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ジカ.ウイルス感染はラテン.アメリカだけの問題ではく、グルーバル的な問題に発展することが指摘されていたが、WHOはジカ.ウイルス感染の懸念に関する国際的な公衆衛生緊急事態を発表した。フロリダ州4郡で感染が拡大する懸念があり、同州知事は緊急宣言を公表した。テキサス州のダラスでは稀な性感染の症例が確認された。これを受けて、一部地域で感染拡大の懸念が提起されている。ブラジルは自国の法律に基づきサンプルを十分提供していない為、米国を含む先進国での研究開発には限度があることが問題になっている。

WHOは2月1日、最近南北アメリカ地域で報告された神経疾患および新生児奇形は、国際的な公衆衛生緊急事態の懸念である事を公表した。国際保健規則の緊急委員会は、報告された症例がジカ.ウイルス病との間に何らかの関連性があることを強く疑っている。これは「法外な出来事および他の世界に拡大する公衆衛生上の脅威になる懸念がある」と述べている。現在、ブラジル、フランス、米国、エルサルバドルはジカ.ウイルスと小頭症、および他の神経障害との潜在的関連性に関する情報を提供している。

フロリダ州知事リック.スコットは3日、ジカ.ウイルス旅行関連の9症例が人口の多い同州の4郡で報告された為、公衆衛生上の緊急事態を宣言した。同州は蚊を管理する努力を増加するよう州当局に命じた。フロリダは米国で最も人口の多い州の一つであるが、3日のロイターによると、これらの4郡は ① 南フロリダのマイアミ.デイド、② タンパ湾地域のヒルズボロ、③ 南西フロリダ州のリー郡、④ サンタ.ローザ郡である。スコット知事は、温暖な気候でほぼ一年中蚊のシーズンであるフロリダでジカ感染するタイプの蚊は共通した問題であることを彼の行政命令で指摘した。1947年、最初ウガンダで確認されたウイルスは、ネッタイシマカによって蔓延した。

テキサス州ではジカ.ウイルスによる性感染の稀な症例が確認された。ダラス郡の保健福祉省はカップルの一人がベネズエラから帰国した後、感染した一症例が確認されたことを報告した。米国疾病対策予防センター(CDC)はこの新たなケースに直面し、ジカの感染が蔓延している地域に旅行するアメリカ人へのアドバイスを更新した。蚊を避けるだけの対策ではなく、ブラジルを含むラテン.アメリカに旅行する人は、性感染の危険性に注意し、旅行中および帰国後も一般的な避妊対策を約半年間、特に妊娠中の女性は長期的に常識的な安全対策を持続することを提案している。

現時点では性感染は稀なケースであると言われているが、過去には幾つかのケースが報告されている。2日のニューヨーク.タイムスによると、2008年にマラリアの専門家がアフリカで蚊を採集している時、ジカ.ウイルスに感染し、北部コロラドの自宅に帰宅した後、すぐ彼の妻が感染した。この当時、米国にはジカ.ウイルス感染は一例も報告されていなかった。また、彼の4人の子供達も感染していなかった事から、唯一論理的な説明は性行為による感染であった。昨年、フランスの科学者たちは、フランス領ポリネシアで2013年の流行中感染し、その後回復した44歳タヒチの男性の精液中にジカ.ウイルスが生存していたことを発見した。科学者は、過去のこの2例は性感染があり得ると判断した。従って、CDCは2日にテキサス州ダラスで報告されたジカ.ウイルス感染はそのような経路による感染であり、科学者はウイルスが精巣や前立腺に感染することを理論化していると述べている。ダラスの感染者のパートナーは妊娠していなかった為、胎児への危険性はなかったと報告された。

米国で、緊急宣言および性感染が報告された後、公衆保健衛生関係者はブラジルからのデーターがもっと利用できることを希望している。提供されている情報やサンプルには限度があり、徹底した研究を行なうための情報およびサンプルが不足しているのが現状である。4日のAPによると、ジカ.ウイルス感染が蔓延しているブラジルの保健当局は外国の研究所および研究者にジカ.ウイルスの血液サンプルおよび他の遺伝物質を提供することは技術的に不法であると説明している。ワシントンにあるWHOディレクターのマルコス.エスピナル博士は、サンプルの共有には弁護士が関与しなくてはならないと語った。CDCはそのような状況下で、最近ブラジルで死亡した2人の新生児の組織サンプルおよび2つの胎児の検査を実施した為、共有されているサンプルは皆無ではない。しかし、CDCはサンプルの提供は非常に限定されている為、正確なテストを実施するには不十分であると述べている。これまでブラジルが他の科学者に提供したサンプルは推定20以下である。

ジカ.ウイルスを予防するワクチンおよび治療薬はない現状で、サンプル提供の制限はグルーバル的な問題であり、テキサス州のケースは科学者の間で論議を醸し出していると言われている。エスピナル博士は、米国及びブラジル両国の大統領会談を通して、両国の共同体制によりワクチン開発の新たな研究が早急に進むことを提起している。

 

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