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6週間後、アイオワ州で最初の大統領選の党内選挙が始まる。この選挙で同州各党の有権者は大統領候補者をそれぞれ指名する必要がある。ドナルド.トランプはそのような党内選挙での対抗で他の共和党大統領候補者に勝利する可能性があるが、最終的な総選挙での対抗ではヒラリー.クリントンに勝利する可能性はない。また、22日公表された別の新たな調査で、米国民の半分はトランプが自国の大統領になることを恥であると思っていることが判明した。トランプがクリントンおよびバーニー.サンダースと対抗した場合、大統領になる可能性はほとんどないが、現在トランプに接近しているテキサス州の米国上院議員テッド.クルーズ 、および3位のランクに上昇したフロリダ州の米国上院議員マルコ.ルビオはクリントンおよびサンダースの強敵になる可能性がある。

21日のロイターによると、16日から21日までに実施されたロイター/Ipsosの合同調査で、現在支持率がトランプの次に高いクルーズはまだトランプを敗北させる可能性がない。指名選挙が行なわれる最初の州の有権者の支持率はトランプの41%に対してクルーズは31%である。28%の有権者はトランプ対クルーズとの対抗では投票しないと答え、いずれの候補者も支持していないことを示唆した。この選挙で、トランプがルビオと対抗する結果になった場合、有権者のトランプ支持率は40%であり、ルビオは34%である。27%の有権者はこの二人の対抗では投票しないと答えた。いずれの組み合わせの対抗にも共和党支持者及び無所属の有権者の投票率が含まれている。しかし、トランプはクリントンに勝利することは困難である。総選挙が今日行なわれ、トランプとクリントンが対抗した場合、クリントンに投票すると答えた率は40%、トランプは29%であった。トランプ対クリントンの場合、どちらの候補者を支持するか分からないと答えた有権者は8%である。14%はどちらにも投票しないと答え、9%は全く投票しないと答えた。

22日に公表されたクイニピアック大学の世論調査によると、共和党有権者のトランプ支持率は28%、クルーズは24%、ルビオ12%、ベン.カーソンは10%である。しかし、58%は気が変わるかもしれないと述べているため、彼等が現在支持している候補者は最終決定ではないことを示唆した。また、トランプを「絶対に支持しない」と述べている共和党有権者は28%、24%はジェブ.ブッシュを支持しないと答えた。一方民主党有権者の場合、クリントンの支持率は61%、サンダースは30%、マーティン.オマリーは2%である。民主党有権者の6%は未決定であり、41%は気が変わるかもしれないと述べている。

また、全ての党を含む総体的な国民の評価として、50%の有権者はトランプが自国の「大統領になることを恥である」と答えた。全ての有権者で「大統領としてトランプを誇りに思う」と答えた率は僅か23%である。もし、クリントンが選出された場合、33%は「誇りに思う」と答え、35%は「恥である」と答えた。クイニピアック大学世論調査のアシスタント.ディレクターのティム.マロイは「アメリカの有権者の半数は、最高司令官にドナルド.トランプがなることを恥であると言っています。また、ほとんどのアメリカ人は、11月彼には良いチャンスがないと思っていますが、彼はまだ共和党の最上部にいます」と述べた。また「ヒラリー.クリントンは彼を突破します。上院議員バーニー.サンダースは彼を打ちのめし、上院議員テッド.クルーズは彼に接近しています。アメリカ半分の有権者に恥だと思われている候補者が11月に勝利することができますか?」と語り、トランプの勝利は困難であることを示唆した。

同大学は両党の主な候補者のそれぞれの競争相手との対抗について調査した。米国有権者の総体的支持率はクリントンの47%に対してトランプは40%である。しかし、ルビオと対抗した場合、クリントンの44%に対してルビオは43%、クリントン対クルーズの場合はいずれも44%である。また、サンダースとトランプが対抗した場合、サンダースの51%に対してトランプは38%である。しかし、サンダース対ルビオでは42%に対して45%であり、サンダースがクルーズと対抗した場合、43%に対して44%である。従って、クルーズとルビオはサンダースを敗北させる可能性があり、クリントンにとってもこの二人は手強い接戦相手になる可能性がある。この調査結果は、トランプが指名獲得した場合、民主党に有利であることを示唆している。

トランプは「アメリカの莫大な恥である」と最初に表現したメディアはCNNである。これはトランプのイスラム教徒入国禁止発言後、イギリス、フランス、スコットランド、パキスタン、アラブ首長国連邦、マレーシアを含む他多数の外国が何らかのキャンセルおよび声明を発表するか、トランプを描写した宣伝広告板を取り外す国もあるなど、海外のビジネス相手からも痛烈な反応があった為である。党派に関係なく、大半の政治家は誇張、虚偽、誤情報を伝えることはあるが、トランプはその典型であり、頻繁に虚偽の発言をすることで悪名高いことも「恥」の要因である。各方面から「大統領として失格である」と指摘されているトランプは言動に品性がないイメージにも問題があるようだ。22日のビジネス.インサーダーによると、2008年の選挙報道でピューリッツァー賞を受賞したポリティファクトは今年の「年の嘘」として 「キャンペーンで多くの虚偽表示」が最も多かった人物としてトランプを選んだ。

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