン、ゼネラル.ミルズに至まで、複数の大企業が含まれている。企業、特に化石燃料会社は気候変動に対処する大幅な義務があり、その義務を果たす時が来たことを感じる。2010 年 4月、ミシシッピー川近辺のメキシコ湾に莫大な原油流出事故を起こしたイギリスの石油会社BPは気候変動に対処することに同意している為画期的である。また昨年、大手エクソン.モービルのCEOも気候変動は事実であることを認め「石油やガス掘削のリスクを十分理解しており、緩和することができる」と述べ、カーボンを減少する必要があることを認めた。しかし、カーボンの内部コストを懸念している為、気候変動に対処する具体的な措置を掲げていないと言われている。

最近、ソーラー.パネルを導入する会社の技術者に導入コストを聞く機会があった。彼は、屋根のサイズと毎月の光熱費によって値段は異なると述べ、18,000から30,000ドルの範囲であると教えてくれた。この時、現金支払いを好む場合、平均的な一般家庭には無理がある事を知った。ソーラー.パネルの導入費がもっと手頃になり、石油やガスの依存を止めない限り、気候変動に着手しない理由を化石燃料会社に提供することになる。

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