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専門家は、最近健康上の利点が提起されているビタミンDは 幾つかの点で健康を援助していると指摘した。また、多くの科学者は自然にビタミンDを吸収することが可能な太陽下での運動を奨励している。運動は心臓病による死亡を減少させるだけでなく、最近の動物実験は多数のタイプの癌の増殖と転移のリスクを減少させることを発見した。

26日に公表されたハーバード大学医学部ロバート.シューマリング医師の報告によると、ビタミンDは ① 関節炎のリスクを軽減し、② 心臓病を防ぎ、③ 脳機能を改善し、認知症のリスクを軽減する。また、④ 免疫機能を改善し、免疫障害のリスクを軽減する幾つかの利点がある。これらは完全に証明されていないが、ほとんど研究結果に基づくものである。ビタミンDの低摂取または血液中の低レベルは疾病や死亡のリスク増加に関連性があることを示唆した。ビタミンDの摂取レベルまたは血液中のレベルが低い人は、特に喫煙している人、運動量の低い人、または他の理由がある人に病気と死亡率の可能性が高くなる。十分なビタミンD摂取は、特に骨の健康を維持する上で重要である。重度のビタミンD欠乏は骨軟化症を引き起こす可能性がある。小児のビタミンD欠乏は、くる病と呼ばれる骨の発達異常による病気を引き起こす要因になる。成人の場合、ビタミンDの低レベルは骨粗しょう症に寄与する。ビタミンDは腸での カルシウム吸収を促進するため及び骨を作るため全ての人々に不可欠である。

また、ビタミンDが身体機能を向上させる可能性があるかどうかを探る研究も行なわれている。研究者は最近、少なくとも70歳で、過去に転んだことがあると報告した200人の参加者を対象に、高用量のビタミンDサプリメントの摂取が高齢者の身体機能の低下を抑えるかどうかを研究した。何人かのグループに低用量ビタミンDを摂取させ、別のグループには高用量のビタミンDを摂取させた。一年後、歩行速度、着座位置から繰り返し立ち上がる能力、およびバランスなど、参加者の身体機能を評価した。しかし、高用量ビタミンDを摂取したグループと低用量ビタミンDを摂取したグループとの間に身体機能の違いは発見されなかった。むしろ、高用量ビタミンDを摂取したグループはもっと転んだことが報告された予想外の研究結果が判明したが、その明白な理由は謎である。しかし、別の研究では非常に弱体化した高齢の女性に高用量ビタミンDを摂取させたところ、著しく改善した症例も報告されているため、高齢者のビタミンD摂取には賛否両論があるようである。

しかし、一般的にビタミンDと運動の関係は証明されている。わずか一日10分から15分程度の日光曝露は太陽からのUVB照射を可能にするため、ビタミンDの血中濃度を増加させることが証明されている。補給剤に依存するより、自然にビタミンDを摂取する方法は外で運動をすることがベストである事を示唆した。スポーツ.エクササイズの医療サイエンス誌10月号に掲載されたハーバード大学の別の報告によると、活発な運動はビタミンDレベルの高さと心疾患のリスク低下にリンクしている。研究者は一週間に3時間以上、ジョギング、バスケットボール、サッカーなどの激しい運動を実行している人は心臓発作のリスクが22%減少することを発見した。また、積極的に運動する人はビタミンDのレベルが高いだけでなく、良いコレステロール(HDL)レベルを高めると述べている。ビタミンDは運動と心臓病のリスクとの関係に何らかの役割を果たしているという事実は、新たな知見であると述べ、運動する人は太陽を浴びる傾向があるため、ビタミンDのレベルを上昇させると研究者は述べている。

最近の動物実験による研究によると、定期的な運動は心臓病のリスクだけでなく癌のリスクを低下させる可能性がある。運動は多数のタイプの癌のリスクを低下することに強い関連性がある。疫学研究は、定期的に運動する人は運動しない人より一般的に病気で死亡する可能性が低いことを証明している。しかし、特に激しい運動は「同時に全身の炎症を短期的に増加させる生物学的ストレスが伴う為、多くの癌のリスク上昇に貢献するとの説もある。ネズミを使った新しい研究では運動と癌に関するこの矛盾説に幾つかの手がかりを提供している。運動はアドレナリン、特定の免疫細胞、および他の化学物質を増大することで癌に対処する免疫系を変化させ、癌の重症度を軽減するかまたはそれと戦うことを示唆している。

ネズミを利用した実験結果が人間に適合するかどうかまだ判明していないが、科学者たちはネズミに黒色腫皮膚癌細胞を移植し、檻の中で車輪を利用した運動を強制したネズミ及び座りがちなネズミの二つのグループを4週間後に比較した結果、 運動したネズミは何も運動させなかったネズムに比較して癌の増殖が遥かに小さかった事を発見した。また、科学者は転移を刺激するため癌細胞をネズミの肺に注入したが、運動したネズミは転移が少ない傾向を示した。この実験は、運動しなかったネズミに比較して、人工的に走らせたネズミに癌の増殖度および転移度が低いことを証明した。最も重要な発見は、強力な癌と戦うことで知られているナチュラルキラー細胞と呼ばれる免疫細胞の種類は、座りがちなネズムより走ったネズムの血流にはるかに高い数値を発見した。従って、この実験は走る事が少なくともネズミの癌に対する抵抗力を増大させることを示唆した。

米国では自然の太陽からビタミンDを摂取できるという利点は意外に忘れられており、活発な運動は血中の高容量のビタミンDレベルにリンクしている事はさほど知られていない。これらの研究は、毎日25分程度太陽の下で運動する事がビタミンD吸収に役立ち、太陽は最善のビタミンD源である事に加えて、脳機能、免疫機能、及び身体機能を向上させ、肥満、心臓病および癌の予防になる多数の利点がある事を示唆している。外での快適速度歩行または走る習慣があるライフスタイルを満喫している人は、室内で座っている傾向がある人より、健康に役立っていることを示唆している。ネズミの実験は、特に走る運動が癌の増殖および転移を遥かに低下させることを示唆しているが、人間を対象にした新たな研究は今後更に増えることが予測されている。

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