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風邪ウイルス(左)、インフルエンザ:タイプAウイルス

米国では3人に1人が風邪を引くと言われている。風邪ウイルスは毎年性質が異なり、感染の影響も人によって異なる。風邪と季節インフルエンザは症状が似ているため、深刻さに気付かない場合もある。最悪の場合、死に至るケースもある。従って、インフルエンザの予防接種を受ける人が多い。予約は必要なく、薬局で簡単に受けられる点が便利である。また、風邪には様々な神話があるため、健康を維持するためには正しい知識が必要である。

全米で300万人以上の医師、病院や医療従事者に関する情報を提供するヘルスグレイズとして知られる医療情報会社によると、風邪には8の神話 myth :作り話 )がある。

神話 ⑴ 肌寒い季節にジャケット(またはコート)を着用していないことで風邪を引く。真実:風邪は200以上の異なるウイルスが原因であり、冷え込むことが要因ではない。しかし、風邪はほとんど秋と冬に発生することは事実である。菌を運んでいるかもしれない人と身近に接触する機会がある室内で人々は多くの時間を過ごすことも一部の理由である。一部の風邪ウイルスは多くの場合、涼しい季節の湿度が低いとき繁殖する。

神話 ⑵ 症状が 1週間以上続く場合、それは風邪ではない。真実:風邪の症状は鼻水、鼻詰まり、くしゃみ、喉の痛み、咳などであり、これらは1〜2週間続くことが普通である。 子供、高齢者、および体調不良の人々はもっと長引く可能性がある。疾病対策予防センター(CDC)は症状が10日以上続く場合、単なる風邪であるかどうかを明確にするため、医者に診察してもらうことを勧めている。

神話 ⑶:鼻の粘液が黄色や緑色だった場合、それは風邪以上の病気である確実なサインである。真実:風邪の引き始めには、鼻水に粘液が混ざることは明らかである。2〜3日後、免疫細胞が戦いを開始するため、粘液は白または黄色に変化する。その後、通常鼻内に生息する細菌が再生し始めると、粘液は緑系色に変化することがある。

神話 ⑷: 非処方薬または薬局で購入可能な風邪薬は、回復を促進する。真実: 充血除去剤および鎮咳剤などの店頭風邪薬は、幾つかの症状を緩和するかもしれないが、実際には風邪を早く回復させることはない。亜鉛トローチ剤またはシロップは 2日間程度、風邪の症状を短縮するかもしれないが、それらは副作用がある。ほとんどの風邪療法は風邪の症状を緩和する。

神話 ⑸:風邪を引いた場合、抗生物質を服用しても有害ではない。むしろ役立つかもしれない。真実:抗生物質はウイルスを殺さない為、風邪を緩和することはない。副鼻腔炎や耳の感染症などのような細菌の合併症を引き起こした場合、役に立つかもしれない。しかし、実際にそれらを必要としない限り、抗生物質を使用しないことが重要である。抗生物質を頻繁に利用すればするほど、一般的な抗生物質では殺すことができない耐性病原菌を運ぶ可能性が高くなる。

神話 ⑹:エキナセア.サプリメントは、科学的に風邪と戦うことが実証されている。真実:エキナセア(ムラサキバレンギク科の植物)は風邪の療法薬として宣伝されているハーブであるが、科学的研究の結果は混同したものである。エキナセアは病気の初期に服用すれば風邪の治療に役立つかもしれない事を示唆している専門家もいる。3つの大きな研究を含む他の研究者は、エキナセアが長引く風邪又は重症の風邪を削減するという証拠を発見していない。

神話 ⑺:高用量のビタミンCを取ることは風邪から保護するのに役立つ。真実:成人及び子供の両方を対象にした幾つかの大規模な研究で、ビタミンCの高用量が風邪を防ぐのに役立つという決定的な証拠はない。また、ビタミンCの取り過ぎは重度の下痢を引き起こす可能性がある為、リスクがない訳ではない。

神話 ⑻:風邪は絶望的である。風邪を退散させる方法は何も無い。真実:実際には風邪のリスクを減少させる方法は沢山ある。手についた風邪ウイルスは鼻と目を通して簡単に体中に侵入する。従って、頻繁に石鹸で手を洗い、それが出来ない時は少なくとも60%のアルコールを含むアルコール系消毒剤を使用する。指で顔に触らないよう常に意識し、可能な限り風邪を患っている人に近づかないよう務める。

メイヨー.クリニックによると、風邪の定義鼻と喉の上気道のウイルス感染を指す。一般的な風邪は通常無害であるが、そのように感じられない場合も多々ある。もし、鼻水、喉の痛み、咳などの症状がない場合、涙目、くしゃみ、鼻詰まり、またはそれらの全ての症状がある。事実、100以上のウイルスのいずれかは一般的な風邪の症状を引き起こす為、徴候及び症状は大幅に変化する傾向がある。インフルエンザの定義は鼻、喉、肺などの呼吸器系を攻撃するウイルス感染に言及する。一般的に、インフルエンザは下痢や嘔吐を引き起こす胃インフルエンザとは異なっている。ほとんどの人は回復するが、時には、インフルエンザの合併症は致命的である。特に5歳未満の幼児および65歳以上の高齢者、老人ホームやその他の長期療養施設の住民、妊娠中の女性、免疫系の弱い人、例えば喘息、心臓病、腎臓病や糖尿病などの慢性疾患がある人 、ボディマス指数(BMI)40以上で、肥満の人はインフルエンザの合併症に発展する危険性が高い。

従って、風邪とインフルエンザは症状が似ている場合もあり、一般の人には識別できないため、 風邪を引く前にインフルエンザの予防接種を受けることを勧める医者も多い。 インフルエンザ.ウイルスは常に変化し変異するため、毎年予防接種の種類も変わると言われている。事前の予防が必要である理由は死に至る危険性があるからである。CDCによると、1976年から2007年までの31回の風邪の季節に、米国では最も少ない年で推定3,000人、最も多い年で49,000人がインフルエンザ関連の病気で死亡した。近年、インフルエンザ関連の死亡の80から90%は65歳以上である。米国のインフルエンザの季節は早い時で10月から始まり、遅くて5月まで続く。

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