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トルコの地理的利便性:シリア、イラク、北アフリカ及びヨーロッパとの通路

トルコのイスタンブールにある観光地で発生したテロ攻撃はISISによる自爆テロであると1月12日報告されている。 米国の無人機による空爆作戦に参加しているトルコ政府に怨念を抱くイスラム国(ISIS、ISIL)の標的になっている可能性が高い。昨年から続いている大規模な攻撃および脅威的な死者数は、特に多数の人々が訪問するトルコの観光地が危険であることを示唆している。米国主導の空爆戦略に参加している同盟国で、ISISとの戦いを宣告する国は最もテロ攻撃のターゲットになりやすいようである。しかし、 テロ攻撃が連続的に発生しているトルコは幾つかの理由により、ISISの標的になっている。

イスタンブールは観光地として人気のある地域の一つであるが、もはや安全な国ではない。イスタンブール政府は、観光スポットとして知られているスルタンアフメット広場で発生したテロ攻撃で10が死亡し15が負傷したと報告した。 事件の被害者はほとんどドイツ人であるという。現在のところ、単独犯行であることを示唆する爆破事件の容疑者は1988年生まれ、シリア国籍のナビィール.ファドリであると報告されている。トルコ当局によると、この自爆テロの犯人は最近シリアからトルコに入国したISISメンバーである。トルコは近年多数のテロ攻撃に直面し、ISISのターゲットになっているが、トルコ政府への報復である可能性が濃厚である。

CNNの報告によると、昨年昨年7月20日はトルコの国境に近い町で壊滅的な爆発があり、31人が死亡し、少なくとも100人が負傷した。爆発は正午にアマラ文化公園で発生した。10月10日にはアンカラ(トルコの首都)の駅付近で午前中、平和的な集会が開催されていた時2つの壊滅的な爆破があり、最終的に報告された死者数は97人、負傷者400人である。この惨事の責任が問われる犯人もISIS関連のグループである。 12月17日のグローバル.タイムスの報告によると、国営アナトリア通信社は、クルド労働党(PKK)の反乱軍23人がトルコ南東での2日間の軍事作戦で殺されたと報告した。

クルド.メディア.ネットワークの英語版によると、ISIS戦略を先導している米国にアンカラが米国の空爆作戦に参加することを宣言した数週間後、トルコを脅し、トルコ大統領の打倒を呼びかけている。ISISに属するトルコのメンバーは、イスタンブールの「征服」を呼びかけ、西洋の「十字軍」を援助している大統領レジェップT.エルドアンを非難した。ISISの過激派は、彼等が「無神論者」と呼んでいる PKK及び彼等が 「世俗者」と呼んでいる自由シリア軍(FSA)も攻撃した。両軍はシリアでジハードと戦っている。流暢なトルコ語を話す正体不明のジハード.メンバーによる映像がソーシャル.メディアに公開された後、トルコではISISの脅威が拡大している。エルドアンは「神の法則に支配されなかった」と警告し、 ユダヤ人、十字軍、無神論者のPKKメンバー、世俗者のFSAサウジ家の背教者スパイは「アメリカ人を助けた」と主張した。ISISはトルコの人々に「反乱」と「イスタンブールの征服」を呼びかけている。

8 月 26日、トルコ政府はシリアおよびイラクで展開されている米国主導の空爆作戦に参加し始めた。ビデオはその後に公開された。トルコは、ISISに参加するため国境を通過した欧米数百人の外国人に盲目的であった為、過去に批判された。アンカラの主な焦点は、シリア大統領アサドの除去である。先月、ISISとの戦争を宣言した為、トルコは主にイラク北部でISISと戦っているが、地理的に便利なトルコが集中攻撃されている理由は、シリアとイラクの次に征服する国としてトルコを標的にしているからである。つまり、イラクとシリアがISISに征服された場合、トルコにも新しいイスラム.カリフ制を確立することが過激イスラム国の究極の目的であると推測されている。その理由は ⑴ キリスト教の世界はかつて中東をキリスト教化することを求めたように、最も熱烈な預言者は欧州を征服しようとした。米国は、今でも地球上で最大の軍事力を保持しているが、過去もそうであったように、ヨーロッパ征服にあらゆる手段を独裁的に講じたその戦略的理由で嫌われている。⑵ イラクとシリアは再編成と統合において地理的に自然な目標であるが、レバント(東部地中海)、北アフリカ及びヨーロッパは常に彼等がターゲットにしている地理的領域である。中東からヨーロッパへの通路をまたいでいるトルコ(上記地図参照)は自然で明らかな目標になりやすい。⑶ 第三の理由はトルコの人口動態的要素である。主に世俗的な国家であるが、同国7,000万人以上の人口の約99%はイスラム教徒である。加えて、トルコの問題はクルド民族との憎悪による民族間紛争が「トルコの不安定のルーツ」として、ISIS支配の戦略に有利であると見ているからである。クルド人難民がシリア北部からトルコに溢れている現状は、シリアとイラクでISISが勢力を増せば増すほど、トルコの国内紛争は増加する可能性がある。

複数の情報筋によって微妙な違いがあるが、トルコ人口の96%から99%の範囲で圧倒的にイスラム教徒であり、最も人気がある宗派はスンニ派である。ISISはスンニ派イスラム教の原理を心棒していると言われているが、この過激派グループはトルコを世俗国と見ている。トルコを攻撃し始めたISISの動機は主に宗教的要素があり、米国のISIS戦略に全面的に協力している同盟国への復讐である。

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