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プラスチックの需要は増加傾向を示している。19日に開催された世界経済フォーラムで発表されたエレン.マッカーサー財団の新しい報告によると、業界と消費者の懸命な努力がない限り、海中のプラスチック廃棄量は2050年までには重量的に魚より増大することが警告されている。 世界的に需要が伸びているプラスチックは世界経済に重要な役割を果たしているが、生態系を破壊している現状で強い経済と健全な環境維持に関する賢い統合性が求められている。

マッキンゼー.アンド.カンパニーが分析した世界経済フォーラム及びエレン.マッカーサー財団による新たなプラスチック経済と題する最新報告によると、プラスチック生産は今日推定5%から35年以内に石油生産の20%及び年間の炭素予算の15%を消費する事が予測されている。1964年以来20倍増加し、次の20年で2倍に、2050年には更に4倍に増加し、プラスチックの生産量は推定11億トンになり、重量的には魚より増えると予測されている。また、リサイクルに有効利用されているプラスチックはわずか5%である。つまり、ほとんどのプラスチック包装材は一度だけ使用されているだけで、年間800億から1,200億ドルに相当するプラスチック包装材の95%は、経済的損失に起因している。

新たなプラスチック経済と呼ぶ報告書は「プラスチックの効果的な使用後の経路に関する新たなアプローチを想定し、特に海洋の自然システムにプラスチックが流出することを劇的に低減し、化石原料からのプラスチックを切り離す」ことなど、新しいアプローチを概説している。そのようなシステム変更を達成するためには、消費財企業、プラスチック包装生産業、プラスチック.メーカーの収集、分類、再処理などの企業、都市、政策立案者およびNGOの総体的な連携による取り組みが必要になる。従って、エレン.マッカーサー財団は「グローバルな対話のメカニズムとして機能し、新しいプラスチック経済への転換を推進するためのイニシアチブを確立する」ことを報告している。

プラスチックは現在最も深刻なグルーバル的環境問題になっている。プラスチックは最終的に海洋に流れるため、世界の海洋及び生態系を危機に晒している。プラスチック.オーシャンによると、プラスチックは全て主要な海洋で発見されている。人間の居住区域だけでなく、廃棄されたプラスチックは国際的境界に関係なく、最も遠隔地に侵入し、膨大な距離を漂流する。また、46%のプラスチックは海洋に浮き、最終的に環流に集中する前に数年間漂流する。これらの海流は、大規模な量のプラスチック廃棄物を蓄積する収束ゾーンを作成し、この多くは時間をかけて、風、波、紫外線の作用により分解された粒子状のプラスチックになる。プラスチック廃棄物の大半は「スープ」を作成する小さな粒子である。北太平洋は大半の研究の焦点となっているが、他の海洋研究ではプラスチック廃棄物の濃度は何処もほぼ同じレベルで高いことを示している。学者は少なくとも、インド洋地域は短期間で高濃度のプラスチック廃棄物が発生していることを発見している。この地域のプラスチック消費志向経済に伴い人口が増加するほど、更に悪化する可能性がある。住んでいる場所に関係なく、プラスチック廃棄物は普及し、致命的で、永続的であることが事実である。それは地球のすべての部分に到達し、この問題を解決する全ての人々の責任である。

圧倒的に多くの米国人は、特に飲料水にボトル水を利用している。2012年には約100億ガロンのボトル飲料水を消費したと言われている。卸売店でのケース入りのボトル水は安値で人気があるが、切れる度に購入していると、驚異的な量の空ボトルが増えることになる。10年以上前から、ボトル水は年に数回ほど定期的に1ケースのみ購入し、その空ボトルに濾過技術で清浄 された水を注入して飲んでいる。空ボトルを繰り返し利用することで、大幅にプラスチック.ボトルを減少させるよう努めている。しかし、空ボトルを必要以上に長期的に使い過ぎると、衛生上の懸念も出てくるため、定期的にリサイクル.ショップに持参している。また、食品の買い物には多数の布製のリサイクル.バッグを利用している。

ボトル水の安全性については確実な事は不明であるためボトル水に頼る必要はない。FDAはボトル水を食品として扱っている為、出源を明白にし、化学的、物理的、微生物および放射線汚染物質の許容レベルを要求しているが、完全に安全であるという保証はないと述べている。一方、最近のフィルター技術は水道水に含まれる化学物質をかなり減少すると言われているため、家庭でそのようなフィルター技術を利用する場合、実際ボトル水が必要な時は緊急時のみに限定される。95%のプラスチックはリサイクルされていないとの報告はショックであるが、新しいプラスチック経済への転換を推進する組織の報告は、地球の全ての人々がプラスチック包装材を賢く利用する工夫を促している。様々な個人のリサイクルは長期的には環境保護に役立つとことは確実である。

 

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