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ドナルド.トランプのキャンペーンの元女性主催者は性差別の苦情書を公的機関に提出していた事が昨日判明した。投票前日のこのネガティブなニュースはマイナスであることをトランプは懸念した。アイオワでは1日の今夜予備選の指名投票が始まるが、夜半からの天候は嵐になる模様である為、投票の出足は不明である。クリントンおよびトランプのキャンペーン側は天候に関係なく楽観的である。アイオワで勝利する事には幾つかのメリットがあるが、決定的なものではない。事実、近年大統領選の歴史において、同州で勝利した共和党候補者は全員総選挙で敗北している。

最初の指名投票が行なわれるアイオワの予備選で、トランプは50%以上の確率で最初の指名獲得を果たす可能性があると言われていたが、選挙前日に良くないニュースが報道された。31日のニューヨーク.タイムスによると、1月14日に解雇されたトランプのキャンペーン主催者は性差別による苦情書を提出していたことが判明した。エリザベス.デビッドソン26歳は、男性と同じ仕事をしていて、女性への支払いは極端に少ないと報告した。男性は集会を計画し、集会で話すことも出来るが、彼女が同じことをさせてくれるよう要求した時、無視されたと述べた。また、彼女と他の若い女性ボランティアがトランプと昨年夏集会であった時、外見に関して「君達はかなりダメージを与える」と言われたと述べた。

彼女の苦情はダベンポート公民権委員会に28日提出された。N.Y.Tとのインタビューでトランプは彼女を知らなかったと言い「私の人々は私に彼女はひどい仕事をしたと言いました」と語った。しかし、一緒に撮影した写真が紹介された為「知らなかった」との発言は虚偽である。また、トランプはN.Y.Tが彼女の苦情を報道したことについて「このような話は私のキャンペーンを損傷する恐れがあります」と語ったという。デビッドソンはアイオワ州のキャンペーン.リーダーとの人間関係に問題があって解雇されたことになっている。彼女は「第三者に彼女のキャンペーン.リーダーに関する誹謗のコメントをした為、雇用契約の秘密保持条項を破った為、解雇されたと言われた」が、キャンペーンのリーダーについてニュース.メディアに何も誹謗はしていないと語り、その解雇の理由を否定した。

デビッドソンはアイオワ州スコット郡ベテンドーフ市の彼女の地域で現場事務所を開き「地区代表」というタイトル下で、トランプのキャンペーンの主催者を募集する仕事をしていた。彼女は同じタイトルで同じ仕事をしている男性達は月3,500から4,000ドルの報酬を受け、唯一女性である彼女は2,000ドルしか支払われていなかったことを報告した。彼女の弁護士ドロシー.オブライエンは、彼女の「苦情はダベンポート公民権機関による調査が開始される引き金になる」と述べた。2015年初期、トランプは立候補を発表する前、ダベンポートを訪問したことがあり、その時デビッドソンとトランプは会った事実がある。

このような状況下で、トランプは今朝、これが初めての自分の選挙であると語った。今夜の投票参加率は総体的に40%前後であるとの予測もある。夜勤のある労働者は投票に参加できないことに加えて、夜半からの悪天候が懸念されている。両党のキャンペーン関係者は、天候状況に注目しながら、今夜の投票参加率を予測している状況である。通常、選挙投票日に投票不可能な有権者はメールによる不在投票が可能であるが、生活の為仕事に追われている人たちは、不在投票さえしていないのが現状である。しかし、両党のトップ.ランナーは幾分楽観的な様子を見せている。クリントンは今朝NBCのインタビューで週末12万軒以上の家庭を訪問した為、手応えがあったことを興奮気味に語った。しかし、今朝公表された世論調査はライバルのバーニー.サンダースと接戦になることを示唆している。トランプのキャンペーンは、前例にない多くの共和党有権者から電話があったと述べており、投票率は高いことを楽観的に予測している。トランプはテッド.クルーズを無難な差でリードしている。

トランプに対する性差別の苦情は、彼のキャンペーンにはさほど影響はないかもしれない。彼の女性軽視は今始まったことではない。また、毎年雇用機会均等委員会に提出される男女賃金差別の提訴は圧倒的に多いと言われているため、これが不当な差別であったとしてもトランプは例外ではない。アイオワでの予備選は大統領選の最初のスタートであるということだけが主に重要であり、福音派のキリスト教有権者の投票が鍵になる。アイオワはエタノールの生産地であり、社会保守派の州である。この州の予備選で勝利した共和党候補者は全て、総選挙で敗北していることが近年大統領選の顕著な特徴である。現在、大統領選に再度挑戦し、支持率が極端に低い為、討論会のメイン.ステージから除外されているリック.サントラム及びマイク.ハッカビーに加えて、2008年大統領選の共和党候補者であったアリゾナ州上院議員ジョン.マケイン、及び2012年大統領選の共和党候補者であったミット.ロムニーは全て総選挙で勝利していない。アイオワでの勝利は最終的な指名獲得を保証しないが、メディアからの注目、支持者の増大、政策への関心が増加するチャンスになる事が主なメリットである。

 

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